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疑心暗鬼が社会を破壊する:人間は一人では生きていけない

9月下旬発売の本の原稿に加筆をしました。加筆したのは、消費者政策のことです。

格差問題も消費者問題も共通項があって、それは「市場の失敗」ということなのです。

市場という制度は不完全であって、それをうまく使うためには、なんらかの補完的な制度が必要なわけです。

もっといえば、世の中に、人間も含めて「完全」というものは存在しないので、なんらか、助け合って生きていかなければいけないということです。人間は一人では生きていけないのと同じです。

それでは、どんな補完的な制度を用意してあげるか、ということなのですが、その答えは信頼(=ソーシャルキャピタル)だろうと考えています。

疑心暗鬼(=不信)が高まれば、システムや制度はうまくいかなくなる。もしくは、破壊される(=ディスオーガニゼーション)かもしれない。

日本の長期不況が、デットオーバーハングによる信用収縮を通じて、ディスオーガニゼーションを引き起こしたからと考えられるのと同じように、信頼の低下は、収縮のプロセスを通じて、徐々に市場システムを破壊していくのではないかと考えるわけです。

そこで、消費者政策としては、規制を強化するのではなく、ソーシャルキャピタルを高めていくような政策をしていくべきであると考えています。

市場システムの強化を進めていくことこそが、格差問題や消費者問題を解決するために必要であると考えています。

改革を止めるな! 

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