« strange GARDEN ver.13.0 マイン'08 | Main | 東アジア選手権:北朝鮮戦後インタビュー »

ミスしたことを怒るのではなく、挑戦しないことを叱れ

Shumpei0712091日本代表の決定力不足というのは、長年、言われ続けていることです。ディフェンスも、中盤もいいのに、決定力が弱い。もちろん、ワールドカップ予選ですから、最小得点差であっても、勝ち点を取れれば良い。しかし、昨年のアジアカップのときも、決定力の差が出てしまったことが敗因のひとつであることは確かです。

それでは、日本には、良いFWがいないのか、と言えば、それは違います。高原は、信頼できるエースですし、大久保も勢いがある。松井の評価も高い。播戸もいい。

日本の決定力の弱さは、ひとつは、もちろん、アイディアの部分があります。得点というのは、どのように得点をするのか、そのイメージを共有し、ボールを奪い、ひとつひとつを積み重ねながら、ビルドをし、最後にゴールに辿り着くという、積み重ねの作業です。そのためには、あらかじめ、いくつかのオプションをトレーニングをしておく必要があります。あるときは、サイドを有効に使い、あるときは、センターで行き、またあるときは、スルーパス、と、複数の選択肢があることによって、初めて、得点することができるわけです。

オシムさんは、後ろの選手に、どんどん前の選手を追い越せと言っていたのは、自分の判断で、得点に辿り着くための方程式をイメージし、実践せよ、という意味だと思います。

もちろん、リスクが伴います。だから、選手には、リスクを恐れるな、もっと、リスクを冒せと言います。チャレンジして、ミスをすることは、学習をすることができます。学習を積めば、リスクも小さくなるし、イメージなり方程式が作られ、得点に近づくわけです。ミスを怒れば、選手はミスを恐れ、チャレンジをしなくなる。チャレンジなくして、チームの成長なしです。チャレンジをし、成功したこと、失敗したことが、選手にとっては、監督やコーチの言葉よりも、より一層の成長の糧になるのです。

ワールドカップ予選では、もちろん、ミスは許されません。だから、別のところで、ミスを積み重ねる必要がある。ぼくは、それが、今日からの東アジア選手権であるし、強化試合だと思います。U-23のチームは、米国やフランスで、ミスを重ねて、五輪までに、飛躍をして欲しい。

指導者は、ミスを怒ってはいけないのだと思います。ミスがあった場合、なぜ、そのミスが生じたのかを、自分で考えさせる、そのヒントを出すべきです。指導者が叱るべきことは、チャレンジをしないこと、リスクを冒さないことだと思います。ぼくは、"Thinking, Creating, Acting"の3つが重要だと思っています。

もちろん、ぼくには、日本を南アフリカに導くためのアイディアがあります。ただ、ぼくが、いま、興味あるのは、代表監督の立場で、アイディアを考えるということよりも、クラブチームの指導者の立場で、アイディアを考えることです。長期的な視野で、毎日の連続の中で、トレーニングのプログラムを作るためのアイディアを考えることに興味があります。たとえば、アーセナルのヴェンゲル監督やマンチェスターUのファーガソン監督は、その成功の第一人者でしょう。モウリーニョ監督もそうです。

モウリーニョ監督は、来シーズン、どのチームを率いるのかも注目しています。ぼくは、仮に、ライカールト監督が退任することがあれば、モウリーニョ監督は、バルセロナに行くのではないかと思います。もしくは、インテルでしょうか。

|

« strange GARDEN ver.13.0 マイン'08 | Main | 東アジア選手権:北朝鮮戦後インタビュー »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27563/40151446

Listed below are links to weblogs that reference ミスしたことを怒るのではなく、挑戦しないことを叱れ:

« strange GARDEN ver.13.0 マイン'08 | Main | 東アジア選手権:北朝鮮戦後インタビュー »