« May 2008 | Main | July 2008 »

スタグフレーション

さて、原油高に関しては、いずれは価格が下がり、適正値に戻ると思います。これは、今回の原油高が生産量の問題ではなく、投機マネーの影響が大きいからです。つまり、サプライサイドの要因というより、ディマンドサイドの要因の方が強いということです。ですから、原油高バブルは、そのうち崩壊するという予測です。この時期は、市場の空気次第ではありますが、サブプライム問題の収束が早ければ、来年半ばには下がり始めるのではないかと思います。小麦、大豆などの原材料価格にしても、いずれはバブルは収束するはずです。

スタグフレーションの可能性がかなり叫ばれていますが、このブログでは、昨年の年末から、2008年にスタグフレーションの局面に入る可能性があるので、備えが必要と言う警告を発してきました。スタグフレーションとは、簡単に言えば、不景気なのに、物価が上がる(インフレになる)ということです。つまり、収入が少なくなるのに、支出が増えてしまうということです。

これに対応をするためには、賃金を上昇させるということです。しかし、賃金は、すでにご案内の通り、2003年以降の景気拡張期においても、あまり上昇していないわけです。

賃金が上昇しないということよりも、さらに、問題は、物価の上昇により、仕入価格の上昇分を販売価格に転嫁できなければ、企業収益が縮小します。そうすると、その分、賃金が下がる可能性があります。元々、賃金が上昇していないので、仕入価格の上昇分を販売価格に転嫁するということは、人々の生活は苦しくなります。だから、転嫁しなければしないで、企業の収益が下がるので、賃金が下がるということになります。このような悪循環が生まれるわけです。

だから、もし、物価上昇が投機的要因であり、未来永劫続くということでなければ、物価の下落局面まで、一時的に耐えうる政策対応をする必要があるということです。ただし、賃金の問題は構造的な問題であるので、この点については、経済の構造改革も必要です。

つまり、いまの日本経済は、対処療法と予防療法を、内科的方法と外科的方法を使って、同時進行で進めていく必要があると思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ワールドカップ最終予選に向けて

ーワールドカップ最終予選の組み合わせが決定した。

どのチームとの組み合わせになっても、死闘になる。だから、Aグループで良かったとか、Bグループじゃなくて良かったというのは、あまり意味のないこと。アジアのレベルは格段に上がっている。それは、昨年のアジアカップでも証明されていること。さらに、昨年のアジアカップの優勝国であるイラクが最終予選に進出していない事実からもわかる。

ー最終予選の戦い方は?

予選突破の勝ち点のボーダーは、17点(5勝2分け1敗)というところだろう。ただ、この組み合わせで行けば、どこかが抜け出ていくということも考えられないので、ボーダーは13点から15点ぐらいまで下がってくる可能性がある。つまり、2敗ぐらいまでは持ちこたえられる計算だ。2位通過でも問題はない。確実に、予選を突破するための勝ち点を稼ぐということが重要になる。基本的な戦略としては、アウェイでは、引き分け以上というスタンスで行けば、道は開ける。そのためには、ポゼッション力を高める必要がある。

ーポイントは?

前半のポイントは、11月19日のアウェイでのカタール戦と2月11日のホームでのオーストラリア戦だろう。
そして、6月の3連戦。6月の3連戦は、戦略や戦術というよりもタフさが求められる。6日にウズベキスタンに行き、4日後に日本、その一週間後にオーストラリア、救いは、ここに中東への遠征が入っていなかったことだろう。

ー最終予選を乗り切るためには?

ACLの状況も考えなければならない。浦和レッズ、ガンバ大阪、鹿島アントラーズの選手は、秋からACLのトーナメントも戦わなければならない。JリーグとACLのかけもちだけでもつらいが、そこに最終予選が入ってくる。まずは、コンディショニングの問題だ。それを考えれば、代表チームもターンオーバー制の導入も考えるべきだ。つまり、A代表とB代表の2チームを編成して、2チームで戦っていくということだ。夏が終われば、五輪代表も解散になる。2チーム編成は不可能ではない。

ー期待する選手は?

個人的には、高原、小野の復調がポイントだと思う。また、中田浩二、小笠原。ムードメーカーとなる選手も必要だ。五輪代表チームも五輪を経験した上で、成長して戻ってきてほしい。

ーその他に準備すべきことは?

有事への備えだろう。つまり、日本協会としては、常に、後任監督の候補はリストアップしていかおかなければならない。加茂監督のときのようなこともある。その意味では、五輪後に、反町監督のA代表コーチの復帰も視野に入れるべきだ。また、オシムさんの経験が必要になる。その意味では、テクニカル・ディレクターという肩書でも良いと思う。

最終予選は、総力戦だ。躊躇せず、投入できるものはすべて投入しなければならない。非情な選択も必要かもしれない。考えることは、「勝つ」ということだけ。あらゆる手段を用いて勝たなければ意味がない。総動員体制で、南アフリカへの道を開くしかない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2008年度前期レポートについて

それぞれ学内の掲示がなされると思いますが、レポート執筆には、資料収集など、時間があればあるほど良いと思いますし、できるだけ、時間をかけて良いレポートを書いてほしいので、早めにお伝えします。(講義では、すでにお伝えしました)

受講生の皆さんのご努力を期待しております。

・経済学の基礎(三重中京大学)
レポートは、30%のウエートになります。

テーマ:最近の日本経済の問題について、講義で扱った経済学の理論を使って説明しなさい。
字数:A4用紙2枚以上(2400字から3000字以上を目安に)
提出媒体:MS-WORDで作成した文書を印刷の上、提出すること。(学籍番号、氏名を忘れないようにすること)
提出期限・場所:定期試験時に提出のこと。(それ以降は受け付けない)
備考:文章の書き方についても注意すること。しっかりとした論理構成・展開を踏まえて、執筆すること。

・演習Ⅰ(三重中京大学)
「演習Ⅰ」は通年科目なので、成績は、前期と後期の分を合わせて評価をしますが、私のゼミでは、前期終了時と夏休み終了時に、下記のレポートの提出を求めます。なお、後期終了時もレポートの提出を求める予定です。

レポート①
テーマ:次の2点について、まとめること。
(1)前期期間の大学生活の反省と後期に向けた抱負
(2)将来の進路について

字数:A4用紙2枚以上(2400字から3000字以上を目安に)
提出媒体:MS-WORDで作成した文書を印刷の上、提出すること。(学籍番号、氏名を忘れないようにすること)
提出期限・場所:7月23日(水)17時までに、矢尾板研究室まで。(それ以降は受け付けない)

レポート②
テーマ:図書館で1冊、本を選び、その感想と要約をまとめなさい。
字数:A4用紙2枚以上(2400字から3000字以上を目安に)
提出媒体:MS-WORDで作成した文書を印刷の上、提出すること。(学籍番号、氏名を忘れないようにすること)
提出期限・場所:後期第1回目の講義の際に提出

備考:文章の書き方についても注意すること。しっかりとした論理構成・展開を踏まえて、執筆すること。

・演習ⅡA(三重中京大学)
テーマ:次の2点について、まとめること。
(1)前期期間の大学生活の反省と後期に向けた抱負
(2)将来の進路について

字数:A4用紙2枚以上(2400字から3000字以上を目安に)
提出媒体:MS-WORDで作成した文書を印刷の上、提出すること。(学籍番号、氏名を忘れないようにすること)
提出期限・場所:7月23日(水)17時までに、矢尾板研究室まで。(それ以降は受け付けない)

備考:文章の書き方についても注意すること。しっかりとした論理構成・展開を踏まえて、執筆すること。

・経済と社会Ⅰ(中央大学)
レポートは、40%のウェートとなります。

テーマ:下記2点を、MS-WORDを用いて、A4用紙にまとめなさい。(字数制限はなし)
(1) 新聞、雑誌、インターネットから情報を収集し、日本が直面する課題を一つ指摘し、その課題について、データ、グラフや図を用いながら、説明し、また、その解決策を述べなさい。なお、現在、政府で行われているマクロ経済に関わる議論(「基本方針2008」や「新前川レポート」)の一次資料、新聞、雑誌などの資料を読み、現在の政策議論との関係性も踏まえること。

(2)あなたの今後のキャリアプラン(大学での学習プランも含む)に、経済学の知識が、どのように結びつくのか、ということを説明しなさい。

提出期限・場所:8月1日(金)17時までに、総合政策学部事務室まで。(それ以降は受け付けない)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

課長 島耕作

高橋克典主演「課長 島耕作」が放映されました。久し振りに、2時間ドラマを集中して観てしまいました。
話は、原作で言えば、京都から戻って、販売助成部のショールーム課の課長になった後のお話。苫米地社長の追放編が主な内容です。ただし、ドラマ仕立てにするために、さまざまなサブストーリーやオリジナルストーリーが絡んでという感じでした。

配役としては、大町久美子が松下奈緒というキャスティングでした。大町久美子の一面としては、松下奈緒でぴったりなわけですが、やはり、ちょっと、どこかで物足りない感じもしました。それは、なんというか、「妖艶」という側面ですかね。この部分が、もう少し欲しかったですね。

あと、宅麻伸は良いのですが、中沢喜一かというと、ちょっとシリアス過ぎな感がありました。もう少し、垢抜けているというか明るい感じが欲しかったですね。「カカカ」と笑うのがポイントだし。人生、悟ってしまった感が実は重要なので、そのあたりを演技に加えてほしいです。

島耕作にとっては、中沢喜一は、最も理想のひとなわけですが、どこに惹かれているかというと、この「人生を悟ってしまっている」というところなのではないかと思うのです。課長時代の島耕作としては、この部分が、まだ弱くて、中沢部長の悟りに憧れているのではないかと思うのです。

課長 島耕作は、弱い普通の課長の成長物語です。徐々に、仕事の実績とかを積んでいくことで、自信を身に付け成長していく。そして、部長編で悟りが開き始めるのです。

この「悟り」というのは、人間、格好付けてても仕方がない、という、ある種、肩の荷物を降ろして楽になる、ということです。良い仕事をするためには、自分が格好付けていても、付けていなくても、そんなのは無意味で、自分に自信があれば良いというようなことなのではないかと思います。

僕も、そこを目指しているわけですが、若さゆえに、その境地に行くには、まだまだ時間がかかりそうです。
島耕作にとって、この悟りを開かせてくれたのは、大町久美子なのだと思います。大町久美子に惹かれ、そして、困惑をするなかで、島耕作は成長をしていくのです。だからこそ、大町久美子とは最後まで結ばれることはないかもしれません。ただ、島耕作を成長させているのは、大町久美子であることは間違いありません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

民主党は、いつまで「政治」を「おもちゃ」にすれば気が済むのか

民主党の鳩山幹事長は、日本銀行の審議委員に、慶應義塾大学の池尾和人氏を充てる人事に不同意する意向を官邸に伝えた。理由は、国民新党が反対しているからである。国民新党は、池尾氏は、郵政民営化に賛成の立場であったから、賛成できないということらしい。

この一連の動き、ただただ呆れるばかりである。

民主党と国民新党に、逆質問主意書を送り付けたいところである。質問取りを長引かせ、中には、サンデープロジェクトを見てから通告するとかわけのわからないことをおっしゃられるという民主党の某幹部や質問主意書を連発し、霞が関の業務内容を増加させ、居酒屋タクシー問題の根源となっているかもしれない民主党の某議員にでも、ぜひともお答えいただきたい。

質問1:郵政民営化問題と日本銀行の審議委員人事には、どのような関係性があるのでしょうか?
質問2:郵政民営化に賛成だと、日本銀行の審議委員として、どのような問題があるのでしょうか?

民主党は、いつまで政治を「おもちゃ」にすれば気が済むのか。もし、不同意ならば、代替案を提示せよ。
また、なぜ池尾氏が日本銀行審議委員に不適格なのか、理論・実証面含めて、客観的根拠を、国民に提示せよ。

足を引っ張ること、批判することは得意だが、そのお得意の行動で、どれだけ状態を悪くしていることに気が付いていないのか。

現在の民主党には、残念ながら、政権は任せられない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

人事の季節

7月は、人事の季節である。これは、小学生や中学生の頃、新しいクラスの担任の先生は誰になるのか、と胸を膨らませたのと、同じような高揚感がある。

本格的な大異動は、サミット後の7月8日付けとか15日付けになるように思えるが、徐々に、異動が始まりつつある。財務省では、発令はサミット後になるが、すでに、津田次官の退任杉本和行新次官のという人事が固められた。これは、一応、規定路線だ。そして、杉本新次官の後任の主計局長には、丹呉泰健官房長が充てられ、勝栄二郎理財局長が官房長に充てられる方針だ。これで、杉本次官の次の次官は、丹呉新主計局長というのが規定路線ということだろう。杉本-丹呉の継投は、入省年次が同じということもあり、来年の7月というところでしょうか

そして、その後の次官(つまり、ポスト丹呉)については、勝理財局長、加藤治彦主税局長、篠原尚之財務官の75年入省組が争うという感じですが、勝理財局長が官房長という人事から、次官レースの本命に目することができるというのは自然だろう。加藤主税局長の留任の狙いは、抜本的税制改革を実現するというメッセージだろう

可能性としては、篠原財務官と加藤主税局長を丹呉「次官」まで留任させ、勝「次官」で、加藤「国税庁長官」という人事。その意味では、財務省は、抜本的税制改革に向けて、いよいよ最強の布陣を固めてきたと言えるかも知れない

気になるのが、財務省財務総合政策研究所の所長ポスト。このポストは、かねてより、国税庁長官の待機ポストである。今回、石井道遠所長が国税庁長官に充てられたことから、この後任も気になるというころである。

また、経済産業省に目を向ければ、やはり北畑次官の勇退が規定路線である。その後任の候補として、鈴木多加史経済産業政策局長望月晴文資源エネルギー庁長官が挙がっている。当初は、鈴木局長の昇格が規定路線であったが、ここに来て、望月長官が有力候補となってきている。望月「次官」となれば、長官ポストからの次官就任は異例であるので、注目だ。(特許庁長官から次官に就任した佐橋滋さんの例はあるが)

余談であるが、北畑次官のスペイン移住をウォッチする会のようなものが非公式に存在しているようである。サービス産業室長時代の「シルバーコロンビア計画"92"」にまつわるエトセトラである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

眠いよー

今日は、朝6時に起きて、京都を出たので、眠いよ。

6時30分頃に、ホテルのモーニングを食べたなんて、かなり久し振り。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

死にかけたからこそ、健康診断に向けて思うこと

先週の木曜日、死を意識しました。

午後の講義が終わったぐらいから、徐々に、腹痛が始まりました。その痛み方は、どちらかというと圧迫感というか、なんというか、という感じで、お腹は空いていたので、パンとかは食べられました。

それが2時間ぐらい経つと、本格的な痛みになり、もう立っていられなくなりました。ふと、なんとなく、胃に穴が開いたかな、という感じでした。とりあえず、飲んだ胃薬も効き目なく、どんどんと痛くなっていきました。

これは、お腹に、何かを入れて、胃酸が胃に穴を開けるのを防ごうと思い、ラーメンとポテトを食べました。サッカー関係の本を読んでいる時は、治まるのですが、少し考え事をすると、やはりダメでした。

そして、夜中に、クライマックスが突然やってきました。もう、救急車を呼んでほしいぐらいの苦しさでした。もう死ぬかもと思いました。

実は、腹痛の状態は、まだ完治しておりません。考え事をすると、痛み出します。(仕事のことを考えていると、痛くありません)

今日、健康診断の申込みで、一応、X線の検査と血液検査を申し込んでおきました。あと、念のため、肝炎の抗体の強さと心臓関係も。

来年で30歳なので、一度、ちゃんと、健康診断をやっておきたいと思います。(特に、20代前半の頃の生活を考えると、かなり結果が怖いです⇒一種のワーカーホーリック状態だったので。)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

EURO終戦

ぼくの2008年の夏は終わりました。

EURO2008で、惜しくも、ポルトガルがドイツに敗れました。ポルトガルの優勝を心から願っていたぼくとしては、ポルトガルの敗退=EURO終戦です。

なぜ、ポルトガルを応援していたかと言うと、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督を応援していたからです。

フェリペ監督(ジュビロ時代の登録は、フェリペだった)は、これでポルトガル監督を退任。来月からは、イングランドに渡ります。

ポルトガル監督の後任は、なんとジーコの名前も。
個人的には、カルロス・ケイロスの復帰というのも面白いのではないかと思います。
ただ、カルロス・ケイロスは、サー・アレックス・ファーガソンが手放さそうだから無理ですかね。やっぱり、後継者なんですかね?

デコは、チェルシーとインテル、どちらを選ぶのでしょうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

もしも島耕作だったら&原稿が1本終わる

今日は、プライベートで、ちょっと落ち込みモードになりました。ちょっとマイナスが続いているので、幸運の女神様から幸運をもらわなければ。

まずは元気になるために、午後に、本屋さんに行って、「部長 島耕作」と「ヤング島耕作」を買ってきました。なぜ、そうしたかというと、こういうとき、島耕作だったら、どうしただろうな、どんなことを言っていたかな、というのを調べるためです。

そして、研究室のソファの上でポテトチップスを食べながら、「島耕作」を熟読しました。

「島耕作」を読んで元気になったので、論文執筆活動を再開いたしました。そして、なんとか書きあがりました。
論文は、「汚職と政治経済システムとの関係についての考察-政治的及び経済的データによる第1次的接近-」というタイトルで、公共選択学会にて報告予定です。

そうしたら、本日、新しい原稿の依頼を頂きました。(ありがとうございます)

次の締め切りは、8月末、そして、9月末、10月末、11月末と続いていきます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

フェイク vol.1 彼女は死んだ

彼女が死んだ。その女性の名前は、美和子と言った。
美和子は、大手都市銀行で働いていた。大学も国立大学を卒業し、総合職で銀行に入行した。そして、順調に出世し、いわゆるキャリアウーマンとして、行内では有名人であった。

しかし、その彼女が死んだ。死因は、事件性のない自殺だということであった。

美和子は、先月に結婚をした。南太平洋の島々への新婚旅行から戻ってきたばかりであった。住まいは、都心にある豪勢なマンションを買い、近々、そこに移り住む予定であった。

美和子は、誰もが羨むような生活をし、そして、それが続く予定であった。
そんな最中に、彼女は、突然、自殺をして、私たちの前から消え去ったのであった。

美和子の部屋で、婚約者の昌利が美和子の遺品を整理していると、白い飾り気のない封筒を見つけた。
昌利が、その封を開けようとしたとき、呼び出しベルが鳴った。

昌利がドアを開けると、40歳から50歳ぐらいの男性が立っていた。その男性は、「岡村」と名乗った。岡村は、美和子の職場の上司の部長だと、昌利に説明した。今日は、美和子の弔問に訪れたという。昌利は、何も疑いを持つことなく、岡村を美和子の仏壇の前に案内をした。

すると、再び、呼び出しベルが鳴った。昌利がドアを開けると、女性2人が立っていた。一人の女性は、里江という名前だった。里江は、美和子の大学時代の友人であった。そして、もう一人の女性は、チェルシーと自らのことを名乗った。

昌利は、「チェルシーさんですか?」と戸惑いながら言うと、「悪い?」と聞き返してきた。「それは、何か芸名とか源氏名のようなものですか?」と昌利が、さらに聞くと、「別にそんなこといいじゃない」と自称チェルシーは鋭い目で昌利を睨み付けたのであった。

チェルシーは、「そんなことよりも」と言いながら、昌利を押しのけるように部屋に入っていった。里江は、その後を遠慮することなく続いていった。里江は、岡村を見かけると、少し、俯きながら、本当に小さな会釈をした。

美和子の仏壇が置かれた部屋には、岡村、里江、チェルシー、そして昌利の4人が、それぞれが好き勝手な場所に座ったのであった。

里江が、美和子の仏壇に手を合わすと、再び、呼び出しベルが鳴った。昌利が、少し面倒臭そうにしていると、チェルシーが玄関に行き、勝手にドアを開けたのであった。

昌利は、「チェルシーさん、勝手なことをしないでくださいよ」と言って、玄関に行くと、男性2人が立っており、一人の男性が警察手帳をチェルシーに見せていた。

「私は、警視庁の水島と言います。こちらは近藤。実は、美和子さんの死に関しまして、もう少し事情を調査いたしたいことがありまして、こうしてお邪魔させていただいたんですよ」と丁寧に言った。

昌利は、「それは、どういうことですか」と尋ねると、

「つまりは、事件性のない自殺ということですが、事件性のない、という点に疑いが出てきましてね」と水島は言った。

そうすると、岡村と里江の2人も玄関に出てきたのであった。

「おやおや、皆さん、お揃いで」と水島が、少しニヤつきながら言った。

昌利は、「どういうことなのですか?」と言うと、水島は、「まあ、詳しいことは、奥で」と答えた。

すると、岡村は、少し慌てながら、「それでは、私はこれで」と逃げるように靴を履こうとすると、水島は、「いえいえ、岡村さん。あなたにも、ぜひ、お聞きしたいことがあるのですよ」と言った。

岡村は、「私は、何も関係ない。美和子くんとは、ただの上司と部下、部長と係長の関係だ」と、眼鏡のフレームを押し戻しながら言うと、「嘘。あなた不倫してたくせに。ただの上司と部下、部長と係長の関係どころか深い深い肉体関係があったんじゃない?」と里江が言った。

昌利は、「不倫?」と呟いた。里江は、「あら、知らなかったの?美和子と岡村部長は、長いこと不倫関係にあったのよ」と言った。

岡村は、「何を言い出すんだ。君は。君こそ、美和子くんを異業種交流会とか言いながら、合コンに誘い出していたくせに」

昌利は、「合コン?」と呟いた。チェルシーは、「知らぬは旦那さんだけってことね」と笑った。

水島は、「皆さん、いろいろと複雑な事情をお持ちでお忙しいところ申し訳ありませんが、皆さんにお尋ねしたいことがあるんです」と言った。

チェルシーは、「何も関係が無いのは、私だけのようね」と言うと、近藤は、「いやいや、チェルシーさん、あなたも重要参考人なんですよ」と言った。

水島は、「昌利さん、岡村さん、里江さん、そしてチェルシーさん。あなたがたに、美和子さん殺害の容疑がかけられているんですよ。今回、その犯人は、本当に巧妙に自殺を装った。最初、警察としても、そのフェイクに騙されかかった。しかしながら、私は、最初から他殺ではないかと疑っていたんですよ。そうしたら、出てきたんですね。殺害の証拠が」と言い、笑った。

「刑事さん、そうしたら、もう犯人はわかっているわけですか?」と昌利は言った。

すると、「もちろんです」と水島は答えた。

昌利は、「誰なんですか!美和子を殺したのは!」と言うと、水島は、少し鼻で笑う仕草をした後に、「まあまあ、そんなに焦らないで。夜は始まったばかりです」と言った。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

フェイク

待ちに待ったインディージョーンズの最新作「クリスタル・スカルの王国」。

実は、「最後の聖戦」の後、まだ小学生でしたが、ぼくも、第4作目を書きました

矢尾板俊平版インディージョーンズの最後の舞台は、日本で、富士山に眠る秘宝を求める冒険劇というのが、だいたいのストーリーです。もちろん、富士山にたどりつくまでに、世界中を回るわけです。

ちなみに、それはビデオ撮影もしていたはずで、実際にビデオプログラムになっているはずです。

実は、そのころ、映画を撮影するのに凝っていて、ビデオを買ってもらい、何作か撮影していました。

さて、いまは、「Team Policy Dragon」と「もうひとりの恋人」を書いているわけですが、もうひとつ「フェイク」という本を書き始めようとしています。この物語は、何人かの登場人物で、ある人のことや出来事のことを、それぞれ語るわけですが、ある人は、人間関係をめちゃくちゃにしようとして、あること、ないことを言ったりする。ある人は、自分を守るために嘘をつく、ある人は、愉快犯的に、自分が楽しむために、人間関係を悪くするようなことを言う、ある人は、自分のプライドを守るために見栄を張るとか、そんなこんなで、誰が本当のことを言っているのかわからないけど、なんとか、その場の秩序形成されてしまう、みたいな話を書けたらと思っています。

とにかく、まずは、ある事件が起きるところから話はスタートです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

出前講義

三重中京大学では、高校生の皆さんに、三重中京大学とはどのような大学なのか?、大学ではどのようなことを学ぶのだろうか、ということを知っていただくために、三重県内外の高校に直接訪問する「出前講義」を行っております。

詳細は、こちらです。

私の内容は、「公共選択入門:社会のみんなに関わることをどのように決めるのか?」です。
"社会のみんなに関わる選択の問題を考えるのが公共選択の問題です。特に自分勝手な人たちが集まった時、どのように決定すればよいのでしょうか?"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

中央大学創立125周年記念プロジェクト

中央大学は、2010年に125周年を迎えます。(総合政策学部は、本年度で15周年を迎えました。)

本日、中央大学創立125周年記念事業に寄付の申し込みをしてきました。

寄付は、総合政策学部の教育充実のために使っていただくようにいたしました。

卒業生のみなさま、ぜひ、後輩の学習環境の充実のため、さまざまな形での、お力添えをいただきますよう、お願い申し上げます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

休日の夕方

休みの午後から夕方の時間が嫌いだ。

一刻一刻と別れの瞬間が近づいてくる。

その前の晩に、楽しい時間を過ごし、すがすがしい朝を迎える。

午前中に遊んだ疲れが、昼を過ぎる頃から、ゆっくりとやってくる。

その疲れは、肉体的な面よりも、むしろ、精神面を揺さぶる。

この時間が、もう少しだけ、続けばいいのに。

そう想いながら、寂しさが込み上げてくる。

休日の静寂さと、そして、わずかばかりの夕焼けが、心を弱くする。

だから、休みの日の夕方が嫌いだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

伊勢松阪ケネディ執務室

Jfk_shumpei

矢尾板俊平研究室の写真を撮影していただきました。(ありがとうございました)

なお、この写真をご覧いただいた某氏より、「伊勢松阪ケネディ執務室」という称号をいただきました。

なお広さは、The West Wingで登場するホワイトハウスの次席補佐官室(ジョシュの部屋)、広報部長室(トビーの部屋)、広報次長室(サムの部屋)と同じ広さぐらいでしょうか。ただ、サムの部屋には、カウチがないけど、トビーの部屋にはカウチがあります。ぼくの研究室には、ソファが1セットと打ち合わせ用のイスが1つ机と向かい合わせに置いてあります。

なお、当初の予定では、官邸の首相執務室のようにするために、国旗日章旗も置く予定でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

今年の研究成果公表予定

ぼくの研究室の黒板は、原稿の締め切り情報が記載されています。黒板は、ぼくの机から向かって正面にあります。ですから、いつでも、締め切りが目に飛び込むということになります。

その黒板には、掲載誌、さらには、原稿の内容も書いてあります。中には、モデルのアイディアなんかも書いてあったりします。

いま、黒板には、5本分の締め切りが書いています。

・6月20日(金)

・8月末

・9月末

・10月頃(←忘れた)

・11月末

約1か月ごとに、論文の締め切りがやってきます。
すでに、4月にRIETI PDPが1本刊行されていて、9月には、共著の本も出版予定です。
もし、すべての原稿を執筆できれば、2008年度の業績は、7本ということになります。

あと、この他に、来年に出版を目指した研究もスタートさせます。
それと、やはり博士論文を出版しなければ、ということもあります。

また、今日のディスカッションで、少し新しいアイディアも出てきました。環境関係です。
うまくモデル化できると良いのですが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

チェルシー新監督に、ルイス・フェリペ・スコラーリ・ポルトガル代表監督

突然発表されたチェルシーの新監督。ポルトガルが2連勝した日に、発表する必要があったのか。EURO開幕中に発表する必要があったのか、という疑問はあるが、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、海峡をわたり、7月からはプレミアリーグに挑戦することになった。

アブラハム・グラント前監督とテン・カーテ・コーチが解任されていたチェルシーの新監督候補としては、フランク・ライカールト前バルセロナ監督やロベルト・マンチーニ前インテル監督の名前が挙がっていた。

ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、マンチェスター・シティの監督候補であった。しかし、チェルシーが選んだのは、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督であった。

ルイス・フェリペ・スコラーリ監督の就任に伴い、チェルシーは、大幅に変わるのではないだろうか。すでに、デコが移籍するという報道も出ている。

さて、来季のプレミアリーグからは目を離すことはできなさそうだ。マンチェスター・シティの監督として、ジーコもプレミアの舞台に登場する可能性が出てきている。

また、UEFA CLも注目だ。ただでさえ、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるインテルとチェルシーの対戦が実現すれば、注目の一戦であったが、そのチェルシーの指揮官が、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督なのである。それだけで、興奮してしまう。

また、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督のプレミアリーグでの指揮は、今後のイングランド代表監督へのステップになるかもしれない。ファビオ・カッペロ監督の有事に、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督の登板があるかもしれない。

こうした名将たちの新たなチーム作りによって、EURO2008終了後に、大幅な選手の大移動が行われるかもしれない。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

問責決議

11日は、現憲法下で初めて首相問責決議が可決した歴史的な日でした。ちょうど、その時間は教授会だったので、リアルタイムで、歴史的な瞬間を見ることはできなかったのですが、やはり複雑な心境ですね。

法律的には、参議院で問責されたからといって、何も拘束はないので、解散も総辞職もする必要はありません。「問責」は「問責」で、「不信任」とは違うわけです。もちろん、「問責」されたことは事実なので、厳粛に受け止めなければいけませんが、「それで?」と、開き直ることも可能です。

つまり、夫婦間の問題として考えてみましょう。例えば、旦那さん、もしくは、奥さんが浮気や不倫をしたとして、パートナーから「怒られる」というのが「問責」。「もうしちゃだめよ」と言われて、厳しいところだと、「誓約書」的なものを書かされるというのが問責。これは、基本的に法的拘束力はないわけです。

しかし、離婚調停とか裁判になると、その結果は法的拘束力が出てくるわけですから、「不信任」なわけです。

ですから、日常生活の中での使い方としては、「いやー、昨日、彼女に問責決議案を出されて、見事可決しちゃったよー」という感じで使ってみましょう。リピート・アフター・ミー。ハイ、どうぞ。

今回、追い詰められたのは、実は、民主党ではないかと思います。なぜならば、エースを切ってしまったわけです。法的拘束力が無いにしても、「問責決議」というカードを切った以上、福田内閣を総辞職に追い込むか、解散総選挙に追い込まなければなりません。でも、それは現実的に無理でしょう。なぜならば、解散権は首相の特権なわけです。来年の9月までは、首相が解散、と言わなければ、解散にはならないのです。

それに、郵政選挙のとき、参議院で否決されたのに、なんで衆議院を解散するんだ、というご意見が、野党などから出ましたね。その論理が正しいとするなら、なぜ、参議院で可決されたのに、衆議院を解散して、国民に信を問わなければならないんだ、という論理が正しいのではないでしょうか。

つまり、今回の問責決議で解散や総辞職に追い込むというのは、現実的ではないし、論理的にも、非常に矛盾しているわけです。

問責決議を出すのであれば、暫定税率を戻したときか特定財源法案を再可決したタイミングだったと思います。

それに、後期高齢者医療制度。民主党は、とにかく廃止というご意見ですが、そうすると、医療財政が破たんする可能性があるのではないでしょうか。ここの部分を、どうにかしなければいけないから、少なくとも制度改正を行ったわけです。現在の制度に問題があるのであれば、修正するべきでありますが、民主党は、その修正案をしっかかりと出すべきです。それができるかどうかで政権担当力があるかないかがわかると思います。

本音を言うと、いま、政権を獲ったとしても、あまりおいしくないですよ。だって、どうせ、消費税をやらなきゃいけないし、国民にとって不人気な政策を多くこなしていかないといけないわけです。だから、大連立という小沢さんの判断は正しかった。政権に参加はするけど、批判は全て自民党という形にしておいて、次の選挙で勝負という構想だったのではないだろうか。

今回の問責。小沢さん主導という話だが、実は、民主党内の引き締め、腹をくくらせる、つまり、もうルビコン河を超えてしまったんだよ、という党内へのメッセージだったんじゃないかと思うわけです。

臨時国会、寝ててもいいけど、そうしたら、どんどん再可決で決まって行ってしまう。民主党のチャンスは、夏明けまでだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Love a Life

6月から、大塚愛ちんの日本生命のCMが始まりました。

Love a Life

大塚愛ちんからのメッセージもあります。
ビデオメッセージもあります。

あと、マイナビ2010のCMにも出ています。
マイナビ × 大塚愛
就活生向けのコメントムービーもあります。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

小説の題材

さて、今日、「小説の内容は本当にあったことなの?」という質問をいただきました。

その答えとしては、実体験を基に膨らませて書いたストーリーと、完全なフィクションを描いたストーリーの両方を混在させています、ということです。

また、「モデルはいるの?」ということですが、たとえば、Team Policy Dragonについては、ある程度、モデルになるような人がいたり、全くゼロから作り出されたり、という感じです。たとえば、モデルがいる登場人物では、温水洋一郎首相。モデルは、過去の総理経験者を足したり、割ったりしています。このように、登場する政治家については、ある程度のモデルがいたりします。

それで、じゃあ、それぞれ主人公にモデルはいるのか、ということですが、それは、内緒です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

タクシー問題

タクシーでの「接待」問題がクローズアップされている。

そういえば、ぼくも、以前、仕事で帰宅が深夜2時ぐらいになって、霞が関からタクシーに乗ったとき、「栄養ドリンクありまっせ」的な申し出を頂いたことがある。ただ、ぼくは、栄養ドリンクは好きではないので、断りました。

問題は、もちろん「過剰サービス」も問題であるのだが、やはり、「国会待機」だろう。

翌日の国会での委員会に向けて、役所では、質問予定議員に質問取りをし、その後、答弁書を書く。すぐに、質問を取ることができれば、深夜になることはないと思うのだが、そこは、いろいろと引き延ばされてしまう。聞いた話だと、週明けの質問については、日曜日のサンデープロジェクトが終わった後、質問を考えるとか言い出す、奇特な民主党の某大幹部もおられるとのことだ。

このように、なぜ、タクシーが必要かといえば、その大部分は、答弁書の作成のためである。

さらに、質問主意書が出た時は、悲劇である。

だから、タクシー問題を解決するためには、質問主意書の不必要な乱発を、まず止めることである。あと、質問通告は、社会的に常識的な時間の中で行うべきである。(例えば、15時までとか)。
この2点さえ、議員が守れば、不必要なタクシー帰宅は防げる。

あと、これは環境対策にも有効だ。早く帰宅できれば、余計な冷房も暖房も、照明も必要なくなる。省エネ推進になるのだ。

長妻議員が、率先して、このような取り組みをなさってはいかがでしょうか?

要は、ルール化である。

質問通告は、15時まで。答弁書は、19時まで。

という紳士協定を結べば、霞が関の残業は、大幅に減る。

あとは、予算の査定だ。これも、ちゃんと、就業時間内で終わらせる努力をする。

こういう問題の議論で、ちゃんと認識しておかなければならないことは、一部の問題によって、全体の問題として語られてしまうことだ。そして、そのために、本質が見えなくなってしまうことである。

常識・社会通念を超えた行動をしている公務員は、もちろん問題である。しかし、ほとんどの公務員は、日々、しっかりと仕事をして、心身をすり減らしながら、国益のために働いている。そのことを、忘れてはいけない。

長妻議員は、その点を、しっかりと説明した上で、つまり、ほとんどの公務員は、真面目に、がんばっているということを説明した上で、一部で、こういう問題がある、というロジックで追及しなければならない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

オマーン戦後会見

ー引き分けに終わったが?

矢尾板:もちろん喜ばしい結果ではないが、想定の範囲内ではある。第3次予選が始まる前に、突破に必要な勝ち点のボーダーは、12から13と言った。まさに、このボーダーが確定的になってきている。つまり、4勝1分け1敗で、勝ち点は13だ。勝ち点13を取れれば、1位通過ができる。3勝2分け2敗の勝ち点12なら2位通過だ。最初から、バーレーンでのアウェイでは1敗を覚悟し、オマーンでのアウェイでは引き分けを覚悟していた。いわば、全て予定通りにプロジェクトが進んでいる。もちろん、嬉しいサプライズはひとつでも多い方が良いわけだが。

ー次は、バンコクでのアウェイ戦だが。

矢尾板:勝たなければならない。ここで勝てば、予選突破を1位か2位は別として、かなり固めることができる。6月22日のホームでのバーレーンとは、予選突破を賭けたものではなく、どちらがリーグでNo.1なのかということを決めるゲームにしたい。
しかし、当然ながら、油断はできない。6月22日に、No.1を賭けた戦いができる可能性を残してくれたのは、タイがバーレーンでのホームで引き分けというベストゲームをしてくれたから。しかも、タイのホームになる。勝つことは容易ではない。

ー勝利する自信はあるか?

矢尾板:戦う前から負けることを考える人がどこにいますか?勝つためにゲームをする。いままで、積み上げてきた経験を生かすことが、日本にとっての最大の自信と誇りになる。

ーオマーン戦の反省は?

矢尾板:攻撃のパターンが作り出せなかった。これは、日本にとって、引きずってしまっている課題だ。攻撃はシンプルで良いと思う。シンプルであっても、パターンを持つことが重要だ。名古屋グランパスが、それで成功している。サプライズはいらない。いま、必要なのは、明確な攻撃のビジョンだ。

ーどのような攻撃のビジョンが必要なのか。

矢尾板:個人的には、4-4-3を考えている。その上で、ポゼッションだ。松井の突破力と中村俊輔のラストパスが武器になる。中盤は、遠藤に安定をさせる。そして、サイドから切り崩していく。

ー大久保選手が退場処分となったが。

矢尾板:その点は、正直、あきれた。いつか、このようなことは起きるのではないかとは思っていた。もちろん、良心的に見れば、彼自身の使命感というか情熱、モチベーションの強さの表れだろう。しかし、自分が退場になることの意味の重さ、次戦以降、自分が出場停止になることの意味の重さ、つまり、自分の責任の重さを考えてほしい。高原が不在の現在、彼への期待は大きかった。少なくとも、次戦は、FWの軸を抜いた状態で戦わなければならない。

ーどのように対応をするのか。

矢尾板:玉田に期待している。追加招集できるとすれば、浦和の永井を呼びたい。もしくは、コンディションは良いのなら、川崎の我那覇だ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

EURO2008

EURO2008が開幕した。ぼくの予想は、ポルトガルの優勝。
これには、分析結果の他に、個人的な感情もある。ルイス・フェリペ・スコラーリ監督が好きだから、という個人的な想い入れも強い。

ポルトガルの欠点を探せば、トップの問題だろう。この課題を戦術で克服できれば、大きく優勝が近づく。あとは、デコの出来次第だろう。クリスティアーノは、確実に削られる。本人が、それを乗り越えるということも重要であるが、セカンド・オプションを作ることが重要だ。つまり、クリスティアーノが機能しないときに、どのように得点のパターンを作るかが焦点になる。

Aグループを突破するのは、ポルトガル、チェコが有力だろう。しかし、スイスが、どこまで粘れるかもポイントだ。
Bグループは、順当にいけば、ドイツとクロアチア。
CグループとDグループは、何が起きるか分からない。

Cグループは、イタリアとフランスの突破が本命視されるが、オランダが、そこに食い込む可能性が高い。もし、オランダが突破の場合は、フランスとオランダということになるのではないか。というのは、イタリアは、カンナバーロの欠場の影響が大きいからだ。守備面に不安が残される。

Dグループは、スペインを軸に考えるべきだが、何が出てくるかわからない。監督の采配が鍵を握る。ギリシャはレーハーゲルが率いており、ロシアはヒディンク。どちとも、「マジック」をもっている。スウェーデンも手ごわい。このグループこそ、ジャイアント・キリングが起きる可能性が高い、最大の死のグループである。スペインとロシア、という予想ではあるが、蓋を開けてみないとわからない。

EUROやチャンピオンズリーグは、純粋に、観客として楽しめるから、ハイレベルなゲームを楽しみたい

| | Comments (0) | TrackBack (0)

民主党大統領候補

民主党予備選を完走し、いよいよ民主党の大統領候補が決まった
共和党の大統領候補であるマケイン候補と本選を戦うのは、バラク・フセイン・オバマ候補だ。

オバマ候補の大統領候補指名獲得の可能性については、本ブログでも早い段階から予測していた。その点では、オバマ候補が事実上の指名を獲得したことにより、私自身の政策アナリスト(?)としての面目も守れたと、ほっと一安心している。

2008年の米国大統領選挙は、米国にとって、最大の挑戦となり、さらには、最大の「変化(CHANGE)」をもたらすかもしれない

民主党としては、まずは、党の分裂の修復を行わなければならない。一部報道で、ヒラリー・クリントン氏が副大統領指名を受諾する可能性が指摘されている。

オバマ・ヒラリーのコンビは、ホワイトハウス奪回を狙う民主党にとって、最強のカードになるだろう。
また、ヒラリー・クリントンにとって、大統領候補指名を事実上断念する現在、次善のカードは、副大統領を目指すことである。今夜、ヒラリー・クリントン氏が撤退を明言しなかったというのは、いま、その条件交渉が始まっているということを表しているのではないかと予測される。

さて、私自身は、日本の保守政党の最後の切り札になりたいと考えている。
パンドラの箱を開けたとき、全ての絶望が飛び出した。しかし、最後に残ったものは、「希望」なのである。この乱世に身を賭し、日本の未来に殉じる覚悟をしたいと思う。時代が求めるのであれば、内閣総理大臣の重責・大任を引き受けたいと考えている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

松阪市環境保全審議会

本日は、松阪市環境保全審議会の初会合でした。
私は、松阪市長より、環境保全審議会委員を委嘱されました。(平成22年6月まで)

経済学、経済政策、総合政策論の視点より、貢献できればと考えております。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ツイていないこと

昨日から、機械に嫌われております。sad

・iPodがバグる
iPodのスイッチをオンにすると、文字が読めない状態に。sad
音楽は聴けるけど、操作がめんどい。
普段は、アーティストごとで聴いているので、お目当てのアーティストだろうポイントを予測して、ボタンを押す。
(お目当てのアーティストは、もちろん大塚愛ちんなわけですが)

・Outlookのメールが2年分消える
夜に、メールをしよう、仕事のメールを送ろうと、Outlookを立ち上げ、パチパチ。そのうち、フリーズ。
プログラムを強制終了して、やり直したら、2006年6月以降のメールが消失。sad
復旧に、本日の昼までかかりました。とりあえず、Outlook Expressはあきらめ、MS Outlook 2007に移行。
裏ワザを使い、なんとかメールは復元。しかし、その後の処理がめんどい。

・講義教室のマイクが入らず
さあ、気を入れなおして、講義をしようとするも、教室のマイクが入らない。マイクの電池は切れていないし、アンプの電源も入っている。でも、マイクが反応しない。sad
急きょ、生声でやることに。

・大塚愛ちんライブ外れる
極めつけは、本日発表の大塚愛ちんライブ「Love is Born 2008」の優先予約、3つとも大外れ。
ショボーン。sad

誰か、なぐさめて!shock

| | Comments (0) | TrackBack (0)

島耕作と竹中治夫

島耕作の生声をお聞きになりたい方は、こちらをどうぞ

『金融腐蝕列島【完結編】 消失』を読み始めました。今回は、UFJ銀行誕生から東京三菱との合併までのお話のはずです。主人公は、竹中治夫。

スーパーサラリーマンが島耕作だとすれば、スーパーバンカーが竹中治夫という感じでしょうか。

この2人の共通点。出世はしているが、家庭は崩壊している。根っからの仕事(中毒)人間。さらに、離婚経験があり永遠の恋人がいる、というところです。

違う点は、竹中治夫は、清水麻紀という恋人だけだが、島耕作は、大町久美子という永遠の恋人はいるものの、他にも、いろいろと行く先々で恋人ができるということ。つまり、モテ度合いが異なります。

さらに、竹中治夫は、清水麻紀との結婚は、ほぼ既定路線となっているが、島耕作は、まだ、どうなるかわからないということ。しかし、島耕作の会見によれば、結婚もタイミングが合えばと言っているので、「社長 島耕作」の間に、大町久美子との結婚があるかもしれません。

島耕作全集第Ⅰ期を購入し、課長島耕作を読みなおしつつ、金融腐蝕列島を読んでいます。
なかなか人生を考えさせられます。

Team Policy Dragonの主人公の福沢俊明も、こんなプレイボーイとして描きたいという欲望が出てきています。(僕が、プレイボーイとはほど遠い人間なもので。)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

オマーン戦後会見

ー3-0と快勝であったが。

矢尾板:勝利は喜ばしいことであるが、厳しい状況は続いている。アウェイ2連戦では、何が起きるかわからない。今日の試合は、落とせない試合だった。この点では、3-0という結果は、おおいに評価できると思う。

ー勝利のポイントは?

矢尾板:攻撃のパターンが作れたことが大きいのではないかと思う。中村俊輔、遠藤、松井、長谷部という中盤が、しっかりと機能した。ここから、相手を崩すためのチャレンジができたと思う。流れの中で2得点というのは自信になると思う。

ー次戦に向けては

矢尾板:アウェイのオマーン戦は、今日とは全く異なる戦いになるだろう。まずは、1点差でも、とにかく勝つ、ということが重要だと思う。

ーイタリアでは、ジョゼ・モウリーニョ氏がインテルの監督に就任した

矢尾板:モウリーニョ監督が在野にいるということ自体がサッカー界の損失だと思う。現場復帰で、どのようなチーム作りをするのか、とても楽しみだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

『官僚国家の崩壊』中川秀直著:小さな政府かあたたかな政府か

中川秀直著『官僚国家の崩壊』を読んだ。先日、与謝野馨著の『堂々たる政治』も読んだ。
マスコミが作り上げた「上げ潮派」と「増税派」という対立イメージで考えれば、両派の主軸がメッセージを出したということになるだろう。

ここで気をつけなければならないのは、この「上げ潮派」対「増税派」という構図だ。これは、マスコミの作り上げた空虚な対立軸である。なぜならば、「上げ潮派」は、財政再建を否定していない。これは、中川氏の著書の中で、「上げ潮派は財政再建に反対しているとの負の印象を国民に与える。実際は、上げ潮派は財政再建と経済成長の両立をめざしているのだが、こちらの真意は伝わりにくくなる(p.46)」と述べている。

また、「増税派」(本来は、このネーミングさえ正しくないと思うが)も、目指すところは、経済成長と財政再建の両立である。つまり、上げ潮派も財政再建派も、過程は違えども、経済成長と財政再建の両立を目指しているのである。違いなり論争の論点は、その過程である。

上げ潮派は、歳出カットと名目3%の経済成長を達成することを先に行うべきと考えており、財政再建派は、社会保障の点で、ある程度の政府の規模(あたたかな政府)を維持するのであれば、その分の歳入増も必要と考えている、というところだろう。

議論は、政府規模を、どのように考えるのか、というところから論争はスタートすべきである。
小さな政府を考えるのか、ある程度の大きさを持つ政府を考えるのか、それによって、必要な歳出が変わってくる。そして、その分の必要となる税収額も変わってくるのである。

つまり、小さな政府か、あたたかな政府か、というところだろう。福田政権の方向性が定まっていない感がするのも、ここに、まだ迷いがあるからではないか。これは、後期高齢者医療制度の在り方、格差問題への対応などにも関わってくる政策選択の問題である。

民主党は、「あたたかな政府」路線ではある。しかし、そのために必要な財源の話はしていない。「あたたかな政府」を実現するためには、そのためにある程度の財源が必要だ。それは、消費税の問題につながる。だから、民主党は、消費税の問題を避けて通ることはできないのである。

政府の規模をどうするのか、という問題は、国民の選択の問題である。小さな政府が良いのか、増税してもあたたかな政府が良いのか、これを、次期衆議院選挙では、しっかりと選択をする、ということが国民に求められる責任である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

大臣占い

「大臣占い」というものがあったら、面白いと思う。あなたは、財務大臣タイプ?外務大臣タイプ?

「この人は、外務大臣タイプだなー」とか、「この人は財務省だなー」とか、「内閣府の担当大臣かぁ」と、勝手にタイプを考えるのは、なかなか楽しいわけです。ここに、党役員まで入れると、さらに、「うーん、そうすると、党の幹事長か」とか、「総務会長かな」というのも加わります。こうしたことを、心の中で静かに考えてみたりします。

自分で、そう言いながら、じゃあ、「お前は何なんだ」というツッコミを入れられてしまいそうです。
いままで、やってきた仕事的には、「官房長官タイプ」でしょうか。

官房長官にもいろいろなタイプがあるのも事実です。古くは、後藤田さんタイプ。あとは、資料のホチキスの位置にも厳しい塩崎さんタイプ。福田さんタイプなどなど。

でも、官房長官というポストのイメージを固めたのは、やっぱり後藤田さんですよね。
いまの町村さん、けっこう先走り過ぎな部分がありますよね。やはり、官房長官は、総理大臣の陰であり、汚れ役でなければならないわけです。

でも、締めるところは、しっかりと締める。そんなことを考えると、福田さんが歴代1位の在職期間だったのもうなづけますね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« May 2008 | Main | July 2008 »