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日本銀行新総裁問題

まず、武藤敏郎氏がダメな理由がわかりません。なぜ、ダメなのですか?
「財金分離論」、これは、すでに金融庁が作られて議論が終わっている議論ではないでしょうか。

そもそも、財政当局が銀行の監督をすべきではない、というのが、この議論だったはずです。
日本銀行は、日本銀行法により独立性を認められていて、法的に財政政策と金融政策は分離しているはずです。もし、これが分離していないということであれば、それは日銀法が弱いということであるわけで、民主党が行うべきは、日銀総裁に不同意することではなく、日銀法の強化のはずです。

ここで、マクロ経済政策として、財政政策と金融政策が一体化することが問題だということであれば、その議論は、あまり筋が良いとは言えないでしょう。マクロ経済政策全体を考えれば、政府が行う財政政策と中央銀行の行う金融政策は協調するべきところは協調すべきで、バランスを取るべきところではバランスを取るべきです。融合でも分離でもない次元の話です。

財務省のOBが日銀総裁になることと、「財金分離」の議論は、全く異なった次元の議論です。
最近、政策議論でおかしな点は、異なった次元の議論を、ごちゃまぜにして、「反対するためだけの」根拠にしようというところです。全く、建設的な議論ではありません

マクロ経済政策のバランスを考えるのであれば、マクロ経済政策の論争をすべきで、誰が日銀総裁になるかは、全く別の問題です。

そして、民主党が、あまりにも無責任なのは、この管直人の発言です。

「提示が遅れたとすれば内閣の判断。民主党に責任を押しつけるのは全く理解不能で、政府の責任逃れだ」

この発言は、無責任も度を越した発言です。そもそも、政府の提示が遅れたのは、民主党が、「なにがなんでも武藤氏ではだめだ」という姿勢を考慮し、さまざまな環境整備や事前調整を行っていたから。提示が遅れた原因は、民主党にあるのです。そこを、間違えてはいけません。全く、ナンセンスな発言です。

私は、財務省のOBであれ、日銀OBであれ、民間人であれ、そういうことは関係なく、日本銀行総裁として、実績、能力とも適格なのかどうかという判断を国会に判断をして欲しいと思います。財務省OBだからということではなく、なぜ、武藤氏ではダメなのか、ということについて、民主党には、しっかりとした説明責任があると思います。

3月20日に、日銀総裁が空席というのは、国際的な恥になります。

民主党には、党益ではなく、国益のために行動してほしいと思います。それが参議院第1党の責任です。

私は、政府案に賛成します

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