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渡辺喜美の決断、小沢一郎の覚悟

渡辺喜美元行革担当大臣が、麻生太郎自由民主党総裁に、果たし状を叩きつけた。

麻生総裁へ物申す

ぼくは、12月26日の会見で述べたように、政府予算案には反対で、給付金、二次補正、平成21年度予算の修正を求めてきたし、解散もしくは予算成立・選挙管理内閣を作ることを考えてきたので、渡辺氏の意見にはおおむね同意である。

年末の「週刊エコノミスト」で、高橋洋一氏(東洋大学教授)が、政府通貨の発行を提言していたことを考えると、渡辺提案のブレーンには、やはり高橋洋一氏がいるかもしれない。

この渡辺氏の行動に対して、党内では、批判的な意見は出ているものの、表立って同調する動きはない。
同調をする人がいないというよりは、流れを見極めているというところだろう。

ここで、小沢一郎民主党代表が、あるカードを切れば、一気に政局になだれ込み、麻生内閣にトドメを刺すことができる。そのカードとは、「渡辺グループ」への選挙協力・支援の意思である。

すなわち、渡辺氏に同調し、行動する者については、次期衆議院選挙において民主党は、その選挙区に対抗馬は置かない。現在、すでに立候補予定者がいる場合は、その候補者を比例に回すというものだ。

麻生内閣を倒閣に追い込むためには、何十人もの同士はいらない。17人でいい。17人抜けば、麻生内閣は衆議院で再可決ができなくなるので、死に体になる。2次補正も予算も関連法案も成立しない。最大の水攻め・兵糧攻めである。

17人造反者が出れば、給付金は出せない。すなわち、選挙対策ができない。廃案にした上で、民主党は参議院に、給付金を外した2次補正案を提出し、通過させればいい。このとき、与党が衆議院で新2次補正を否決すれば、「景気対策優先」という麻生総理の言葉は嘘であったということが言える。つまり、この段階で、麻生総理は新2次補正を丸飲みしなければならなくなる。

ここでポイントは、自ら閉門蟄居を解いた中川秀直元幹事長、すでに何らかの動きをしていると噂される加藤紘一元幹事長、山崎拓元副総裁、小泉チルドレンを握る武部勤元幹事長、そして、与謝野馨経済財政担当大臣。

あとは、小沢一郎代表の決断と民主党の覚悟次第だろう。

政治的に正しいことが、必ず、政策的に正しいとは限らない。

今月中に行われる2次補正案の再可決の時が、勝負の時である。

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