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人間は、愛が無いと生きていけないのか?~SWEENEY TODD: The Demon Barber of Fleet Street備忘録~

さて、「スウィーニートッド」を見てから、いろいろと考えているのは、結局、人間は、愛が無ければ生きてはいけないのか、というテーマです。

スウィーニートッドも、愛のために、命がけでオーストラリアを脱出し、ロンドンに戻ったわけです。しかし、ロンドンに戻って、残されていたのは、「絶望」だったわけです。そこで、スウィーニートッドは、復讐に生きる意味を見出し、悪魔になるわけです。たぶん、刹那的に、その唯一の目的のために、生きる、もしくは、命のロスタイムを費やそうとしたのではないかと思うのです。

そう考えれば、ラストシーンは、スウィーニートッドにとっては、ハッピーエンドであったと思います。スウィーニートッドにとって、ラストシーンでは、何もかもを喪失し、「絶望」すらも味わうことを許されなかった、それが、フリート街の悪魔の理髪師の辿りついた場所だったのだと思います。

パンドラの箱を開けたとき、すべての絶望の後に残ったのは、「希望」だったそうです。スウィーニートッドは、復讐の悪魔となったときに、パンドラの箱を開けたわけですが、最後に、「希望」は残されていなかった。いや、この解釈は、違うかもしれません。その部分は、映画では、きちんと描かれていなくて、「どうなったのだろう」という疑問を残したところで、娘のジョアナがどうなった、ということは描かれていないのです。スウィーニートッドの最後の希望が、ジョアナだったとすれば、もしかすると、パンドラの箱とともに、希望は残されたのかもしれません。
スウィーニートッドという物語は、人間の弱さと、人間が愛を喪失し、絶望することさえも許されなかった人間の刹那的な物語なのです。

僕が書きなおすとしたら、「スウィーニートッド:外堀通りの悪魔の博士」という物語を考えたのですが、いかがでしょうか?

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