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自民党と麻生という2つのカンバン

昨日の不信任案の否決は、自由民主党にとって、自縛の足かせになるのではないかと考えている。

その意味は、「国会の議決の重さ」である。少なくとも、国会での投票行動を自ら軽視することはできないし、その投票行動と矛盾する行動(すなわち「麻生おろし」)は取りにくくなるだろう。

8月30日投票というスケジュールは、ほぼ規定路線になりつつある。これから、長い夏が始まる。解散は来週であるが、参議院での問責決議案の可決に伴い、実質的に国会の審議が終了したことにより、約1ヶ月半のマラソン的な実質選挙期間を迎える。

ポイントは、自由民主党は、「麻生」で戦うのか、ということである。
「総総分離論」なども出てきているが、総裁選を前倒しして、8月18日の告示日までに新総裁を選出して、選挙戦に突入という方法もあるだろう。

つまり、総理大臣は、「麻生」だが、選挙の顔は、新総裁で戦い、選挙後に、自公で過半数を得られれば、その新総裁が総理となり、過半数を得られなければ、野党のリーダーとなる、ということである。もちろん、お盆休みの関係で、8月18日公示、30日投票というスケジュールなのだが、こういう奇策も可能である。総裁選を総理選びの予備選挙と位置づけ、開かれた総裁選を行い、マニフェストも争い、予備選挙で勝った候補のマニフェストを自民党のマニフェストにする、ということになる。これによって、ある程度、マスメディア的に民主党のインパクトを薄める効果が得られるかもしれない。

もうひとつのアイディアは、反麻生グループによる新党結成である。総選挙後の政界再編をにらみ、キャスティングボードを握ることを考えれば、この選択肢はありうる。総選挙の結果は、もちろん、ドラスティックな結果となる可能性はあるが、現在のところ、自民党も民主党も200議席前後を争う結果になるのではないかと考えている。両党とも180議席程度であれば、第3政党が政権のキャスティングボードを握ることが可能である。

第3の道として、離党・新党結成はしないが、事実上の分裂選挙にするということである。執行部とは別のマニフェストを掲げ、民主党のポジショニングを奪いつつ、票を取り込むというプランである。

8月18日までが勝負であろう。

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