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クリスマスキャロルの流れる頃には 君と僕の答えもきっと出ているだろう

麻生幹事長や中川昭一さんたちは、「経済対策」という言葉で誤魔化さずに、胸を張って「選挙対策」とおっしゃったら良い。ブレーンになっているのは、リチャード・クー氏らしいが、リチャード・クー氏のケインジアン的な発想については、すでに数年前に決着したはずではなかったか。いま、景気悪化の際に、再び、蘇る ハーベイ街のケインズの亡霊。

いま、財政出動を伴った景気対策は、物価を上げるだけで、物価対策にはならない。マクロ的に見て、賃金が上昇していない現在、物価上昇は、消費や貯蓄の減少を通じ、景気を引き下げる効果があると考えられる。

現在、直面しているスタグフレーションの状況で、物価対策と景気対策は二律背反性を持ってしまうのである。

また、物価を一定と仮定し、マンデル=フレミング・モデルを考えれば、財政出動は円高を進める可能性があるが、所得は増加させない。

さらに、長期フィリップス曲線を考えても、財政出動はあまり効果があるとは言えないし、非ケインズ効果を考えれば、無理な財政出動を行うことは、景気を引き下げる効果を持つかもしれない。(少なからず、景気を引き上げる効果は生まれない)

原則論として、財政健全化路線は徹底して守らなければならない。国債が暴落し、長期金利が跳ね上がってしまっては、もう手の打ちようがない。フィッシャー効果を考えれば、とんでもない名目金利と物価上昇が待っているかもしれない。(以前、麻生幹事長は、「とてつもない国」という著書を記したが、結局、名目金利と物価上昇率が「とてつもない」状態を、いつから目指し始めたのだろうか)

総合経済対策としては、交易条件の改善と円安誘導だろう。物価が上がっているといっても、たとえば、消費者物価指数を見てみると、エネルギー関係と小麦などの原材料関係が大きく引っ張っているという感じだ。世の中全体では、GDPデフレーターを見れば、まだデフレ状態だ。まずは、デフレ状態を解消することから始めなければならない。

その意味では、物価上昇率が高い財を特定し、一時的な指定財に対する輸入補助金などが必要になってくるのではないか、と考えられる。

(短期的対策)
・中小企業のセーフティーネット融資の拡充
・指定財に対するセーフティーネット輸入補助金
・為替の国際協調の実施(円安誘導)

(長期的対策)
・環境技術開発などによる技術革新
(研究開発に関する租税特別措置、補助金の交付など)
・生産性の向上

物価上昇の原因のひとつは、サブプライムローン問題に端を発する金融システムの混乱だ。投機マネーが資源や原材料の取引市場に入ってきていることが原因のひとつだ。金融システムの安定化が達成されれば、ある程度、物価も安定する。

すなわち、景気対策としては、状態を悪化させないような下支え治療をしながら、物価という熱が引きさがるまで耐えるしかない、ということになる。

「クリスマスキャロルの流れる頃には~ 君と僕の答えも~ きっと出ているだろう」(稲垣潤一 クリスマスキャロルの流れる頃には)という歌がある。

クリスマスキャロルの流れる頃には~ 定額減税を、どのくらいの規模でやるのか、という君(公明党)と僕(自民党)の答えもきっと出ているだろう、ということになりそうだ。

いや、クリスマスキャロルの流れる頃には~ 石油と原材料の価格 という 君(ファンド)と僕(消費者)の答えもきっと出ているかもしれない。

その前に選挙になれば クリスマスキャロルの流れる頃には~ 君(投票者)と僕(麻生幹事長)の答えが出ているかもしれない。

政府は、節度があり適切な経済対策を実施すべきである。ハーベイロードの亡霊に唆されず、選挙に惑わされず、骨太の対策を進めてほしい。

そして、あえてもう一度言う。麻生幹事長は、「経済対策」と言わずに、正直に、「選挙対策」とおっしゃったらいい。

改革を止めるな!

総合経済対策

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