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足し算と掛け算

いま、正の整数のみを考える。

1 + 1 = 2 だけれど、1 × 1 = 1 でしかない。

3 + 2 = 5 だけれど、3 × 2 = 6 になる。

2 + 1 =3 だけれど、 2 × 1 = 2 になってしまう。

2 + 0 = 2 だけれど、2 × 0 = 0 でもある。

すなわち、同じ数字の組み合わせでも、足し算をした方が大きい場合と、掛け算をした方が大きい場合がある。
足し算をした方が大きい場合は、いずれかが「1」であるとき。

両方が α > 1 の場合は、掛け算の結果が足し算の結果を上回る。

これより、条件や環境によって、政策の組み合わせや制度の組み合わせによる効果が変わることが示唆される。
最適なポリシーミックスを考えるときに、足し算で考えるのか、掛け算で考えるのか、ということも重要である。

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