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【連載小説】Team Policy Dragon:Advocacy 12 : 解散(3)

「朝田くん。君も永田町は長いだろう。永田町のレトリックぐらいはわかるだろう。何を純真な青年のようなことを言っているんだ」

「禅譲されないのであれば、力で奪い取るだけだ、ということだ」

「朝田くん。君の党籍は剥奪させてもらうよ。平川くんもだ。あと、残念ながら、これから新党を作っても、政党助成金はもらえないよね。がんばってくれたまえ」

「あんた少数与党になるんだぞ。俺たちがいなければ、予算も全ての法律も国会で通らなくなる。小詰や前川と連携しても、236票。一人がこちら側に来れば、不信任案も通せる。やってやるぞ!」と、朝田は怒鳴った。

「やれるものなら、やってみろ!」と温水も怒鳴り、朝田の胸倉をつかんだ。「やれるものなら、やってみろ。売られた喧嘩は買ってやる。そして、喧嘩をするからには、必ず勝つ。覚悟をしておけ」と続けた。

今にも殴り合いになりそうであったが、SPが二人の間に割って入った。朝田はシャツを正して、「必ず、あなたを政権から引きずり降ろして、私が官邸を奪う」と言った。温水は、「官邸は、お前にも、平川にも、岡島にも渡すつもりはない」と言った。そして、朝田は、「離党届は、後で、秘書に届けさせる」と言って、温水の病室を出た。

「水島、造反した議員をすべて、自主的に離党させろ」と、温水は指示を出した。

「空席になる幹事長と経済産業大臣はどうしますか?」と水島が訊ねると、「人事は、正式には、選挙後に動かす。幹事長代理の細村を幹事長職務代行にする。内閣は、罷免した経済産業大臣は俺が兼務する。細村は、選挙分析のプロだ。あの竹上総理がかつて「俺以外に選挙のことがわかっているやつは細村ぐらいだ」と言うほどの男だ」と言うと、水島は「かしこまりました」と答えた。

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