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フランスサッカーの憂鬱

フランスのサッカーファンが抱えている憂鬱は、レイモン・ドメネク監督の解任問題ではないか

解任したくても解任できない、という憂鬱だ

EURO2008で、予選リーグ敗退という国民の期待を裏切ったドメネクは、イタリアのドナドーニと同じように解任される運命にあった。しかし、最近のレキップ誌の報道によると、その内幕が暴露されている。それが、今週発売のいくつかの雑誌で、立て続けに取り上げられていた。(昨日発売のNumberの最新号にも取り上げられていた)

要約すれば、ドメネクは、政治的に解任を免れた、ということである。

国民の世論は、すでに、ドメネク解任で固まっている。セルビア戦で負けていれば、クビは飛んでいただろう。
次の敗戦は、ドメネク解任を決定づける。ドメネクが解任されないためには、もう勝ち続けるしかない。

次期監督は、98年ワールドップ組から、ディディエ・デシャンの名前が挙がっている。デシャンであれば、実績も悪くない。あるとすれば、若い、ということかもしれない。

この他には、FFFテクニカル・ディレクターのジェラール・ウリエ、リヨンのクロード・ピュエル、ボルドーのローラン・ブランなどが候補になるかもしれない。パリサンジェルマンのポール・ル・グエンは、リヨンでの栄光は消え去り、この1年間で真価が問われる。

いずれにしても、監督を政治的に決めるのは失敗の原因である。強化委員会なり技術委員会によるレポートに基づいて決めるべきである。

日本も、ネルシーニョを監督にしようとしたときに、加茂周を続投させたということがあった。強化委員会としては、加茂周の交代を求めていたにも関わらずだ。

それに、代表監督は、常に、交代の準備のため、各国協会は、後任をリストアップしておかなければならない。日本代表は、岡田監督に遠慮することなく、後任をリストアップすべきだ。そして、11月までに技術レポートを作成し、最終予選の戦い方を改めて議論するべきである。

ブラジルの国内チームでは、14戦を全て異なる監督で戦うということもありうる。明日、同じ監督がベンチに座っていられるという保証はない。基本的に、3試合、連敗すれば、監督は交代するものである。

もちろん、フランス代表は、ドイツW杯で、ひとつのサイクルが終わってしまったという本質的な問題がある。そして、それをドメネクが認識し、新しいサイクルを作ろうとしているのはわかる。代表監督は、クラブの監督に比べ、与えられる時間は少なく、その作業が困難であることも知っている。

しかし、それでも結果を出さなければいけないのが、代表監督である。
ドメネクがフランス代表のベンチから離れるのも時間の問題であろう。

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