問わなければならないのは、どのような未来を創るのか
The West Wingの第5シーズンのDVD(日本語版)を遅ればせながら見ています。
NHKの放映が終了してから、オリジナル(英語)版は、第5シーズンから第7シーズンまで購入し、ゾーイがどのようになったのか、一時的な大統領権限の移譲の結果がどうなったのかは知っていたのですが、やはり日本語版で見た方が楽です。
第5シーズンの印象は、チーム・バートレットに、バラバラ感が出て、緊張感も緩んできた感じがします。政権当初の緊張感がなかなか出てきません。これは、2期目で基本方針がズレてきている、というトビーの意見が物語っているわけですが、ドラマとして見ると、よく言われる「アーロン・ソーキン」の降板ダメージによるところが大きいと思います。
こうした緩みを防ぐためには、ある程度のスタッフの交代は必要なのかもしれません。その意味では、ホワイトハウスのスタッフは、クリントン政権でもブッシュ政権でも交代が起きているわけです。
このドラマを見ていて思うのは、国を動かす、政権を作る、というのは、やはり「人間」なんだ、ということです。これは、「官僚たちの夏」とも共通することです。昔は、それこそ、紙と鉛筆で、国を形作っていたのです。
重要なのは、その人々の「想い」であり、「情熱」です。
国というのは、制度であり、そこに人間がいて初めて、国になる。そこには、心もあり、感情もあり、理念もある。そうした中で、制度が作られる。ルールが作られる。
明日、日本では衆議院の解散が行われ、8月30日には、4年ぶりに国民の信任を得た政権が選ばれる。
政権交代は、手段であって、目的ではない。
問わなければいけないのは、どのような理念で、どのような信念で、どのような国を、どのような未来を創るのか、という「想い」であり、その「想い」を実現するための政策です。
8月30日まで、大いに政策論争をしていこうではありませんか。この国の未来のために。


Comments
長期的なビジョンなく対象療法だけ繰り返している組織は砂上の楼閣です。いまの日本には企業から教育機関までこんな実情のところがめずらしくないのでしょう。たいてい、こんな組織では俯瞰的な視野をスタッフが持ち合わせていないので、目の前のことを見通しなくする毎日で、仕事をした気になっている場合が多いのだと感じています。俯瞰的な視野をもてるスタッフは、違和感を感じ、改善に力を尽くそうとするでしょう。このような努力を受け入れる組織は存続し、できない組織は淘汰される。やはり、人間が重要ということなのでしょう。
Posted by: アイスコーヒー | July 24, 2009 at 05:35 PM
その通りだと思います。
そして、改善をしようとするスタッフが、その組織の中で不利な立場になるということも多いとも思います。
組織のイノベーションを続けることが、そうしたイノベーションに挑戦できる人間が重要なのだと思います。
Posted by: shumpei | July 24, 2009 at 06:38 PM