サッカー次期日本代表監督

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先日、次期日本代表監督についてのアンケートを実施いたしましたが、お恥ずかしくも、現時点では、下記のような結果になっております。

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岡田武史:6票(30%)
西野朗:1票(5%)
ルイス・フェリペ・スコラーリ:1票(5%)
ホルガー・オジェック:1票(5%)
フィリップ・トルシエ:5票(25%)
矢尾板俊平:6票(30%)
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この他に、ネット上では、ジョゼ・モウリーニョを期待する声も多いようです。また、ヴェンゲルの招へいを期待する声も。

代表監督は、クラブチームの監督と全く違うのは、身近に選手がいないということです。また、チーム作りや選手のトレーニングについても長期的にルーティン化できないというところが苦労をします。すなわち、チームづくりの時間がかなり限られているという点で、その限られた時間のなかで、いかにチームをビルドアップしていくかということが手腕として重要になってきます。

そこで、代表監督は、常に、2つのことを並行的に考えていくことが重要です。ひとつは、パッチワーク的に、自分のフォーマットに合わせて、選手を招集し、結果を積み重ねるというやり方、もうひとつは、長期的なビジョンの中で、チームをビルドアップしていくことです。

オシム監督は、この2つのことをしっかりと時間制約の中で行ってきてくれたと思います。次期監督には、これを継承してもらうことが必要になります。また、サッカースタイルも、「考えて走る」ということを継承していくこと、日本人のオリジナルティを持つことを継承していくことが求められます。

ぼく自身の構想は、4-3-3を基本スタイルに、パスを主体に、ポゼッション&パスサッカーを軸に考えています。ボールを広く動かしていくということが重要になります。また、DF4枚のうち、1枚はリベロ的な役割を考えています。
課題は、2.5列目、3列目から飛び出せる選手です。


         高原
   松井        中村(俊)

    安田  鈴木  小野

 中田(浩) 阿部  中沢  加地

         川口

今日の小野のプレーは良かったですね。早く完全に復調して欲しいです。すべては、南アフリカ大会に行くために。

でも、新監督の初戦がいきなりW杯アジア3次予選というのは、なかなかきついですね。そして、すぐに、東アジア選手権で結果も出さなければならない。

コーチングスタッフは、ヘッドコーチ、戦術分析担当コーチ、チームマネジメント担当コーチ、フィジカル担当コーチ、GK担当コーチの5人体制ですかね。いまのコーチ陣は、あまり変えない方がいいですね。もし、反町コーチが昇格する場合は、江尻コーチが入る感じでしょうか。

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オシムさんの後任

ぼくは、オシムさんに元気になってもらって、そして、再び、日本代表を指導・指揮してもらいたい。
しかし、こうした感情の一方で、現実的な思考をすれば、2月から始まる第3次予選に向けて、準備を始めなければならない。ひとつの考え方は、オシム監督のままで、大熊清コーチもしくは反町康治コーチを監督代行とするプランだ。反町コーチは、今日の五輪代表の試合でサウジアラビアに勝てば、来年の北京五輪までは、準備期間に入る。監督代行の形であれば、兼任は可能だと思う。これは、オシムさんが現場復帰までの暫定措置だ。

しかし、今後の回復状況やさらには病状によっては、現場での指揮は難しいかもしれない。その場合は、新しい監督を選ぶ必要がある。ぼく自身は、オシムさんを総監督アドバイザー、もしくはTD(テクニカル・ディレクター)という形で残ってもらい、新監督と一緒に日本代表の強化に向けた仕事をしてほしいと思っている。

あまり、こうしたアンケートを取ることはしたくなかったのだが、現実的な思考として、次期監督の候補を考えてみたい。

個人的には、オジェック監督という選択肢はあるかもしれないと考えている。すぐに、浦和レッズは否定したけど。
ぼくは、浦和レッズのオジェック後任には、ジョゼ・モウリーニョに来てほしい。

日本代表の方は、オシム‐オジェック‐エンゲルス体制もありかもしれない。
オシムさんとオジェックさんの人間関係を考えれば、この体制は可能ではないだろうか。

岡田武史(日本サッカー協会特任理事)
西野朗(ガンバ大阪監督)
ルイス・フェリペ・スコラーリ(ポルトガル代表監督)
ホルガー・オジェック(浦和レッズ監督)
フィリップ・トルシエ(元日本代表監督)
矢尾板俊平

この他には、ジェラール・ウリエディディエ・デシャンユルゲン・クリンスマンなども候補になってくるのでは??

たぶん、アーセナルを退団することはないだろうけど、日本サッカー界の永遠の恋人アルセーヌ・ヴェンゲルには、一度は、日本代表を率いてほしい。あとは、カルロス・ケイロスを招へいしますかね。もしくは、パウロ・アウトゥオリに戻ってきてもらうとか。

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アジアカップに向けて

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7月のアジアカップのノルマは、「優勝」ということになる。もちろん、これまでより、1年早い間隔での開催で、この大会だけで、監督評価を行うことも危険でもある。これまでは、トルシエもジーコも就任2年目の中間・折り返し地点であった。これと同じ事を、オシムに求めるのは、酷な気がする。しかし、同時に、この大会で結果を残すことは、今後の強化プランに大きな影響を与える。

アジア王者として、コンフェデレーション・カップに出場できるのは、公式戦で世界の強豪と対戦ができるということだけでも、大きなメリットとなり経験になるからだ。

そこで、アジアカップは、「優勝」するしかない。つまり、今年は、目の前の結果の追求と長期的な強化を、同じベクトルの中で、バランスを持たせて、進めていかなければならない、ということである。

ワールドカップ・アジア予選に向けて、2010年の日本代表の基本型を作ることが必要である。その点では、もちろん、海外組は無条件でポジションを取れるということはないが、海外組の合流と融合の実験を行う場として、アジア・カップを位置づける必要がある。

いま、海外で召集できるとすれば、高原と中村俊輔である。それに、稲本、中田浩、松井も招集される資格はある。また、Jリーグでも、小野は復調次第では召集するべきである。

結果を出しつつある、オシム・ジャパン。先日のサウジアラビア戦では、ようやく、つかめてきたということであろう。アジアカップを飛躍の舞台とするべく全力を注ぐべきであろう。

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AFCアジアユース選手権

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AFCアジアユース選手権は、PK戦の末、準優勝。やはり、アジアの壁は、まだまだ高いですね。
黄金世代の時も韓国に破れ、準優勝。その後の、ワールドユースで準優勝という結果を残しました。

今回のユースも、来年のU-20ワールドカップでは、その記録超え、すなわち、優勝を目指して欲しいと思います。

U-17は、アジアを制して、来年の世界大会に出場します。日本のサッカーのレベルは確実にアップしていることは確か。特に、エリート・プロジェクトの効果は確かに出てきていると思います。

ここで、重要なのは、フル代表との整合性と一貫性。それは、戦略の部分だけでなく、ポリシーの部分も含めてです。

トルシエ監督の時は、トルシエが、ユース世代も五輪代表も全て、最終的には兼任したので、この整合性と一貫性はフラット3に見られるように、達成できていた。だから、五輪代表へのユース世代からの選出はスムーズであったし、その後のワールドカップに向けた強化はスムーズだった。2002年ワールドカップの中心は、ユース世代の小野、稲本、中田浩二だった。高原もアクシデントがなければスターティングメンバーであったはず。

これからの強化戦略は、オシム・イズムを、U-17、ユース、五輪の各世代に浸透させ、同じ戦略、戦術、ポリシー、練習方法を一貫させることだろう。

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インド戦

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 バンガロールでのアウェーでした。なんと言っても、電灯が消えたり、犬が乱入したりと、ハプニングの方が目立ちました。フジテレビが煽っていたように、さすがに「神の国」であります。

 さて、試合内容自体は、前半は良かったのですが、後半は緊張感がなくなり、なんとなく、間延びしてしまいましたね。「あー、早く終わらないかなー」ぐらいのまったり感が溢れていました。戦力的には、間違いなく、日本の方が上だとは思いますが、このような気の緩みが敗戦の原因になるものです。

 ボールは回るようになってきましたし、DFラインについては、阿部と鈴木で、かなり安定しており、阿部、今野がリスタートの起点になっていました。これは合格点でしょう。しかし、不満と課題は、まだまだ多いです。

 ひとつは、右サイド。特定の選手名は書きませんが、クロスの精度が悪すぎるのと、視野が狭い。視野が狭いというのは、戦術的選択肢が減るということです。田中(隼)の方が良かったのではないかと思います。

 もうひとつは、FW。播戸は、2得点ですし、これまで日本のFWになく、求められていた動きが出来て合格点です。しかし、もう一枚のFWが全く仕事が出来ていませんでした。ポスト役ならば、もっとポストにならなければいけないのに、ポスト役も播戸がソツなくこなしていました。では、点を取りに行くかというと、それも播戸が対応。はっきり言って、結果の出ないFWはいりません。田中達也もオフ・ザ・ボールなりシャドーストライカーの役割は果たしていたと思うけど、得点がなく、今回外れました。佐藤(寿)も我那覇も播戸も、得点をしている。少なくとも、結果を残している。それなのに、6戦先発し、得点なし、というのは、特に代表では許されないでしょう。しかも、もっと貢献していれば良いのですが、特に、この何戦か、貢献も少ない。11月のサウジアラビア戦に向けて、オシムが決断する重要な点でしょう。最後のチャンスを与えるのか否か。

 中村(憲)も収穫です。特に、あのシュートは素晴らしかった。あのような得点が生まれてくると、リズムや攻撃のオプションが増えてくるので良いことだと思います。

 課題は、ボールが落ち着かないことでした。もっと、落ち着いて、ボールをコントロールすべきところ、かなりミスが多かった。もちろん、グランドコンディションもあるのですが、もっと丁寧にボールを扱う必要はあったでしょう。

 少なくとも、相手がインドでなければ、3点は失っていたと思います。小さいミスをどれだけ防げるのかが、世界で戦うときに必須条件になります。ガーナ戦の失点も小さいミスです。

 もっと、チャレンジをすることも重要です。また、中盤に、もう少しアイディアが欲しかったと思います。

 次戦はホームでのサウジアラビア戦。しっかりと勝つことが、アジアにつながり、世界につながる道です。

 今日のMVPは播戸選手です。あのひたむきに泥臭く得点するというFWが、日本には必要でした。あとは、播戸とのコンビネーションで、もう一枚のFWを見つける必要があります。個人的には、スピードのある速いFWかなと思います。(ポストは、播戸がしっかりとできていましたので。)

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ガーナ戦

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 さて、ガーナ戦。8月以来では、たぶん、オシム・ジャパンにとっては、最も強いチームとの対戦となるでしょう。この試合の意義は、小さな勝ち・負けよりも、経験を積むことにあったと思います。アジアカップ予選は、公式戦なので、どうしても、勝ち・負けに拘る必要があります。さらには、その勝ち・負けのぎりぎりの戦いをすることで、強さを身に付けるという意味があります。今回の試合は、その部分よりも、「世界を知る」という、まさにチャレンジ・マッチなのだろうと思います。

 つまり、目先の勝敗よりも、チャレンジできたかどうかが評価のポイントになります。この試合では、このブログでも常々、登用を提案していた水本と山岸がスターティングメンバーになりました。そして、今野がDFとして出場しました。

 試合には負けたので、もちろん、満足できる結果とは言えないのですが、内容としては収穫が多かったものと思います。ひとつは、DFの安定です。阿部を軸として、水本、今野の3バックが安定していました。ガーナに得点を許した瞬間も、ぽっかりと穴が開いたというより、最後までハミヌにはディフェンスがマークしていましたので、ガーナが巧かったというしかないでしょう。

 試合を見ていて、ワンタッチプレーが増えて、ボールが回る良さが出てきました。あとは、正確なパスとフィニッシュをすることです。その点で、フィニッシュに関するアイディアが、まだ足りなかったということが課題かもしれない。何度か、ガーナがDFラインを高めにきたときは、DFの裏に抜けるようなこともできた。あのようなチャンスを生かすことが、必要だ。課題を挙げれば、駒野のクロスだ。もう少し精度のあるクロスを上げられなければ、今後、苦しいだろう。

 あとは、阿部がもう少し攻撃の基点となって、ビルドして、攻撃に参加していくことができれば良い。FWについては、播戸は得点にはつながらないが、ノっているストライカーとは、こういうものだ、というものが見れました。ノっているストライカーというのは、自然にボールが来て、チャンスがやってくるものだ。

 遠藤については、もう一列、下げた方が、より持ち味が出るのではないかと思いました。そうすると、右の2列目を誰にするのか、ということですが、ドリブルができる選手がいると面白いと思いました。

 徐々に、オシム哲学が日本サッカーに浸透をし始めているということがわかった収穫の多い試合でした。目指すは、2010年です。

(インド戦の想定スターティングメンバー)

    播戸  巻 

   三都主 二川

 山岸       遠藤

      鈴木

今野   阿部  水本

      川口

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ガーナ戦選出メンバー

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ガーナ戦に向けた代表メンバーが選出された。
以前より、本ブログでも召集を求めていた、水本、山岸が初選出された。
これで、ディフェンスが、よりアクティブになるはずである。
播戸の初選出で、どれだけ得点力が上がるかも注目。いま、日本で一番ノっているFWなので、その勢いに期待したい。ただ、相手のDFの裏に入ったり、シャドーストライカー的な役割、運動量で、相手DFをかき回す役割が佐藤寿人だけなので、このあたりは、ポストプレイヤーを見極めて、最終的には、巻か我那覇の生存競争になるだろう。

ぼくが監督であればのスターティングメンバー

    播戸  巻
 
  二川     羽生

    今野 遠藤 

山岸 阿部 水本 田中(隼)

      川口

GK
川口 能活   ジュビロ磐田
山岸 範宏   浦和レッズ
西川 周作   トリニータ

DF
三都主 アレサンドロ 浦和レッズ
駒野 友一   サンフレッチェ広島
水本 裕貴   ジェフユナイテッド千葉
山口 智    ガンバ大阪 *追加招集
青山 直晃   清水エスパルス *追加招集

MF
羽生 直剛   ジェフユナイテッド千葉
遠藤 保仁   ガンバ大阪
二川 孝広   ガンバ大阪
中村 憲剛 川崎フロンターレ
鈴木 啓太   浦和レッズ
阿部 勇樹   ジェフユナイテッド千葉
佐藤 勇人   ジェフユナイテッド千葉
田中 隼磨   横浜F・マリノス
山岸 智    ジェフユナイテッド千葉
長谷部 誠   浦和レッズ
今野 泰幸   FC東京 *追加招集

FW
播戸 竜二   ガンバ大阪
巻 誠一郎   ジェフユナイテッド千葉
佐藤 寿人   サンフレッチェ広島
我那覇和樹   川崎フロンターレ

(選手表は、スポナビより)

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U-17代表

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少し時間が経過してしまったが、U-17の日本代表がU-17アジア選手権で優勝した。イラン戦との準決勝、北朝鮮戦との決勝を見たが、大変、素晴らしい試合だった。個人技のレベルも高いし、よく走れていた。U-19にも伊藤翔のような優れたファワードがいるし、南アフリカの次のワールドカップ、つまり2014年の大会は面白いかもしれない。もしかすると、2010年の南アフリカ大会への抜擢もあるかもしれない。

世界では、10代の選手は珍しくない。良い人材は、どんどんと活用していくべきだ。

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代表選考のポイント

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 次の代表戦は、10月6日のガーナ戦。それまでに、各クラブで、選手たちが、どこまで練習してくるのか、ということが楽しみでもあります。

 現代のサッカーは、パスサッカー主流で、サイドから攻めて行くというのがパターン。基本的に、日本もこの方向で強化を進めていると思う。個人技のレベルでは、アジアであれば高い方かもしれないが、世界に出れば、なかなか厳しくなる。個の力を高めることは当然として、その上で、チームとして機能することで、シナジーを発揮させたいわけであります。

 これからの代表選考に向けてのJの試合でのチェックポイントを上げておきたい。

・左サイドバック
 サイドを支配し、正確なクロスを狙うとともに、相手のサイドバックの裏を付けるという選手が欲しい。ジェフの山岸とかがポイント。

・センターバック
 パワープレーでも安定的に守備のできるセンターバック(ストッパー)が欲しい。

・中盤
 ボールは回るようになってきたが、中盤のタメが課題。落ち着いて、攻撃の強弱を付けられるようにしなければいけない。ここは、小野の復帰に期待。

 また、意識して欲しい動きとして、FWは、外から内に巻きながら入るパターンと、内から外に巻きながら出るパターンの2つの動きを。相手DFをひきつけるような走りを意識して欲しい。MFは、FWを追い越すような走り。つまり、FWが内から外に巻きながら走り出したスペースに飛び込むという形を意識して欲しい。DFは、オーバーラップとシャドーランニングを。

 中盤の組み立てについては、オシム監督の言葉を借りれば、「古い井戸」を使いながら、「新しい井戸」を掘ることが必要。つまり、小野を使いながら、同時に、長谷部、梅崎、本田などを育てていくということを同時にやっていく。FWについては、伊藤翔を、大切に育てていきたい。

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イエメン戦

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 サヌアでのイエメン戦。前半は、眠くなってしまいました。そして、後半ラスト10分ぐらいからの大熊コーチの指示が、やはり印象的でした。そして、オシム監督もかなり大きな声を出していました。(オシム監督が後半の得点チャンスにペットボトルを投げつけたらしいです)

 今日の試合は、守備も比較的安定し、中盤もなんとか組み立てられていた。もちろん、イエメンが引き気味にカウンター狙いであったということはあっても、サウジアラビア戦に比べて、安定していたと思う。ただ、ピッチのコンディションは悪く、なかなかボールコントロールに苦労していたように見えた。ピッチがでこぼこなのか、芝が悪いのか、ボールはうまく転がらないし、勢いを殺されてしまう場面もあった。これは、パスサッカーには致命的だ。しかし、試合を見ていればわかるが、高さでは勝っていた。つまり、やれることはあるということだ。

 今回、阿部がかなりのリーダーシップを発揮し、コーチングもできていたように思える。相手が、1トップ気味で、カウンター狙いなのがわかると、すぐに3バックに修正し、阿部がボランチから左バックに入る。闘莉王を中央に、坪井を右に置く。それにより、左サイドバックに入っていた三都主と右サイドバックの加地も前に上げられた。この対応は、良かった。その後は、阿部が攻撃の基点、攻守のスイッチとなり、ゲームメイクができた。

 しかし、ゴール前のアイディアがなかった。羽生が左の攻撃的MFに入っていて、スペースを広めに使えるようになっていたが、中盤のランニング不足で、スペースはできるけれども、誰もいない、という場面が多かった。また、スルーパスも、グランドにボールの勢いを殺された場面があった。そして、数的有利をなかなか作り出せなかった。田中達也は、ゴール前で面白いパフォーマンスを見せたが、巻とのコンビネーションはうまくいかなかった。

 そのために、決定機を生み出せず、前半は、イエメンの思惑通り、ゲームを殺されたのであった。後半は、さらに足が止まり始め、佐藤を入れたが、中盤はなかなか動かなかった。ひとつは、三都主が後半に入ると機能せず、「次」の動作ができなくなってきていた。重要なのは、ボールを受けて、ボールを出した「次」の動作だ。つまり、パス&ゴーの場面でゴーができなくなっていた。また、闘莉王も疲れが見え始めて、ミスが増えていた。

 ぼくは、三都主と闘莉王の交代を考えた。ピッチのコンディショニングも悪いので、ある程度、パスサッカーからスピードのあるドリブルで仕掛けていくことを考えて、三都主を長谷部に交代、阿部をの中央に寄せ、坪井との2バックで、梅崎を投入という作戦だ。もしくは、3バックのままでいけば、坪井を左にして、右に田中隼磨という選択肢もあるかもしれない。

 オシム監督の判断は、パワープレーで一点をもぎ取るというものだった。これは、オーストラリア戦でヒディンクが日本を相手に負けていたときに、この選択をしたし、サウジアラビア戦でもオシムはこの決断をした。確かに、ピッチの状態が悪いし、高さでは勝っていたので、巻をポストにして、闘莉王を前に出して、FWを一枚増やし、我那覇という選択肢は理論上では正解だ。しかも、三都主が機能していなかったことの穴埋めに、佐藤を左ウイングにして、右サイドは加地、左サイドは佐藤を置き、クロスを入れて合わせていくということだ。ここでポイントになるのは、遠藤で、遠藤が相手の守備を見極めながら、どこからクロスを入れさせるのかを的確に判断し、右か左にボールを出さなければいけない。そのために、遠藤を動かさず、闘莉王を前、佐藤を左に置く大熊コーチのコーチングとなる。

 結果として、これが後半ロスタイムでの我那覇の決勝点になるいうわけだ。リスクは高いが、このリスクを冒さなければ、今日の勝利はなかっただろう。また、サウジアラビア戦でリスクを冒せなかった敗戦の教訓が早速、生きた。

 今日の教訓は、「考えて走る」ということは、臨機応変に走るということだ。教えられた通りやっていては、通用しないことがある。今日は、ピッチのコンディションが悪く、練習してきたことはじゅうぶんに生かせない。このときに、選手が考え、違う攻め方をしなければならない。ひとつはドリブルで仕掛けていくということだろう。ゴール前で仕掛ければ、うまく行けば、PKを拾えるかもしれない。

 世界で戦うためには、柔軟さも必要だ。

 時には、自分たちの型を捨てるというリスクも重要なのだ。(レバノンでのアジアカップ2000決勝のときのように、フラット3を捨てて守るとか、過去にそういうことはできている)

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シャドーランニング(おとり動作)とサイドチェンジ

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 前にも書いたが、得点力問題はFWだけの問題ではない。中盤が組み立てられなければ、ゴール前にボールは運ばれないし、スペースもできない。

 サウジアラビア戦で足りなかったものは、もちろん中盤の組み立てだが、もうひとつは、シャドーランニング(おとり動作)だ。ボールを持っていない選手が歩きすぎていた。もっと、おとり的な動作がなければ、スペースを作れないし、そうしなければ、クロスを入れても意味がない。そういう意味で、サウジアラビアは守りやすかったに違いない。

 直線的な動きだけではなく、もっと、回り込む走りとか、縦の動きとかを工夫する必要がある。特に、サイド争いは心理戦だ。サイドを支配できれば、攻撃の糸口ができる。

 サウジアラビア戦でなかった、もうひとつなかったものは、サイドチェンジだ。サイドチェンジをもっと仕掛けて、相手を揺さぶらなければいけない。

 あたかも法則的に動くのではなく、それこそ、カオスが必要なのだ。積極的にサイドチェンジをして、攻撃的MFやFWは、シャドーランニングをして、相手を揺さぶること、つまり、サッカーはスポーツであり心理ゲームなのだ。

 それと、アーセナルのヴェンゲル監督が欲しいと言った伊藤翔くん。確かに、かなり高い可能性を持った原石だ。もしかすると、U-19だけではなくて、U-21抜擢もあるのでは?平山くんとのコンビは楽しみ。

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サウジアラビア戦

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 「サウジアラビア戦の印象は?」と聞かれたら、即座に「大熊コーチの声」と答えられそうだ。あれだけ、大熊コーチの指示が響き渡ったということは、何を意味するのだろう。

 さて、サウジアラビア戦であるが、前半戦、試合になっていなかったというのが感想だろう。ひとつは、中盤をしっかりと作れなかったことと、ミスが多かった。ボールを回すとしても単調で、何かリスクを冒そうという企みは感じられなかったし、ボールも弱かった。アウェイなので、守備的に行くというのはセオリーなわけだが、オシム監督は、そのセオリーを取らず、攻めに行った。これは、アウェイといえども、勝ち点や今後の展開を考えれば、ここで「学ぶ」ためにも、守備的にならなくて、いろいろと試す価値はあったので、この選択は間違っていない。しかし、選手は、中途半端にやってしまった感がある。攻撃的に行くなら、もっとアグレッシブにリスクを冒さないといけないし、守備的に行くなら、もっと安定させた上で、セーフティに行くべきでもある。しかし、現実はどちらでもなく、消極的であった。守備的ということと消極的ということは、まったくもって意味が違う。

 ここは経験不足が出たと言えばそうかもしれない。大熊コーチの指示を聞いていて、あそこまで指示を出さなければいけないということは、選手がピッチ上で思考が止まっていたということだ。自分が何をするべきなのか、それがわかっていないということだ。U-19とかU-21とかの試合なら、それはあるかもしれない。しかし、A代表で、さらに国際Aマッチなのだから、これはちょっとひどいだろうと思う。前の2戦はホームなので、それなりにゲームができたが、アウェイになった途端、ゲームにならないというのは、「内弁慶」みたいなもので、もっと選手自身が経験を積まなければならない。その意味では、変に、ここで勝って、このまま行ってしまうとか、勘違いしてしまうよりは、良いお灸になったかもしれない。これで、選手たちは、何をするべきか、考えることができるだろう。これも4年後を見据えた投資なら、この敗戦は安いものである。

 課題も見えた。以前に、オシム・ジャパンの緊喫の課題をサイドバックとセンターバックと書いた。前半、まさにサイドバックが機能しなかった。これは、センターバックとの関係もあって、なかなか加地が前に行けなかったという事情と駒野が機能していなかったという事情がある。この点で、闘莉王のオーバーラップというのは、もう一度、考えた方が良い。後半に入り、3バックにした上で、阿部を左に入れ、加地と駒野の守備負担が軽くなり、加地は前に出られるようになった。しかし、左サイドバックはそれでも機能せず、簡単にクロスを入れるだけであった。この試合で、左サイドは確実にサウジに支配されていた。

 もう一点は、攻撃の基点が作れなかったということである。ボールを奪ってから、どこから攻撃を始めるのかが不明確であり、ゲームが組み立てられない。そして、ボールを奪われるという繰り返しだ。羽生を入れてから、中盤は安定してきたが、時間が足りなかった。また、攻守の切り替えも遅かった。

 結局、ピッチ上で、選手たちが好き勝手にプレイしているという構図になってしまったのである。動けていたのは、田中達也ぐらいだった。

 とは言っても、水曜日にはアウェイでのイエメン戦だ。これは高地(2300メートル)なので、サウジアラビア戦よりも環境的にきつい戦いになる。これだけでも大きなハンデだ。まず、左サイドを安定させることと、阿部を攻撃の基点にすることから始める必要がある。無いものねだりはできないから、三都主を下げるということだろう。


               田中    佐藤(寿)

            二川            羽生

                遠藤   長谷部

          三都主   坪井  阿部  加地 

                   川口

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J強化担当者会議で

 我々は、同じ皿の上の飯を食べているのです。利害が一致しないからといって料理にツバを引っかければ、その料理を自分も口にしないくてはならないのです

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リベルタ・ドーレス杯とイングランド代表がベスト8だったことについて(サッカーの進化)

 南米王者を決めるリベルタ・ドーレス杯。日本から見れば、地球の裏側で行われたサンパウロFC v.s. インテル・ナシオナルの決勝戦。サンパウロFCは、「キャプテン翼」の影響で愛着があります。昨年のトヨタカップの覇者でもあります。

 この試合が、日本テレビ系列で放映されておりまして、仕事をしながら観戦していました。

 片や、小泉改革の検証と次期政権の課題を取りまとめつつ、片や、リベルタ・ドーレス杯という状態。。。

 発炎筒が炊かれて、試合中断になるというところが、また、「良い感じ」なのですが、試合も、なかなか動きがあって面白かったです。ただ、12月のトヨタカップのことまで考えて、決勝戦でバルセロナと試合をすることを前提に考えると、いろいろと修正点があるのだろうな、と思いました。そのあたりは、監督は、マルセイユの監督もやっていて、欧州サッカーを知っているわけで、適切に対処してくるでしょう。

 感じたことは、ワールドカップでもチャンピオンズリーグでもそうなのですが、やはり、スピードが断然に上がっているなぁと思います。つまり、ボールが回るスピードです。サッカーも進化しているわけで、どのあたりで進化しているかというと、スピードの面で進化していると。その点について実証しているのは、イングランドがベスト8止まりだったという事実。優勝候補ではあったのですが、リーグ戦から見ていて、明らかにボールがもたもた動いていた。起点はベッカムだけなので、ワンパターン。つまり、次に何がしたいのかがわかってしまう、という状態でした。なので、ポルトガルに敗れるということは、予想をしていました。

 逆に、ドイツなんかは、その点で良いサッカーをしていたし、ポルトガルは、フェリペ采配がかなり当たったということもあるけど、こちらも良いサッカーをしていたと思います。ドイツ-アルゼンチン戦を見ていて、元々、ぼくは、アルゼンチンが優勝候補と思っていて、リカルドとメッシを軸にした速いパスサッカーをやると思っていたのですが、ドイツ戦では、それが出来なかったのが敗因と思いました。

 つまり、21世紀初頭のサッカーは、タレントがいれば、なんとかなるというレベルから、すでに次のステージに入っているという評価です。誰かがエレガントなサッカーをすることが重要なのではなく、スピードのあるシステムサッカーをすることと、最終的な差は監督の采配でしょう。戦術的な駆け引きが重要になってくる。このあたりが、セレソンが迷走している理由なのではないかと思います。ドゥンガは、今後、ブラジルを背負っていく監督になってもらいたいわけですが、まず、従来型のセレソンのサッカーからの脱皮が必要だろうと思います。実は、それを一度やっていて、それが2002年日韓大会のときのフェリペ監督なのだろうと思います。だから、セレソンには、ドゥンガ監督をサポートするテクニカルディレクターが必要だと思います。大切にドゥンガを育てていかなければいけないと思います。その意味では、鹿島のアゥリーオ監督とか良いかもしれません。また、ドゥンガもジュビロでの経験を十分に活かして欲しいと思います。

 その意味では、日本もがんばれば世界に通用するサッカーができるようになるということです。オシム監督の方向性は間違っていないので、すぐに結果が出ることを求めず、じっくりと基礎固めからです。

 このサッカーのスピード・システム革命は、サッカーの世界の序列を本当に変えてしまう可能性があるだろうと思いました。

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決定力不足は、FWだけの問題ではない

 得点の決定力不足は、FWだけの問題ではない。得点するためには、それまでの流れが重要だ。

 つまり、リズム。サイドチェンジや速いパス回しで、ゴール前の数的有利を作り出すことから、点が生まれる。

 シャドーストライカーの動きやリズムの緩急で、相手を霍乱させることも重要だし、リスクを冒して攻めることで、相手にもリスクを冒させることが重要なのである。つまり、相手DFが反則をしなければ止められないようにすることが重要。

 つまり、ゲームを支配するということは、ゲームの流れ、リズムを支配するということなのである。

 そのためには、安定的なDFで攻撃の基点をつくり、アグレッシブでクリエイティブでアイディアのあるMFでタメをつくり、時には、「遊び」の部分をつくり、勇気がり自信のあるFWが決めるということが重要である。

 決定力には、チームに安定的でかつアイディアが必要だ。そのため、「頭を使って走る」ことが必要なのだ。

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オシム・ジャパンの課題

 先日のイエメン戦で、オシム・ジャパンの課題が見えてきた。これは、むしろ、オシム・ジャパンというよりも、日本サッカーの課題である。もちろん、決定力不足という、これは、10年ぐらい頭を抱えている従来の課題はあるのだが、さらにDF陣の課題である。

 ひとつは、センターバックの不在である。もちろん、センターバックについては、今の代表メンバーでいえば、坪井、闘莉王がいて、阿部も千葉ではそのポジションに入ることも多いし(役割的にはリベロになる)、オシム監督が言うように加地や駒野もできるだろう。しかし、かつての秋田とか、森岡とか、中澤といったタイプの選手がなかなか見つからないのである。例えば、2バックになった場合、1枚は安定的なセンターバックが必要だろう。

 闘莉王については、現在のままでは、そのうち、代表に呼ばれなくなると思う。なぜならば、闘莉王のオーバラップのは、ゲームの流れとか戦術的なものではなく、好きなときに上がっているように見えるからだ。これは、オシムの言う「頭を使いながら走るサッカー」ではない。トリニダード・トバゴ戦、イエメン戦では良かったが、今後、強いチームと試合するときは、その落とし穴を突かれ、失点することがあるだろう。これは、非常に大きなリスクだ。

 いまは、闘莉王のフォローをボランチの鈴木が入る形になっているから、問題は生じていない。そうすると、闘莉王は鈴木とコンビで起用する必要があるということであり、戦術的なオプションを自己拘束してしまうのである。

 さらに、イエメン戦で、闘莉王がフリーキックを蹴ったが、これは、ルール違反である。つまり、キッカーは三都主、遠藤(交代後は阿部)で決まっていた。その約束事を破ったのである。これも今後のことを考えれば、リスクが大きい。

 その意味では、リベロに関しては、阿部を起用し、安定したセンターバックを一枚置くことを提案する。その方がリスクが少ないだろう。これは、将来的な小野の代表復帰も含み置いての話である。

 この点については、五輪代表チームからの昇格が大いにあり得るだろう。

 もう一点は、サイドバックである。イエメン戦では、右に加地、左に駒野(途中から三都主がポジションに入る)だった。加地については、コンディションの問題はある。オシムのサッカーを理解できれば、適用する可能性がある。しかし、左サイドバックについては、駒野や三都主では心許ないのである。結局、クロスやアーリークロスを上げるだけになる。攻撃の基点、つまり、守備でボールを奪ってからの起点には、なかなかなり得ないのである。そこで、両サイドバックについても補強が必要である。

 実は、候補はもういる。それは、ジェフ千葉の水本と山岸である。

 このような視点で、Jリーグの試合を視ることにしている。つまり、ディフェンス陣の再構築である。

 今日は、グランパスの本田が良かったようですね。それに、小野が徐々に良くなってきているように思える。来年のアジア杯に間に合えば、かなり面白いサッカーできるようになる。というのは、小野こそが、アイディアをゲームに持ち込めるからだ。


              田中   巻

          松井         羽生

              小野  佐藤(勇)

        山岸  阿部  (  )  水本

                 川口   

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技術委員会の強化を

 これまでの代表監督情報は、こちらです。

 オシム監督については、ぼくは4年間、お願いしたいと思うのですが、ただ、協会側も常に監督評価はするべき。その上で、強化策を実行していく必要があると思います。

 ひとつは、監督交代を想定した上でのリストアップは常にしておくべき。何があるかわからないし。それと、コーチのリストアップも。たぶん、オシム監督もプロとしてのコミュニケーションを協会にもマスコミにも求めていると思う。

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インタビュー:ジーコの解任、W杯前に考えた=川淵会長

 オシム・ジャパンではなく、ジーコの話ですが、こんな話が出てきました。

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インタビュー:ジーコの解任、W杯前に考えた=川淵会長2006年8月17日(木) 19時8分 ロイター

 [東京 17日 ロイター] 日本サッカー協会の川淵三郎会長が17日、ロイターとのインタビューに応じ、FIFAワールドカップ(W杯)ドイツ大会前にジーコ前監督を解任する考えがあったことを明らかにした。
 日本は、W杯1次リーグF組で1分け2敗で敗退、ジーコ前監督は、契約満了となるW杯後に退任した。
 川淵会長は、日本代表がアジア予選で苦戦する中、ジーコ前監督を交代させることを考えたが、W杯出場が決定したので解任する理由がなくなった、と話した。
 また、ジーコ前監督が、鹿島アントラーズでテクニカル・ディレクターを務めていた際には細かい指導を行っていたが、日本代表の指導に関しては傍観的なアプローチをとり、チーム内には方向性が不明瞭になっていた選手もいたことを認めた。
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 これは、2005年2月9日に、埼玉で北朝鮮に辛勝して、3月25日にテヘランでイランに負けたときですかね。そして、3月30日に、埼玉でバーレーンに辛勝。あのときは、結構、厳しい状況でしたよね。そのとき、確かに、ジーコ解任して、オシムに任せてはみたいな話は、まろまろ堂さんとしていたような気がします。その後、ぼくは、米国に行っていて、マナマでのバーレーン戦、バンコクでの北朝鮮戦は見れなかったのだけど、マディソンで池上さんに、オシムいいですよぉ~という話をしていました。そういえば、「ジーコは運はいい」と言ったら、「神様に運がいいとか言っちゃダメ」と言われた。そのとき、マディソンの街を走りながら、オシムサッカーのポイントについて話していた気がします。

 一年後に、本当に、オシムが代表監督になるとは思わなかったですね。

 当時、ジーコを解任できなかった背景には、後任がいなかったからだと思います。ターニングポイントは、3月30日の結果次第だったのでは。たぶん、テヘランで解任したところで、5日後に埼玉で試合なので、エドゥーが代行するだけなので、3月30日に埼玉で引き分け以下なら、解任ということだろう。その時点であれば、5月22日のキリンカップまでに後任を選べば良い。しかし、ヨーロッパではシーズン中で特にリーグ佳境だし、なかなか現職監督は難しい。Jも始まったばっかりだし、後任は選びづらい。その状況の中で、なんとか30日に勝った。そして、生き延びて、キリンカップ。ここで2連敗。ここで2つ目の推測。もしかすると、6月3日のバーレーン戦が次のターニングポイントだったのでは。ここで引き分け以下で、ジーコ解任、エドゥー代行。エドゥー代行のまま、バンコクで試合して、日本に戻り、そのままドイツでコフェデレーションカップ。帰国後に、新監督就任というシナリオだったのではないか。ちょうど、東アジア選手権まで一ヶ月あるし、欧州のリーグ戦もオフだし、監督選ぶには良い状況。このときの候補は、ヴェンゲル、エメ・ジェケ、デシャンあたりだったのでは?ただ、見事に6月3日は勝利して、そういう状態は起きなかったということかな。

 確か、トルシエも、そういうときありましたね。

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アジアカップ2007の原型

たとえば、こんな感じでは、いかがでしょうか。
課題は、左サイドバックです。

           田中(達)    巻

        松井            羽生

          佐藤(勇)  今野

       田中(隼)  阿部  松田  加地

                川口

・山岸
・駒野
・闘莉王
・坪井
・長谷部
・小林
・中村
・鈴木
・佐藤(寿)
・我那覇

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以前にも申し上げたが、それを決めるのは私だ。

2006年08月16日
イエメン戦後 オシム監督会見(・2)
AFCアジアカップ2007予選 第2戦
(スポーツナビ)

オシム監督の発言・ピックアップ
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率直に申し上げて、今日の試合はスポーツジャーナリストである皆さんには不満の残る試合ではなかったかと心配していた。ところが、そういう内容の質問が出てこないことが不思議で仕方がない。私は決して逃げることはしない。(会社などから)聞けと言われた質問ではなく、皆さんが聞きたい質問をしてほしい。堂々巡りではなく、率直な質問をぶつけてほしい。日本のサッカーの何が一番面白いのか、それを書くことを皆さんは仕事にしているのではないのか?
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 日本は豊かな国だから、ハングリー精神は育ちにくいのかもしれない。しかしそれなら、ヨーロッパで経済的に成功している国、例えば英国やドイツのサッカーが弱くないのはなぜか、ということも考えないといけない。つまり経済的ではない動機、サッカーを強くしたい、サッカーを普及させたいというモチベーションを作ることは可能だと思う。それは誇りであったり、名誉であったり、楽しみであったり、お金では計れないもの、そこに自身のエネルギーを投入したくなるような環境を作ることが大事だ。私自身はそれほど経済的に豊かでない国の出身だが、サッカー選手というのは非常にリッチな存在だった。そういう意味では、日本のサッカー選手に「もっとハングリー精神を持て」と批判することはできないのではないか?
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皆さんとは事前に「こういう記事を書いてください」とお願いすることはできないが、日本のサッカーをもっと強くするためには、もっと走る、もっとアグレッシブなチームをもっと(Jリーグで)増やさなければならない。そのためには、ある部分を犠牲にする必要がある。例えばそれは、プレーのエレガントを犠牲にしなければならない。エレガントであることと、効果的であることは両立しないことが多い。それが両立しているのは、多分バルセロナだけだろう。
(プレスオフィサーが「次で最後の質問に」と言って)以前にも申し上げたが、それを決めるのは私だ。
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 こちらからひとつ、申し上げておきたい。今の話とはぜんぜん違う話だ。来月またイエメンと対戦するが、まったく違うチームになっている可能性がある。ギリシャ神話にも似た話があるが、自分の土地に再び踏み出したときに、エネルギーが大地から湧き上がって兵士の体を満たすということが、もしかしたらホームのイエメンに起こるかもしれない。だから今日の試合で勝っても、また次の試合で楽に勝てるとはまったく考えていない。今、こういう話を申し上げた方が、皆さんはがっかりしないだろう(笑)。
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 あまりにもエレガントなプレーヤーは難しいかもしれない。普通に美しいプレーヤーはどうか? 格好いいかもしれない。美しいプレーをして、その結果はどうなるか? その結果を考慮したい。美のために死を選ぶという選択はある。だが、死んだ者はサッカーができない。美しさを追求して死ぬのは自由だが、そうなるともうサッカーではない。現代サッカーのトレンドはそうではない。今はどんなに美しいプレーをしたかではなく、何勝したか、それが求められる。残念ながら。
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イエメン戦について

 オシム監督日本代表の初公式戦のイエメン戦は、2-0で勝利。結果だけ見れば、十分な結果だろう。ホーム&アウェイ方式では、ホームの試合を勝っておくことは重要だ。ただ、内容は、かなり不満の残るものであった。しかし、不満な内容ではあったが、今後、戦っていく上で、いくつかのヒントは得られたと思う。

 まず、前半戦だが、誰の目から見ても、ボールが回っていなかった、人が動いていなかった。ボール支配率は、圧倒的に日本ではあったが、攻めあぐねていた。イエメンにとっては、アウェイなわけで、H&A方式で、アウェイでは守備重視にするのは常套策だ。まずは、「負けない」ことが重要になる。つまり、「勝つため」のリスクはできるだけ避けることが必要だ。たぶん、ホームもアウェイも関係なく、同じ戦い方をするのは、ブラジルぐらいだろう。
たぶん、バルセロナだって、アウェイでは危険な戦い方はしないはずだ。

 つまり、イエメンの戦い方は正攻法であり、日本は、それを前提に戦わなければいけない。イエメンは、ゴール前に、7人の選手を集めて、徹底的に守った。日本は、その周りをぐるぐるボールを回すだけ、というのが、象徴的であった。日本は攻めあぐねていたし、たぶん、守備意識が落ちていた。これは、下手をすると、一発のカウンターを仕掛けられる可能性がある。たとえば、同じ中東のバーレーンなどは、カウンターサッカーをしてくるので、守備のスキを突かれる可能性がある。

 ここで、重要なのは、リズムを変えることである。ひとつは、選手が走ること。ポジションチェンジをすること。サイドチェンジをすることなど、リズムにアグレッシブさを積極的に取り入れることが重要になってくる。選手が走れば、マーカーも引っ張れる。つまり、スペースを広く使うことで、ゴール前の数的有利を生み出すということが重要だ。そこで、選手がとにかく走り、ボールを速く回すことが必要なのだが、日本はそれができなかった。

 察するところ、イエメンペースのリズムで、日本の選手の良さを消されていたのではないかと思う。この点では、イエメン側は、「してやったり」というところだろう。

 そこで、オシム監督の選択は、駒野を下げ、中盤に羽生を入れるという選択だった。羽生の入った後半、羽生のランニングにより、スペースが徐々に広く使えるようになっていった。イエメンの仕掛けたリズムを崩していき、阿部が活きてくる。そこで、1点目のコーナーキックを生んだのは、羽生のプレイである。それを阿部が決めることで、イエメンの仕掛けたリズムを完全に崩したのである。オシム監督のやりたいことができた瞬間だ。

 次に、遠藤に代えて、佐藤勇人を投入し、徐々に阿部を起点にボールが回り始める。中盤が生き返ってきたのである。それによって、佐藤寿人のゴールが生まれる。これも、オシム監督の狙い通りだ。

 今日の試合から得たことは、走らなければいけない、ということだ。そして、クレバーにボールを回すことで、ゲームを支配するということが、オシム・サッカーの目指すところだということである。

 また、オシム監督の采配は、見事に当たった。絶妙な交代であったし、その交代は、それぞれ、オシムがやりたいことのメッセージがはっきりしていたものであった。つまり、日本の未来をオシムに託してもいいということが、実証されたということだ。

 そして、オシム・チルドレンである、巻、阿部、羽生、佐藤勇人を見ていて、オシムに任せれば、日本は強くなるということだ。これから、オシム・チルドレンである巻、阿部、羽生、佐藤勇人が日本代表の軸になるのは間違いない。ここに、水野、水本、坂本なども入ってくる可能性がある。ここに、田中達也、松井大輔などが加わったチームがオシム・ジャパンの原型になるだろう。

 楽観論は良くないが、次につながる試合であったと思う。

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イエメン戦先発

速報です。
18:55

Kawaguchi
Komano
Tullio
Tsuboi
Kaji
Santosu
Suzuki
Abe
Endo
Tanaka
Maki


  Tanaka Maki

Santosu Endo

Abe Suzuki

Komano Tullio Tsuboi Kaji

Kawaguchi

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オシマニア

 オシム監督のファンのこと、これから、オシマニア(オシム・マニア)と呼ぶのはどうだろう。

 たぶん、オシム・チルドレンだと、コーチや選手のことになるから、オシマニア(Oshimania)!

 オシマニアとしては、今夜は、神宮の花火大会よりも新潟のイエメン戦でしょう。

 オシムと一緒に南アフリカに行こう。

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イエメン戦に向けて

 オシム監督の記者会見(by スポーツナビ):

 とくに、この発言に感銘。

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「ピッチで指示を待ち続けていたら、試合には負けてしまう」

――一般的には教えられて育つことが多いので、自分で判断して行動を起こすことに慣れていないと思う

 残念ながらサッカーとはそういうものではない。ピッチで指示を待ち続けていたら、試合には負けてしまう。私が何を言うか待っているような選手はいらない。サッカーは自分でプレーするスポーツである。対戦相手に「待ってくれ」と言ってタイムアウトを取って、監督の指示を仰いだり、ピンチヒッターやピンチランナーを投入して局面を変えるようなことはできないスポーツだ。だからサッカーは自分で判断しなければならない。私からはなるべく多くの情報を選手たちに与えている。選手たちはその情報を元に、プレーしながら考える。サッカーは非常にクリエーティブなスポーツである。だから、アイデアのない選手は、サッカーには向いていないのだと申し上げておきたい。
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でも、この発言は、本当に良い発言ですね。

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こちらから特にコメントはない。皆さんの方からサッカーに対する意見がきちんと出たらコメントするようにしたい。スポーツジャーナリストとしてのレベルに達するまで、私は辛抱強く待つことにしたい。
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オシムのサッカーの解剖

 それにしても、オシム先生の練習は、とても合理的だ。

 まず、13日の練習時間は、19時20分から90分間。

 これは、16日のイエメン戦が19時20分からであり、試合時間と同じ環境・状況で練習するというのは、とても合理的。また、練習時間も、ハーフタイム分はないが、90分というのは試合時間そのもの。選手の身体の中に、リズムを取り込ませるという意味で、練習開始時間も練習量も、とても有効的だと思う。

 また、練習も、(1)攻撃4人がDF+GK相手に攻める(スペースを活用しながら、攻撃側の連動した動きを練習)、(2)5対5の練習(マークされているポスト役にパスを通す練習)、(3)攻撃側に4人とフリーマン2人、守備側(GK含む)5人の6対5のミニゲーム(攻守の切り替え、パスの使い方の練習)と、実戦を想定しての意義のある練習だ。

 オシムのサッカーは、「考えて走る」ことだと言われているが、これは、ただ走り回るとか運動量が多いということではない。「走る」ことが前提になって、重要なのは、「考える」ということだ。

 「考える」ということは、何かと言えば、常に、どのように、どこでパスをもらうのかを考えるということ、スペースをどのように作るのかを考えるということ、守備のカヴァーにどのように入るのかを考えるということである。だから、フォーメーションは、トリニダード・トバゴ戦では、4-4-2であったが、実際には、フォーメンションは、試合の状況により、変化していく。それは、監督に指示されるのではなく、自分たちで考えて変化させていくのだ。その練習が上記3つの練習なのだ。

 また、パスを出した瞬間に、次にパスをもらうための動作に入るということが重要になる。オシム・サッカーの基本は、「パス&ゴー」のサッカーだ。さらに、選手は、ワンタッチかツータッチで、しかも速さのあるパスを回していくことで、ゴールを狙うというものなのだ。つまり、「ムービング」がキーになるのである。

 オシムの言う日本化されたサッカーとは、「ムービング」を基本としたスピードサッカーなのではないかと思う。それが、2003年から3年半、Jリーグでの指揮を通じて得た結論なのではないかと思う。

 ただ、この「ムービング」だけで、世界のサッカーのレベルに到達するかと言えば、難しいかもしれない。そこで、ひとつは、必要に応じたドリブルの巧さ、そして、空中を使うためのボールコントロールの巧さである。

 ドリブルに固執することは、危険だが、必要に応じてボールをキープすることは重要だ。それにより、相手の反則を誘うことができる。また、ムービングはグランドのみのムービングではなく、上を使うということである。高さを使うのではなく、パスの出し方として、浮かせたパスを出すこともコースとしてあり得ると考えられる。つまり、クロスやアーリークロスなどである。

 ただ、これらは、オプションである土台は、「ムービング」である。

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オシム監督の正体見たり!! 鬼神様(サンスポ)

 本日のスポーツ新聞の1面は、ほとんど、オシムさん。表現は、鬼神であったり、地獄であったり。
 いや~、ゾクゾクしてきますねぇ~。どんどん、オシム先生には、びしっとやってほしいものです。

 びしっと、オシム先生に指導して欲しいのは、コーチ、選手だけではなく、マスコミもしっかりと教育してもらいたいわけです。以下、13日の記者会見の模様(サンスポより)

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(テレビカメラのライトの前に立ち)

「まるで日光浴に来たみたいだ」

-代表発表当日に練習の意図は?
「質問の意味が分からない。発表した日に練習してはいけないのですか?日本では慣れていないのは理解しますが」

-今回の選手選考のポイントは?
「代表を編成するために必要な選手だということ。ポイントといわれても分からない。真剣に聞いているのですか?ジョークとして聞いているのなら謝ります。もう少しサッカーについての質問をお願いします」

-イエメン戦先発は
「試合が始まる直前でないと私も分かりません。ひょっとすると2人、いや5人かも。トレーニングを見てから決めます。新しくきた選手はなじみがないので・・・。今のは冗談ですが」

-ゆっくりとしたところからスピードアップする練習に見えたが
「スピードの変化はあらゆるサッカーの試合で必要。それがしっかりできるのがいいチームです」

-選手の成長を感じるか
「冗談ですか?1日やそこらでマスターできるなら私は魔法使いですよ」

-千葉の選手は練習をよく理解している?
「特別扱いはしていない。ジェフだけでなく浦和のことも聞いてほしい」

-イエメン戦も勝利だけが成功ではない?
「いつも同じ考え。失敗から学ぶ姿勢がないとやっていけない。負けるのは嫌いだが、禁止しても勝てるわけではない」
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イエメン戦メンバー招集

 8月16日のイエメン戦のメンバーが発表されました。

 メンバーは、こちらです。

 ジェフからは、羽生、阿部、佐藤(勇)、巻、ガンバからは、遠藤、加地が新たに召集されました。
 一応、今回の召集メンバーに今野を加えたメンバーをベースにしていくのでしょうね。メンバーは、やや入れ替えていく可能性はありますけど。

 阿部、佐藤(勇)、巻、加地あたりは、スターティングメンバーに入る可能性が高いのではないかと思います。

         巻     田中(達)

            遠藤

       三都主     長谷部

           佐藤(勇)

    田中(隼) 闘莉王 阿部 加地

            川口

というメンバーは、いかがでしょうか。

登録は、20人までなので、

GK:山岸
DF:坪井、駒野
MF:中村、羽生、鈴木、小林
FW:我那覇、佐藤

が、ベンチという感じですかね。中盤の使い方には、かなり悩みます。

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トリニダード・トバゴ戦

 後半ロスタイムに、ベンチから下がったオシム監督。これが、この試合の評価の全てでしょう。

 もちろん、評価すべき点はあると思います。体力があるうちは、ムービングがしっかりできていたので、三都主の2得点があった。でも、それで、満足してしまってはいけないのです。

 後半を見ていれば、顕著なのですが、やはり体力不足というか走り切れていなかったと思います。もちろん、湿度が75%でしたし、27度の温度なので、90分間走ることは、本当に辛いことなのですが、もっと走らなければ、今後、アジアでも、通用するのは難しいのではないでしょうか。それだけ、アジアのサッカーは進化してきていると言えます。

 オシム監督の方向性は、正しいと思います。「考えて走る」「規律と創意工夫」、これはとても重要です。選手が、短い練習の中で、これをどのように習得していくのか、これが重要になってきます。

 まずが、90分間走り続けることができる体力を、選手には身に付けて欲しいと思います。

 そして、もっと、パスを早く回していくことが重要です。また、サイドをうまく使いながら、中央のスペースを空けていくということです。昨日の試合で、FWが得点できなかったのは、見ていて、わかるように、トリニダード・トバゴは、中央に人数を入れて守備をしていました。その守備が固まる前に、駒野がパスをいれ、三都主の2点目が生まれたわけです。

 もっと、サイドの切り替え、アーリークロスの使い方で、相手の守備を壊すことはできたと思います。

 守備については、早めに相手の攻撃の基点をつぶせたのがよかったでしょう。この点で、攻守の切り替えはうまくいっていたと思います。

 日本のサッカーは、スピードのあるサッカーを目指していくべきだと思います。次のイエメン戦に向け、メンバーの入れ替えがあるかもしれませんが、まずは、「走りきれる」選手がもっと必要です。

 そして、個人的には、小野の復活を期待しています。あのチームにベストコンディションの小野がいれば、もっと面白いサッカーができるのではないかと思います。

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13人だけの招集

 「召集できない大会や遠征しているチームから新しく選ばれる可能性はある。代表とバッティングしたからこういう事態になった。今後はこういう事態にならないようにしてもらいたい」

 「選手の分析をしろということですか。話すことはできますが、非常に長くなります。第一の基準は、全員、日本人であること。これは絶対条件です。それだけです」

 「簡単に勝てるという雰囲気があったら取り消してください。勝つのが当然というのは違う。もし負けたらあの監督はダメという意見がすぐ出るでしょ。もし、私に権限があればトリニダード・トバゴは選ばなかった。強いチームとやるのであればもう1回ブラジルとやる。本気にしましたか、みなさん。詳しく書かなくて結構ですよ」

 昨日のオシム会見より。13人しか招集しませんでした。(笑)

 いやー、JFAへの当てつけ、嫌味、記者への嫌味がかなり効いていて、とてもGOODです。オシムには、遠慮しないで、もっともっと、こういうことをしていって欲しいものです。冷たい水を被らなければ、日本人は、なかなか理解できませんから。

 それで、5選手が追加召集されましたが、イエメン戦に向けての残り5選手の枠。
 たぶん、阿部羽生水本加地家長あたりを召集かな。ここに、松井を加えて、オシム・ジャパンの原型かな。そして、ここに復活した小野が合流すればいいチームができそう。

 一部、報道によると、闘莉王は、チーム引き締めのための人身御供説が出てました。本当にそうなら、オシム監督すごいですね。でも、そのぐらい、引き締めて欲しいかも。闘莉王のポジションは、阿部の方がレギュラーだろうし。

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オシムから学ぶ

 選手・指導者ともに、オシムが日本代表監督になるのであれば、オシムから、学べるものを、たくさん学び、吸収することこそが、日本サッカーのためになると思います。

 これから4年間、オシムを信じて、オシムの哲学を学んでいきたいと思います。時には、負けることもあるでしょう。しかし、それがリスクを冒した、チャレンジした上での失敗(敗戦)であれば、そこから学ぶことができる。だから、リスクを恐れず、果敢にチャレンジして欲しいと思います。

以下、Weekly サッカーマガジン 2006年8月1日号 『オシムを学ぶ』
反町氏との2005年10月4日号に掲載された対談の再録より

オシム「日本のサッカーは、長い間、何かを真似ようとしてきた。たとえば、ブラジルのサッカーとか・・・。でも、そういう時期は終わったんはじゃないでしょうか。日本人は、自分たちに何ができるかを理解するべきです。日本人には日本人にしかできないことがある」

オシム「いろんなことにおいてリスクを自ら冒せるかが重要。いまの日本の選手は、何をやるべきかを周りから決められている。ある程度やったら、「次、何をするんですか」と聞いてくる。そうじゃなくて、自分で打ち破って進んでいくべきじゃないか。そのためには、それなりの自由が必要です。ただ、いま選手は前進できるだけの自由が与えられていないことが多い。選手たちは、監督が考えていることを聞くばかりではなく、自分たちの頭で考え、自分たちの決断でリスクを冒す必要があると思う」

反町「野心を持ってやっていく必要はある。ただ、置かれた現状を理解してやっていくことも大事なことですよね」

オシム「サッカーのチームですから、一瞬で強くなったりするわけでもない。大事なことは、いまの時点で自分たちのゴール、ビジョン、これを成し遂げるというものを選手も監督も考えて、始めなければならないということ」

オシム「挑戦というのは、自分で設定していくものです。選手たちに、この監督には挑戦するビジョンがないと思われたら危険。監督は、選手を挑戦に向かわせる立場にいる。そしてどんなクラブにも、会社員のような選手がいる。すぐに、ああもう無理ですと言うような-そういう選手たちとは、何も成し遂げられない」

オシム「選手は一人ひとりが、責任感を持って、自分の頭で考えることが重要です」

オシム「90分の中で選手の役割は変わる。それだけ賢い選手が必要ということ。そして、その対応力は一日で生まれるわけではない。それだけの練習が必要になる」

週刊サッカーダイジェスト 2006年8月1日号
「イビチャ・オシム その哲学と思考を解き明かす」

以下、小野剛『オシム・スタイルの真髄とは?』より

「それは「考えて走る」ということを叩き込んだのもひとつの要因ですが、それ以上に「サボらせない」環境を作り上げた点に、その手腕の高さを見出すことができます」

「チームのために献身的に動くことで、より個を輝かせることができる。これこそがオシムさんの揺るぎないコンセプトなのです」

「おそらく、「リスクを負わなければ何も得られない」という哲学があるのではないでしょうか。それをしっかり認識した上で、我々も、一緒にリスクを背負うつもりでサポートしなければいけないと思います」

「動けないスーパースターは必要とされないことがワールドカップで実証されているわけで、オシムさんもチームのために動いて、戦い続けることを最低限要求してくるはずです」

以下、谷沢直也『申し子たちと駆け抜けた3年半』の中のオシムの発言
「私がまず考えるのは、選手を自由にプレーさせることだ。ただ選手たちも、一人ひとりが頭の中でシステムを含めたあらゆることを理解し、プレーする必要がある」

以下、加部究『これでやっと「プロの監督の仕事」がしっかりと認識される』より

「ジーコの自由強調は詭弁にもならなかった。何もないから放置し、窮した選手たちが考え、論議し始めただけのことだ。これを自立と呼ぶなら「親はなくとも子は育つ」の論理でしかない。考える力を伸ばすなら、あらかじめ指揮官に狙いがあり、選手たちをそこに導くための方法論が用意されていなければならない」

「導く先が定かでないのに、闇雲に考えさせるのでは、ただの放置でしかないのだ」

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