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「麻生おろし」の先にあるもの

自由民主党の党則に規定される党所属国会議員の3分の1以上の署名が集まった以上、両院議員総会を開催せねばならないだろう。麻生総裁、執行部が開催を拒否できる根拠は、党則はないはずである。

そもそも、両院議員総会を召集するのは、総裁や幹事長ではなく、両院議員総会の会長であり、要望が出されて、7日以内に召集するべきであると決められている。(現在は、若林正俊参議院議員)

明日にでも開かれるであろう両院議員総会では、「党の運営及び国会活動に関する特に重要な事項を審議決定する」ことになる。重要な事項とは、「総裁選の前倒し」か「解散時期の引き延ばし」であろう。

ポイントは、総裁選が本当に可能かどうかである。総裁公選規程では、「総裁選挙の被選挙権を有する者は、党所属国会議員とする」としており、来週の解散後に、総裁選を行うと、現職の衆議院議員は総裁候補とはなれない可能性がある。しかし、参議院議員は候補資格を得ることができるので、実施は規定上、可能である。

つまり、現行規定をそのまま適用すると、舛添要一参議院議員は総裁候補となれるが、鳩山邦夫衆議院議員は総裁候補になれないということになる。衆議院議員が被選挙人となれない変則的な総裁選になる。

ここが、麻生総理が、8月18日告示、8月30日投開票なのに、解散を来週に行う理由ではないかと考えられる。

それでは、解散後に総裁選を行うとしたら、何が必要となってくるのか。その選択肢は1つである。
ひとつは、総裁公選規程を、両院議員総会で改正し、党所属の国会議員ではなくても、党員もしくは公認候補者であれば、国会議員の推薦20名以上があれば、被選挙人になる資格を得られるようにする。これは、東国原宮崎県知事の「私を総裁候補にするならば」発言と結びついてくる。

今回の両院議員総会の要求の真意が、「麻生おろし」の先にある「総裁選の前倒し」なのか「解散の引き延ばし」なのか。いずれかによって、両院議員総会でやるべき内容が変わってくる。

自由民主党 党則

第 三十三条 両院議員総会は、党の運営及び国会活動に関する特に重要な事項を審議決定するものとし、特に緊急を要する事項に関しては、両院議員総会の決定をもって党大会の議決に代えることができる。ただし、党大会の議決に代える場合は、構成員の三分の二以上の出席がなければ審議決定することができない。

第 三十五条 両院議員総会は、会長が招集する。党所属の国会議員の三分の一以上から招集の要求があったときは、会長は、その要求があった日から起算して七日以内に、両院議員総会を招集すべきものとする。

総裁公選規定
第 九条 総裁選挙の被選挙権を有する者は、党所属国会議員とする。

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Comments

ルールは都よく弾力的にということでしょうか?こんな組織多いですよね

Posted by: | July 20, 2009 at 01:15 AM

そうですね。
総裁公選規程に関して、今回は手続き的に問題だと思います。支持も得られないと思います。

Posted by: shumpei | July 20, 2009 at 01:27 AM

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