組織運営ざっくばらん-矢尾板俊平の心得10カ条
政権でも、組織でも、運営をする、マネジメントをする、ガバナンスをするというのは、大変なことだ。
ぼくも少なからず、そんな経験をしてきて感じたことなどをメモしておこうと思う。
将来、日本経済新聞で、仮に「私の履歴書」を書くときのために、いろいろと書き残しておくことは重要だ(笑)。
(そのときは、政策分析ネットワークで事務局をしていたときのことなども触れるつもり。この話は、もう少し時間が過ぎたら、いろいろと当時感じたこと、学んだことなどを残していくつもり。)
とりあえず、今日は、箇条書きでメモをしておき、そして、後々に、詳しく書いていくことにしよう。
「為政者の心得10カ条」
(1)鈍感でなければならない。
→どうせ、批判をされる。反対意見を持つグループ、マスコミ等々。批判されないわけがないのだから、ひとつひとつの批判を気にしていたら何もできない。批判には、ある程度、鈍感にならなければならない。
(2)胆力を持て。
→何よりも、自分の信じること、大切にしていることを貫くことが重要。そして、それを、最後まで、「やり抜く」ということが、信頼を得る何よりの方法。くじけず、覚悟を決めて胆力を持つことが重要。
(3)非情たれ
→時に優しさは必要だが、決断には非情さが重要だ。
(4)人生は、囲碁の盤上にあるものと心得よ
→状況は、ひとつの出来事によって、大きく変わる。大局観を持て。
(5)情報こそ、攻守の要
→情報収集と分析する能力が重要。情報を制する者こそ、偉業を成し遂げられる。また、情報を加工し、時に、武器として使うことも重要。
(6)権力の源泉とは、「予算権限」と「人事権限」である。
→この2つの権限だけは、誰にも委ねず、自らの手に握り続けるべきである。
(7)「人」こそ、すべて
→どんなに素晴らしい制度であっても、どんなに素晴らしい組織であっても、「人」によって、変わってしまう。適材適所を心掛けるべし。ひとりひとりの個性、長所や短所を見極め、その人に最も適した役割に配置すべし。
(8)1本の矛と3枚の楯
→3枚の楯を並べ玉を守り、1本の矛で攻める。人材配置の際は、必ず、これを軸とせよ。
(9)諫言する者を重宝せよ
→諫言する者こそ、唯一無二の稀有な存在である。
(10)論功行賞は、最も自分が好まざる者から
→さすれば、不平不満は出にくい。
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