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来年度のシラバスなど

『大学院ガイド2008』に掲載予定の原稿を書きました。(300字程度のものです)
タイトルは、「総合政策研究とは、「思考・創造・実践」の連続と積み重ねである
もちろん、「接近・連続・展開」を真似したわけではありません。
この原稿は、5月頃に配布予定とのことです。

あと、来年度の講義のシラバスを作成しました。テキストも、良いものが見つかりました。
時事問題と理論を結び付けて、講義を行っていければと思います。

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扁桃腺が腫れました

月曜日の夜から喉が痛みだしてはいたのですが、昨夜、とうとう発熱してしまいました。

高熱が出るときは、予兆があって、喉が痛くなるのと、ぼくの場合は、両脚が「そわそわ」と、こそばゆい感じになります。昨晩は、起きているのも辛くて、20時頃には寝てしまいました。でも、熱があって、1時間おきには起きてしまうという繰り返しでした。

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WiCKED

引き続き、劇団四季「WiCKED(ウィキッド):誰も知らない、もう一つのオズの物語」のお話。

日曜日の座席は、実質3列目のセンターでした。しかも、ちょうど、真ん中なのと、すぐ前で上演されているので、びしびしと迫力が伝わってきました。良席でした。

楽曲の中では、 No One Mourns the WICKEDとDEFYING GRAVITYが好きです。
No One Mourns the WICKEDは、グリンダの高音部分が良いです。

"AND GOODNESS KNOWS
THE WICKED'S LIVES ARE LONELY
GOODNESS KNOWS
THE WICKED DIE ALONE
IT JUST SHOWS WHEN YOU'RE WICKED
YOU'RE LEFT ONLY
ON YOUR OWN..."

のところが良いですね。あと。

ALL "THE WICKED DIE ALONE"

GLINDA "SHE DIED ALONE"

ALL "NO ONE MOURNS THE WICKED"

GLINDA "GOOD NEWS!"

ALL "NO ONE MOURNS THE WICKED"

GLINDA "GOOD NEWS!"

の部分ですが、GLINDAの高音には、深い意味があるのが、物語を見終わるとわかります。
これは、歓喜よりも悲しみなんですね。それがALLとGLINDAで、対称的なのが、味を引き出しています。

DEFYING GRAVITYは、

"IT'S TIME TO TRY
DEFYING GRAVITY
I THINK I'LL TRY
DEFYING GRAVITY
AND YOU CAN'T PILL ME DOWN..."

"I REALLY HOPE YOU GET IT
AND YOU DON'T LIVE TO REGRET IT
I HOPE YOU'RE HAPPY IN THE END
I HOPE YOU'RE HAPPY, MY FRIEND..."

の2節がいいですね。

これは、もう、ロングラン決定ですよね。
日本に、ウィキッド・ブームが、もっと、すごいことになるのは、間違いないです。
映画化もあるかも。(むしろ、映画化の際には、脚本・演出をやりたい)

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.3:風花(8)

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若い刀鍛冶は、平凡な刀鍛冶の刀を振り払った。そうすると、平凡な刀鍛冶の刀は、簡単に折れてしまったのであった。平凡な刀鍛冶は、「なぜだ」と言った。

「神様の秘伝を使って、その刀を作ったのであろうが、その刀には、足りないものがある」と、若い刀鍛冶は言った。

「足りないもの」と、平凡な刀鍛冶が訊ねると、

「才能と契約だ」と、若い刀鍛冶は答えた。

「残念ながら、お前の中には、天性の才能は存在しない。いくら、秘伝の通りに作ったところで、それは、俺の作った刀に比べれば、ただの木刀だ。魂は込めることはできない。秘伝は、俺の才能があってこそ、最高の刀を作り出す秘伝となる。そして、俺は、その天性の才能を持って、正義のために、刀を作り出すことを契約の条件として、神様より、最高の刀を作り出すことを認められたのだ。お前は、ただ、俺の真似をしたに過ぎない。その刀はニセモノだ」と、若い刀鍛冶は言った。

「もし、お前が秘伝を知りたいのであれば、俺の弟子となり、俺の下で、修行を積んだのであれば、いつの日か、本当に、最高の刀を作り出せたかもしれない。とても残念なことだ」と、若い刀鍛冶は続けた。

平凡な刀鍛冶は、うな垂れ、そして、大きな声で泣いた。「私は、お前の才能を妬んだ。そして、お前のような天性の才能を持つ刀鍛冶と同時代に、私を存在させた神を恨んだ。だから、私は、お前の全てを奪おうと思った。そして、お前に私を妬ませ、私と同じ気持ちを味わらせてやろうとした」

若い刀鍛冶は、「嫉妬で、人間は成長しない。なぜ、自分を正直に見つめ、そして、成長するための努力をしようとしなかった。神様は、確かに、お前に、才能は与えなかったかもしれない。しかし、神様は、努力する者を見捨てることはしない」

平凡な刀鍛冶は、「この女性を、私の物としたのも、全て、お前に挫折なり、屈辱を与えたかったからだ。お前に勝つことができるのは、唯一、この女性の愛を手に入れることができたということだけだ。そして、お前が愛した女性を利用して、お前に、最も残酷な仕打ちをしたんだ」と言った。

平凡な刀鍛冶の妻は、全ての真実を知り、驚愕した。そして、泣いたのであった。

若い刀鍛冶は、「俺は、今でも、お前に負けたと思ったことは一度もない。残念ながら、お前に屈辱を感じたこともないし、挫折を感じたこともない。全ては、お前の自己満足に過ぎないということだよ。いま、俺の使命は、この剣を完成させなければいけないということだ。私は、私の責任において、神様との契約に違反するという過ちを犯した。だから、私の才能が取り上げられても仕方がない。しかし、俺にとって、最高の刀剣を作るということをやめることは、死、そのものなのさ。だからこそ、悪魔と契約してでも、再び、最高の刀剣を作らなければならなかった。そして、その最高の刀剣の完成の日が近づいている」と言って、自らの首に剣の刃を当てて、静かに下に引いたのであった。そして、若い刀鍛冶は、「神よ、悪魔よ、見よ、いまこそが、最高の剣の誕生のときだ」と叫んだ言って、剣を天にかざしたのであった。

登場人物・人物相関図

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劇団四季「WiCKED(ウィキッド)」

今日は、電通四季劇場「海」で公開中の劇団四季「WiCKED(ウィキッド):誰も知らない、もう一つのオズの物語」を見てきました。この感動を言葉に表すことが難しいぐらい面白かったです。何度も観に行きたいと思いました。きっと、観れば観るほど、面白い作品だと思います。

お話の内容は、オズの魔法使いに登場する「良い魔女」のグリンダと「悪い魔女」のエルファバの物語。
このお話から学べることは、事実はひとつだけど、真実はひとつではない、ということ、物事の捉え方を変えれば、全く異なって見えるということです。

なぜ、エルファバが「悪い魔女」となってしまったのか。必ずしも、正義は正義ではなく、悪は悪ではない、ということが伝わってきています。人間が正しいと記憶したことが、歴史になる、というようなセリフがありましたが、それが本当に「正しい」のか、それは、よくわかりません。物事の見方を変えれば、「正しくない」ことも、多くあるのです。

恋と友情の物語。そして、人間の成長の物語です。悲運の運命を、その一身に引き受け、そして、運命は、残酷にも、さらなる悲運をもたらす。しかし、それでも、戦い続けることを決める。自分の信じる正しいことのために、人々から嫌われようとも、自分の運命を受け入れる、そんなエルファバの姿に感動でした。

本日の配役は、グリンダ役:苫田亜沙子、エルファバ役:樋口麻美のコンビでした。

樋口さんのエルファバ役は、最高でした。エルファバの成長と変化が、迫力を持って伝わってきたし、歌も、とても良かったです。

もういちど、観に行きたい!

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.3:風花(7)

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その夜、村人たちは、結束して、平凡な刀鍛冶の屋敷に押し掛けたのだった。そして、年貢の減免と、財産の一部譲渡を迫った。しかし、平凡な刀鍛冶は、村人の話を聞こうともせず、使用人に村人の一人を斬らせ、重傷を負わせたのであった。平凡な刀鍛冶の妻となった女性は、その模様をあざ笑うかのように見て、高らかに笑っていた。村人たちの我慢は、すでに抑制することはできない状態まで高まり、深夜に武装蜂起をし、平凡な刀鍛冶の屋敷を襲撃したのであった。

悪魔は、若い刀鍛冶に、平凡な刀鍛冶の屋敷への襲撃が始まったことを伝えた。すると、若い刀鍛冶は、剣を手にして、「今こそが、この剣を完成させ、宿命を果たすときだ」と言った。悪魔は、「早くしなければ、平凡な刀鍛冶は村人たちに惨殺されるだろう。それをただ見届けるという選択もある」と言うと、若い刀鍛冶は、「この剣作りの総仕上げを、他者の手に委ねたくはない。自らの手で、最高の剣を作り上げたい」と言って、剣を手に、家を飛び出したのであった。

平凡な刀鍛冶の屋敷は、門を堅く閉ざし、警察官と使用人が警護にあたっていた。平凡な刀鍛冶は、警察に助けを求めたが、村人たちの蜂起を鎮圧するためには、その地方の主要都市からの応援を必要としていたため、その応援が到着するまで、屋敷に籠るしかなかった。

若い刀鍛冶は、悪魔の導きにより、屋敷の裏手より、忍び込み、平凡な刀鍛冶の立てこもる書斎に入ったのであった。

平凡な刀鍛冶は、若い刀鍛冶を見ると、「お前は誰だ」と言った。若い刀鍛冶は、鼻で笑うと、「俺の顔を覚えていないのか」と言った。すると、横にいた平凡な刀鍛冶の妻となった女性が、若い刀鍛冶であることに気づき、助けを乞うたのであった。

やがて、平凡な刀鍛冶は、若い刀鍛冶のことを思い出し、妻となった女性に、若い刀鍛冶から盗み出させた神様の秘伝によって作った最初の刀を取り出した。

「いまさら、秘伝は返せぬぞ」と、平凡な刀鍛冶は言った。

「秘伝のことは、どうでもいい。いま、俺は、この剣を完成させることこそが重要なのだ」と、若い刀鍛冶は言った。

「この刀は、神より与えられた秘伝によって作られた刀だ。そんな剣に負けるものか」と言って、平凡な刀鍛冶は、振りかぶり、若い刀鍛冶に斬りかかった。

登場人物・人物相関図

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東アジア選手権:韓国戦後会見

ー韓国と引き分けという結果に終わったが

矢尾板:非常に残念です。勝たなければいけない試合に勝てなかった。もう1点を取らなければいけないところで、取れなかった。残念な結果であると思います。

ー今日の選手の評価は?

矢尾板:選手の評価?僕たちは、一緒に闘っているわけで、僕の立場では、評論家のように、無責任に軽々しく、評価ということはできません。選手は、最後まで、集中し、役割を果たしてくれた。しかし、タイトルを取るためには、勝たなければいけなかった、勝ち点3を取らなければいけなかった、ということに対して、勝ち点1しか取れなかった。非常に悔しい結果であるということです。

ー東アジア選手権の総括は?

矢尾板:代表の試合、強化というのは、すべて、ワールドカップにつながるものでなければなりません。いまは、2010年に南アフリカに行き、そこで、結果を残すことが全てであり、4年間は、そのための準備時間であるということです。タイトルを逃したことは非常に悔しいが、収穫はあったと思う。戦術的にも、国内での3試合、この大会での3試合と、この2か月で6試合を行ったが、ある程度、方向性は見えてきたと思うし、浸透して、共有してきていると思う。

ー戦術システムとしては、北朝鮮戦は、4-1-3-2、中国戦、韓国戦では、4-2-2-1であったが

矢尾板:現在の日本代表には、ボランチを2枚にして安定させた方が適しているということ。これは、年明けから、考えてきていたが、そのために、バックを1枚外すか、前を1枚外すかで悩んでいた。いまは、4-2-2-1というのが、良いのではないかと考えている。4-2-2-1ならば、サイドからも仕掛けられるし、ショートパスを多用して、ゲームも組み立てられる。

ー収穫としては

矢尾板:内田、安田という若い選手ががんばってくれている。これは、チーム全体にとっても良い影響を与えてくれている。日本の両サイドは、これから、この2人が軸になってくるだろう。五輪代表の反町監督も合流を心待ちにしているだろう。また、山瀬は、完全に復調し、良い仕事をしてくれている。ここに、今回は代表に来れなかった選手、欧州でがんばっている選手、国内でがんばっている選手が融合することで、確実に、日本代表は強くなる。

ー今後の目標は?

矢尾板:目標?目標は、南アフリカに行き、結果を残すこと。そのために、必要なことは、すべてやる。今日のように、1点を取りに行かなければいけないときは、パワープレーでも、とにかく1点を取ることをする。その強さをもたなければならない。まずは、3月26日に、バーレーンで勝ち点3を取ることが至上命題だ。

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.3:風花(6)

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若い刀鍛冶は、3日3晩、夜を徹して、刀を打ち続けた。悪魔に授けられた秘伝により、再び、若い刀鍛冶の天性の才能は開花されたのであった。そして、4日目の朝、その剣は出来上がった。若い刀鍛冶が、その剣を持ち上げて、眺めていると、朝日の日光が房の中に入り込み、その剣を照らした。悪魔は、若い刀鍛冶の後ろから、「それは、まだ完成はしていない」と言った。若い刀鍛冶は、頷いた。悪魔は、「その剣は、完成のための犠牲を求めている。血を吸えば吸うほど、その剣は成長する。お前自身が、そのお前の相棒を、育てるのだ」と言った。

「この剣は、正義のためでもなく、平和のために存在するのではない。悲しい宿命の剣だ」と、若い刀鍛冶は言った。

「その剣が、最終的に完成するために必要なことは、わかっているな」と、悪魔は、囁いた。若い刀鍛冶は、頷いて、「もちろんだ」と言った。

「そのためには、まずは、その剣を成長させることが重要だ。私は、その剣の成長に必要な血を準備する。お前は、そのたびに、その剣を打ち続けるのだ」と言った。

平凡な刀鍛冶は、若い刀鍛冶から、女性を使って盗み出した秘伝を使って、良い刀を、次々と作りだし、売って、大きな財産を築いた。数年後には、平凡な刀鍛冶は、その財産で、庄屋から土地を譲り受け、その村の実質的な支配者となったのであった。女性は、その平凡な刀鍛冶の妻となり、不自由なく暮らし、欲するものの全てを手に入れることができた。しかし、村人のことを大切にはせずに、村人たちから多くの恨みを持たれるようになった。

また、この数年間、この村の治安の状態は、すこぶる良好であった。治安を乱した人々は、次々と、その村から姿を消していたのであった。その理由は、村人たちにはわからなかった。

その年は、天候悪化の影響で、飢饉となった。村人たちは、食べる物もなく、空腹に苦しんだのであった。村人の中には、子供を都市に送ったりする村人もいた。その中でも、平凡な刀鍛冶とその妻の女性は、贅沢な暮しを変えなかった。そして、その財産を村人たちに提供するということもなかった。

そして、この日は、夜から冷え込み、雪が降りだしていた。

登場人物・人物相関図

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.3:風花(5)

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「物語は、それで終わりじゃないのよね。それで、終わりなら、伝説にはならないわよね」

「暫くののち、全てを失った若い刀鍛冶は、村の市場で、刀を売る男女を見かけた。若い刀鍛冶が近づくと、その男女は、平凡な刀鍛冶の男性と、若い刀鍛冶から秘伝を奪った女性だった。彼らが売っている刀は、若い刀鍛冶が持っていた秘伝の通りに作られた刀だった。それは、他の人々にはわからなくても、その若い刀鍛冶には、刀を見るだけでわかった。なぜならば、その刀は特徴的で、その刀を作っている者にしかわからない工作が仕掛けられていたから」

「今で言う、知的財産権のようなものかしら」

「そのとき、若い刀鍛冶は、全てを理解した。その女性は、平凡な刀鍛冶のために、自分と寝て、そして、自分の秘伝を奪っていったのだと」

「それは、冷静に考えれば、ある段階で気が付かなければね」

「若い刀鍛冶は、泣いた。全てを失ったことは悔やんでいなかったが、その女性が、平凡な刀鍛冶のために、自分から秘伝を奪ったという事実を悲しんだ。最初から、愛は、そこに存在していなかったという事実を嘆いたのであった」

「自らの過ちが、どこにあったのか、ということを、その若い刀鍛冶は、ようやく悟ることができたのね」

「人間の弱さは、何を生みだすと思う?」と、僕は、砂羽に訊ねた。

砂羽は、少し考えて、「甘え?それとも嫉妬心?」と答えた。

僕は、「それもあるかもしれない。しかし、人間が自らの弱さから生み出す、最も恐ろしいものは、悪魔なんだ」と言った。

砂羽は、「悪魔」とつぶやいた。

「若い刀鍛冶の前に現れたのは、悪魔だった。悪魔は、とても紳士的で、恐怖心を、若い刀鍛冶に与えないように、親切に、刀鍛冶の肩を、トン、と叩いた。そして、こう言った。「こんどは、私が、あなたに秘伝を授ける。私と契約をすることで、あなたは、もういちど、最高の剣を作り出すことができる」と」

「その若い刀鍛冶は、なんと言ったの?」

「若い刀鍛冶は、「その契約の代償はなんだ?」と訊ねた。そうすると、悪魔は、「もちろん、血だ。汚れた血を、あなたの相棒となる、その最高の剣は欲している」と答えた。若い刀鍛冶は、「平凡な刀鍛冶の作った神様の秘伝の刀と私が作るあなたの秘伝の剣、どちらが最高の刀剣となる?」と訊ねると、悪魔は、「もちろん、あなたの剣だ。なぜならば、あなたには、天性の才能がある。その分だけ、あなたの刀剣が勝つに決まっている」と言った。若い刀鍛冶は、「もう一度、最高の刀剣を作り出そう。その相棒の望みを叶えることにしよう」と、悪魔に言った。そして、いよいよ風花の伝説の日がやってくる」

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.3:風花(4)

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「その夜から、その女性は、若い刀鍛冶の男性と寝なくなった。それまで、毎晩、若い刀鍛冶は、その女性を抱いていた。だから、若い刀鍛冶にとって、その女性を抱くことができない、ということは、拷問に近いほど、堪えることができない日々であった」

「性欲と刀鍛冶の秘伝、彼は、刀鍛冶の秘伝を、性欲を犠牲にしてでも守ろうとしたのね」

「それも長くは続かなかった。若い刀鍛冶は、性欲を抑制することはできなかった。その刀鍛冶は、その女性と寝なくなって、ちょうど、1か月目の日に、とうとう、その女性に、刀鍛冶の秘伝を教えることと引き換えに、その女性を抱いたんだ」

「とうとう、性欲に負けてしまったのね」

「僕はね、それは、性欲だけの問題ではないと思うんだ。若い刀鍛冶は、人間として、その女性を愛していた。だからこそ、その女性を失うことを恐れたんだ。彼は、その女性を失うことは、自分の全ての終わりであるように思いこんだんだろう。恋は盲目だって、言うだろう。人間は、恋をしているときに、冷静な判断なんて、なかなかできるもんじゃない。狂ったように、相手を想い、そして、さまざまなものを失う」

「その若い刀鍛冶は、最も大切としていた、刀鍛冶の秘伝を失うことになってしまうのね」

「その女性を抱いた後、若い刀鍛冶は、その女性に、刀鍛冶の秘伝を教えた。それは、最高の切れ味を持つ刀の作り方であった。若い刀鍛冶は、これは神様と契約をして、授けられた秘伝であると言った。神様からは、絶対に他人には教えてはならない、と言われ、それを誓ったと言った。翌朝、その若い刀鍛冶が目覚めると、横には、その女性はいなかった」

「神様が怒ったんじゃない?」

「もちろん、その通りだよ。その若い刀鍛冶は、狂ったように、恋に盲目になっていたとは言え、神様との約束を破ってしまったんだ。神様は、怒って、その若い刀鍛冶から、最高の刀を作るための才能を奪ってしまった。才能を奪われた若い刀鍛冶は、刀を作ることすらできず、全ての仕事を失った」

登場人物・人物相関図

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公聴会終わりました

本日は、博士学位請求論文の公聴会と最終試験でした。この試験に合格すれば、博士(総合政策)の学位を頂くことができます。

先生方からのコメントで、多くの今後の面白い研究課題やテーマを頂きました。
いろいろと研究のプロジェクトを立ち上げて、研究を行っていきたいと思います。(科研費申請向けの研究プロジェクトのヒントも得ることができました。他にも、積極的に、競争的研究補助金を獲得していくためのアイディアも頂けました)

総合政策研究とは何か」については、木曜日に、山梨でお話をしようと思っていて、これから、パワーポイントを作る予定です。

もうひとつ、金曜日に都内で、「格差問題」関連の報告もあるので、その準備も。「安全と信頼の格差」をキーワードに、世の中に、メッセージを発信できればと考えています。

微妙に、スケジュールが、大統領選挙遊説モードです。。。

そして、いよいよ、来年度の講義の準備を。

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公聴会前夜

Yaoitacsdfいよいよ、公聴会です。いまの心境は、ヒラリー・クリントン候補に挑むバラク・オバマ候補の心境です。

バラク・オバマ候補といえば、「変革・変化」、そして、「We Can Do!」です。
明日は、この10年間、総合政策という環境で学んだことの集大成を、悔いの残らぬように、すべてを出していきたいと思います。そして、総合政策の未来につなげる戦いをしたいと思います

Are You Ready Go For?

Yes, I can do it!

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.3:風花(3)

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「こんど、4月から新しく入る人、昔、うちの会社にいた人なのよ。結婚して、一度、退社されたようなんだけど、こんど、戻ってくることになったみたい」

「そうだ。僕の次の研究について聞いてもらえるかな」と、僕が訊ねると、砂羽は、「いいわよ」と言った。

「ある地方に伝わる言い伝えなんだけどね。昔、ある村に、若い刀鍛冶の男性がいた。この男性は、特殊な技能があって、最高の切れ味の刀を作り出す秘伝を知っていたそうなんだ。その男性は、ある女性を好きになった。その女性は、とても美しく、器量が良く、村の男性全員からの憧れだったそうだ。もうひとり、村の中で、その女性のことが好きだった男性がいた。この男も刀鍛冶だったのだけど、平凡な刀鍛冶だった。そして、その女性は、この平凡な刀鍛冶の男性の恋人になったんだ」

「それで?」と、砂羽は訊ねた。

「ある日、この物語の主人公の男性が歩いていると、その女性が川の近くで泣いていたんだそうだ。男性は、女性に、「どうしたんだい?」、と声をかけた。すると、女性は、「なんでもないの」と答えた。しかし、どう見たって、なんでもないわけがない様子だった。今にも、川に飛び込んでしまいそうな感じだった。男性は、「とりあえず、君の家に送って行くよ」と言った。女性は、首を縦に、小さく振った」

「きっと、その女性は、恋人と何かあったのね」と、砂羽は言った。

「女性の家に到着すると、その女性は、男性に抱きついた。男性は、慌てながらも、その女性のことが好きだったから、男性も女性に抱き締めた。何の理由も訊ねずに、ただ、女性を強く抱き締めた」

「その男性と女性は、寝たっていうことね」

「そうだね。次の日から、その女性は、この男性の手伝いを始めたんだ。刀鍛冶のね。しかし、この男性は、最後の秘伝の部分は、誰にも見せなかった。その女性にもだ。ある日、その女性は、男性に秘伝を教えてほしいと言った。しかし、男性は、「それはできない」と断った。そうすると、その女性は、その男性と別れると言い出したんだ」

登場人物・人物相関図

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東アジア選手権:北朝鮮戦後インタビュー

Shumpei0712091ー東アジア選手権の初戦は、引き分けだったが。

矢尾板:前半は、自分たちのサッカーができていなかったように思える。相手が引いて守っている時に、どのように、それを崩すかというイマジネーションが働かなかった、今日の課題は、それに尽きると思う。小さくパスをつなげることに執着をし過ぎた感じがあった。もっと、リスクを冒して、自由に、考えて、攻めていかなければいけない

ー前半すぐの失点は?

矢尾板:立ち上がりの5分、10分というのは、ミスが起こりやすい。特に、相手が開始早々、プレッシャーをかけてきたわけで、「これは様子が違うぞ?」と、戸惑ったり、怖がったりしたということもあるだろう。
あの失点は、鄭大世選手の見事なプレーだと思う。鄭大世選手は、強いね。川崎の関塚監督が羨ましいね。

ー初戦の感想は?

矢尾板:良い経験だと思う。後半に追いつけたというのは、日本には、底力があるということなので、その良いところを、試合を重ねることで、伸ばしていければ良いと思う。調子は、これから上げていけば良いので、アウェーで、初戦で、という条件を考えれば、勝ち点1という結果は、及第点だと思う。収穫は、安田かな。今日は、安田のチャレンジに拍手を送ります。

ー課題は見えたか?

矢尾板:後半からサイドを使えるようになって、リズムが変わってきた。小さいパスをつないで狭くプレーをしていくことも重要だが、サイドを使って、広くプレーすることも必要。言わば、リズムを変えて行きながら、揺さぶったり、1対1の勝負を仕掛けていくことで、ディフェンスのスキやスペースを作ることができると思う。今日は、安田が入ったことで、サイド攻撃が活性化した。安田のクロスは、最高だったね。前田のポジション取りも良かった。攻撃面では、3つぐらいのオプションを持って、ゲームに臨めば、得点は、徐々に入りだすと思う。

まずは、何よりも、いかにスペースを作るかだよね。スペースを作れれば、そこにパスやクロスを入れられる。FWには、得点することと、ポストプレーと、その他に、相手のディフェンダーを引き付けるという仕事がある。今日は、その3つ目の仕事がうまく行っていなかったかな。

あとは、ゲームメーカーが必要だね。ビルドの起点になって、リズムをハンドリングすることができる選手。いま、日本なら、小野がベストなんだと思うけどね。それと、ドリブルで突破できる強さとリズムを変える力を持っている選手かな。松井とか梅崎とかになるのかな。

サイドについては、安田と内田が良かったんじゃないかな。

ー次戦は、ホームの中国が相手だが?

矢尾板:完全にアウェーになるわけだから、良い経験ができるでしょう。そういう精神的に厳しい状況で、攻める、守るということを、普通にできるようになることが重要。特に、特別なことをしなければいけないということはない。積極的に行くことが重要でしょう。

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ミスしたことを怒るのではなく、挑戦しないことを叱れ

Shumpei0712091日本代表の決定力不足というのは、長年、言われ続けていることです。ディフェンスも、中盤もいいのに、決定力が弱い。もちろん、ワールドカップ予選ですから、最小得点差であっても、勝ち点を取れれば良い。しかし、昨年のアジアカップのときも、決定力の差が出てしまったことが敗因のひとつであることは確かです。

それでは、日本には、良いFWがいないのか、と言えば、それは違います。高原は、信頼できるエースですし、大久保も勢いがある。松井の評価も高い。播戸もいい。

日本の決定力の弱さは、ひとつは、もちろん、アイディアの部分があります。得点というのは、どのように得点をするのか、そのイメージを共有し、ボールを奪い、ひとつひとつを積み重ねながら、ビルドをし、最後にゴールに辿り着くという、積み重ねの作業です。そのためには、あらかじめ、いくつかのオプションをトレーニングをしておく必要があります。あるときは、サイドを有効に使い、あるときは、センターで行き、またあるときは、スルーパス、と、複数の選択肢があることによって、初めて、得点することができるわけです。

オシムさんは、後ろの選手に、どんどん前の選手を追い越せと言っていたのは、自分の判断で、得点に辿り着くための方程式をイメージし、実践せよ、という意味だと思います。

もちろん、リスクが伴います。だから、選手には、リスクを恐れるな、もっと、リスクを冒せと言います。チャレンジして、ミスをすることは、学習をすることができます。学習を積めば、リスクも小さくなるし、イメージなり方程式が作られ、得点に近づくわけです。ミスを怒れば、選手はミスを恐れ、チャレンジをしなくなる。チャレンジなくして、チームの成長なしです。チャレンジをし、成功したこと、失敗したことが、選手にとっては、監督やコーチの言葉よりも、より一層の成長の糧になるのです。

ワールドカップ予選では、もちろん、ミスは許されません。だから、別のところで、ミスを積み重ねる必要がある。ぼくは、それが、今日からの東アジア選手権であるし、強化試合だと思います。U-23のチームは、米国やフランスで、ミスを重ねて、五輪までに、飛躍をして欲しい。

指導者は、ミスを怒ってはいけないのだと思います。ミスがあった場合、なぜ、そのミスが生じたのかを、自分で考えさせる、そのヒントを出すべきです。指導者が叱るべきことは、チャレンジをしないこと、リスクを冒さないことだと思います。ぼくは、"Thinking, Creating, Acting"の3つが重要だと思っています。

もちろん、ぼくには、日本を南アフリカに導くためのアイディアがあります。ただ、ぼくが、いま、興味あるのは、代表監督の立場で、アイディアを考えるということよりも、クラブチームの指導者の立場で、アイディアを考えることです。長期的な視野で、毎日の連続の中で、トレーニングのプログラムを作るためのアイディアを考えることに興味があります。たとえば、アーセナルのヴェンゲル監督やマンチェスターUのファーガソン監督は、その成功の第一人者でしょう。モウリーニョ監督もそうです。

モウリーニョ監督は、来シーズン、どのチームを率いるのかも注目しています。ぼくは、仮に、ライカールト監督が退任することがあれば、モウリーニョ監督は、バルセロナに行くのではないかと思います。もしくは、インテルでしょうか。

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strange GARDEN ver.13.0 マイン'08

本日は、strange GARDENの「マイン'08」というお芝居を見てきました。やっぱり、お芝居って、いいですね。とても面白い作品でした。

内容は、集団自殺をしようとした5人(+1人?)、それに、借金取りのお兄さんに、管理人さん。
それぞれが、いろいろな背景を抱えていて、物語は、スピーディーに、そして、コミカルに進行し、最後は、涙、涙の感動ものです。

お芝居を見ると、脚本を書きたくなってしまいますね。(→「あなたの青空」以来、脚本、書いていないです)

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公聴会の準備

今日は、一日、公聴会の準備をしていました。公聴会では、博士論文の内容について、1時間報告をして、1時間質疑応答をするというものです。なんとなく、気分は、被告人席に座る心境でしょうか??
ということで、どれだけ、自分の博士論文のディフェンスできるのか、ということが重要になってきます。

博士論文のテーマは、「知的財産権の公共選択分析:グローバル化、高度情報化時代における制度設計に関する総合政策研究」です。パワーポイントのスライドは、40枚ぐらいになりました。この後、再度、確認及び修正をする予定です。

それと、来週の金曜日は、格差問題についても、報告予定なので、その準備もしなければです。
テーマは、「安心と信頼の格差:信無くば、立たず」です。

また、来週の木曜日は、『「総合政策」を実践するためには:政策のよみ・かき・そろばん』というお話をする予定です。

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【概要】
総合政策を実践するためには、次のことが必要です。
(1)その政策の根拠となる法律を読み、書くことができる力
(2)その政策の根拠となる予算を読み、書くことができる力
(3)その政策の根拠となる客観的な理論・実証等の研究・分析結果を読み、書くことができる力
(4)その政策の歴史を知り、通時的な過程を検証することができる力
(5)政策に関わるステークホルダーとディベートし、説得することができる力

政策のよみ・かき・そろばんとは、「法律」、「コンピュータ」、「会計」と言えるかもしれません。
これらの力の習得は、一日して成らずです。石の上にも三年ではないですが、OJTの中で、自己の能力を研さんしていくことが重要です。また、チームプレーも必要となってきます。もちろん、チームとは、仲良し・お友達集団ではありません。そうなると、チームマネジメントの能力も重要になってきます。

現在、日本が直面する課題を睨みながら、「総合政策」を実践するためには、何が必要か、どんな能力を習得すべきか、ということを皆さんと一緒に考えたいと思います。
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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 8 : 「日本の未来」のために (7)

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打ち合わせが終わり、植村が福沢の部屋を出ると、諏訪が、「いま、何か格好いいことやってたな」と言った。植村は、「そうですか」と言うと、諏訪は「植村せんせえ、どうか、俺もTeam Policy Dragonに入れてもらえるようにお願いしてよ。俺も、今のやりたいよ」とすがりついた。

植村は、「直接、福沢先生か今井先生に言ってくださいよ」と言って、諏訪の手を振りほどいた。「つれないな~」と、諏訪が言うと、福沢が部屋から出てきて、「諏訪、今夜、神崎の通夜になる。そして、明日が告別式だ。お前、星野と吉沢を手伝ってやってくれ」と言った。

諏訪は、「えっ!」と驚くと、「仲間に制限はないよ。同じ志を持っていれば、それが仲間だ」と言った。諏訪は、「ありがとうございます」と言った。

神崎の通夜と告別式が終わり、12月24日に予定通り、シンポジウムが開催された。シンポジウムには、温水総理もやってきて、スピーチを行った。そして、温水総理のスピーチが終わり、公用車が待つロータリーに温水総理は向かっていった。ロータリーでは、多くの支援者に囲まれたのであった。温水の後ろには、福沢、麻衣、吉沢が続いていた。安藤は、会場の司会進行を佑奈に代わり進めていた。植村は、その安藤のサポートをしていた。

佑奈は、温水総理に挨拶をするため、会場の中央のドアからロータリーの向こう側で支援者に囲まれる温水に向かって走っていた。ドアの近くに立って、温水を見送った星野は、異変を感じ、佑奈に走り寄った。そのとき、大きな爆発音が会場とロータリーに響き渡った。佑奈の近くにあったゴミ箱が爆発したのであった。

福沢は、爆発音がする方に振り向き、「今井!、星野!」と叫んだ。その瞬間、何発分もの銃声が鳴った。福沢が発砲音の方を向くと、拳銃を持った男性が停車中のワゴンの中から、五月雨のように発砲をしている姿が見えた。すでに、温水の警護官の一人は、撃たれながらも、温水の壁になっていた。そして、周りの警護官が温水を公用車に押し込み、公用車は急発進をした。

福沢は、麻衣を庇うように、銃声が鳴り響く方に背中を向け、麻衣を抱き締め、そして、銃弾をよけるように、地面に倒れこんだ。麻衣は、福沢の腕の中に抱きかかえられるように、地面に倒れこんだ。吉沢は、警護の警察官に押され倒れこんだ。

会場の中から、飛びだしてきた安藤は、ドアを壁にして、外の様子を覗き込もようとした。植村も、ドアの外には出ることはできず、その場に座り込んだ。

襲撃者のワゴン車は、温水の公用車が発進したのを確認すると、急発進し、その場から立ち去った。現場は、騒然とし、阿鼻叫喚の響きが、いつまで経っても収まらなかった。

警護官の無線では、総理の様子や現場の様子の情報が飛び交っていた。

「ピー、総理が襲撃された。襲撃者は、複数名。白いワゴンに乗って、逃走中。すぐに、10km圏内に緊急警戒態勢を手配。検問を実施し、不審者にはすぐに職務質問をかけろ」

「ピー、総理が撃たれた」

「ピー、なんだって、すぐに病院に向かえ」

「ピー、いま、総理はどこだ」

「ピー、官邸に向かっていましたが、すぐに、病院に向かいます。5分以内に到着予定。緊急救命体制の準備を」

「ピー、爆発に、男女2人が巻き込まれた模様。現在、負傷者が出ているかどうかを確認中」

「ピー、警戒態勢を広域に拡大。なお、犯人は、拳銃を所持。全警察官に、防弾チョッキの着用と拳銃所持を命令する」

「ピー、現在、逃走中のワゴン車を追跡中。川崎方面に向かっています」

「ピー、多摩川は絶対に渡らせるな」

「ピー、誰かが撃たれているぞ」

「ピー、誰か確認できるか」

「ピー、側にいる女性が、撃たれた男性は、福沢俊明という名前だと言っています」

「ピー、救急車の手配を急げ。出血がひどく、間に合わないぞ」

                    To Be Continue・・・

登場人物

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「君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?」のこれから

「君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?」については、イントロを終えて、そろそろ本編に入りたいと構想をしています。こちらは、いろいろなことで、少しスランプ状態なのですが、少し、ストーリーの先が見えてきたことで、少しずつ書き始めたいと思っています。

ストーリーですが、なんとなく、ドロドロした感じになっていきそうです。スランプになってしまった原因のひとつは、はたして、ぼくは、このお話を書いていいものなのか、どうかということを、1月の半ばぐらいから、ずっと悩んでいたことにあったりします。

もともと、このお話は、なんとなく明るく楽しいお話にしようと思っていたのですが、どうしても、そっちの方向には行けなくて、もしかすると、ぼくの作品の中で、最も暗い話になるかもしれません。

人間の弱さが作り出す「悪魔」とは何なのか。それを描きたいと思います。

ここで、ポイントなのが、主人公の荘太郎が現代民俗学者であるということです。彼は、研究を進めていくうちに、ひとつの悲惨な伝説に出会ってしまうわけです。

登場人物の誰が、「悪魔」となり、どんな衝撃が起きるのか。村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」のボリスのかわはぎのシーンは、かなりの衝撃なわけですが、それ以上の衝撃が起きるのか。そして、誰が「天使」なのか。

恋愛における心の闇、人間の弱さ、を描いて行ければと思っています。お楽しみに。

いよいよ、Team Policy Dragonの第1シーズンも、本日、最終回を迎えます。2ヶ月間、ご愛読をいただきまして、ありがとうございました。第2シーズンは、近日公開予定です。新しい人物も登場し、政治状況も、かなり混迷をする予定です。いずれは、選挙のお話も書きたいと思っています。

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 8 : 「日本の未来」のために (6)

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「いま、一緒に暮らしているでしょう。でも、私と寝ようとしないのよ。面白いでしょう。ちょっと、寂しいかなと思うんだけど、それが彼のポリシーだし、いまは、特に、他に寝ている女性がいるとは思わないし、まあ、いいっか、と思ってる」と、麻衣は言った。

「福沢くんが愛しているのは、麻衣さん、あなただけよ」と、佑奈が言うと、麻衣は、首を小さく、静かに頷いた。

「さっき、俊ちゃんが、次は俺の番だろうと言っていた。覚悟をしておけって」と、麻衣は、急に不安そうに言った。佑奈は、麻衣の肩を抱き、「大丈夫よ」と言った。「きっと、大丈夫。嘉彦が守ってくれる」と、佑奈は言った。

「麻衣さん、明日から職場に戻るわよ」と言った。「嘉彦の遺志を引き継がなきゃね。それが、愛する嘉彦のため。私以外に、嘉彦の遺志を継げる人なんかいない」と言った。

麻衣は、「そうね。そうすることが神崎さんが最も喜ぶと思う」と言った。

翌朝、福沢の部屋で、福沢と安藤、植村、吉沢、星野が打ち合わせをしていると、そこに、佑奈と麻衣が入ってきた。

安藤は、「もう大丈夫なのか?」と訊ねると、佑奈は、「いつまでも悲しんでいられませんよ。神崎のためにも」と言った。星野は、「ケケケ」と笑った。

福沢は、手に持っていた書類を置くと、机の脇に置いてあったウイスキーをグラスに入れると、それを飲み干した。そのグラスを安藤が受け取り、同じように、ウイスキーを入れて飲み干した。安藤は、グラスを植村に渡すと、吉沢がグラスにウイスキーを注いだ。植村は、意を決したように、ぐっと飲み干した。

佑奈は、「そんな、やめてよ」と言った。吉沢は、植村の手からグラスを取ると、自分でウイスキーを注いで、それを飲み干した。そして、そのグラスを星野に手渡した。

佑奈は、「ねえ!」と強く言った。星野は、「ケケケ」と笑いながら、ウイスキーをグラスに注ぎ、飲み干した。そして、麻衣にグラスを手渡し、ウイスキーを注いだ。麻衣は、福沢の方を向いて、目を合わせ、その後に、佑奈の方を向いて、首を縦にうなづかせると、グラスの中のウイスキーを飲み干し、佑奈に渡した。

佑奈は、「こんなの迷惑よ。重いのよ」と言った。安藤は、佑奈の手の中のグラスに、ウイスキーを注ぐと、全員が佑奈に注目した。佑奈は、「本当に困った人たちね」と言い、グラスの中のウイスキーを飲み干した。佑奈は、福沢に、グラスを投げ渡すと、福沢は、机の上に置き、ウイスキーを、そこに注ぎ、「これは神崎の分だ」と言った。そして、グラスの上に右手を置いた。

福沢の手の上に、麻衣、吉沢、植村、そして、星野の順番で右手を置いた。安藤は、左手で佑奈の右手を星野の上に置かせ、自分の右手を、その上に重ねた。

「”Team Policy Dragon”。最高のチームだ。最高の仲間だ」

「石川麻衣」

「はい」

「植村竜太郎」

「はい」

「吉沢晴信」

「ああ」

「星野徹夫」

「ケケケ」

「安藤泰」

「ああ」

「今井佑奈」

「ええ」

「そして、神崎嘉彦」

「日本の未来のための戦いを始めるぞ。Team Policy Dragonのモットーは、”Thinking, Creating, and Acting”だ。一人一人が、思考し、生み出し、そして、自分の判断を信じて実行せよ。俺は、お前たちの判断を信じる。準備はできているか」と、福沢が言うと、全員で「おお!」と言った。

登場人物

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必ず、悲しみが喜びに変わるときがやってくることを信じてる(ちょっとスランプ中です)

こんにちは。

さて、最近、連載小説(「君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?」)の掲載を、たびたび、落としてしまっていて、すみません。最近、先週末ぐらいから、急に、スランプで、なかなか文章が書けません。ストーリーが、なかなか思いつかず、いつもタイムリミットを迎えてしまっている感じです。ちょっと怖くなっている感じです。wobbly

Team Policy Dragonについては、ラスト2話ですが、1月中旬までに、第1シーズンが書き終わっているので、あと2話分は、14日のお昼と15日のお昼に掲載予定になっています。第2シーズンは、近日、掲載開始予定となっています。

今日は、バレンタインデーですね。ぼくの誕生日は、3月なので、年末から2月、3月にかけて、イベントも多く、本当は楽しいシーズンのはずですが、毎年、クリスマス、バレンタインデー、誕生日というイベント日には、あまり良いこともなく、寂しく、ため息が出ています。sad

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 8 : 「日本の未来」のために (5)

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「あっ、そうだ。ねえ、眠れないなら、ちょっと音楽をかけない?」と麻衣は言った。佑奈は、「だめよ。ここは病院よ」と言うと、「周りの病室には、誰もいないし、そんなに大きくなければ大丈夫よ」と言った。

「これは?」と佑奈が訊ねると、「なんだろう」と麻衣は言った。

「”As Time goes by”ね。カサブランカの」と、佑奈は言った。「訳すと、時の過ぎゆくままに」と麻衣が言った。

「私は、あのとき、神崎と結婚するつもりだったわ。博士号を取ったら、ボストンに行こうと思っていたわ。しかし、その後、IMFからエコノミストとして採用されることが決まったの。私は、悩んだわ。ワシントンに行くか、ボストンに行くか。私は、途上国の開発の現場に立ちたかった。以前、京都で、あなたに初めて会ったとき、福沢くんに、私の野望は何なのか、と訊ねられたでしょう。それで、私は、「自分の考えたプランが現実になることから得られるオーガニズムかしらね」と答えたでしょう。私は、IMFのエコノミストとして、開発の現場に立ちたかった。嘉彦には申し訳ないけど、嘉彦との結婚生活よりも、魅力的で、そして、エクスタシーを感じることができると思ったのよ」

「なんとなく、わかるわ。私は、たぶん違う選択をすると思うけど、あなたの気持ちはわかるわ」

「嘉彦は、それでも待つと言ってくれた。私は、そのとき、自分が、どれだけわがままで、自分のことだけしか考えていないのか、他者に優しくない人間なのかを知った。そして、そんな自分が、優しい嘉彦の傍にいてはいけないと思った。私は、彼を幸せにしてあげられないと悟ったのよ。彼には、もっと優しい女性に傍にいてもらった方がいいって」

「あなたも神崎さんを愛するがゆえの選択だったということなのね。でも、それは違った。神崎さんにとって、傍にいてほしかったのは、誰でもなく、あなただけだった。あなたのことを、それほど、愛していた」

「私はね、あなたが羨ましいのよ。あなたは、福沢くんを心から愛し、そして、自然な形で、彼を愛することができる。自分の気持ちに素直になって、福沢くんが望むことをしてあげられる。私は、どうも、愛情表現というのは苦手みたい」

「私も、何もわからないのよ。あの人、基本的に酷い人だから」と言って、麻衣は笑った。

「そうね、福沢くんは、男性としては、本当に酷い男よね、最低の男ね」と佑奈も笑った。

登場人物

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.3:風花(2)

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「今日は、どうしたの?」と僕が訊ねると、砂羽は、「4月から編集部の体制が変わるらしいのよ。だから、私、あなたの担当を外れるかもしれないわ」と言った。僕は、少し残念な気持ちになって、「それは残念だ」と言った。
「それに合わせて、雑誌のリニューアルもあるらしいのよ。そうしたら、もしかしたら、あなたのコラムも終わるかもしれない」と、少し申し訳なさそうに言った。
僕は、「それは仕方がないね」と言った。

「今日は、それを伝えに来たのよ。私も、このお話を一人で抱えるのが重かったから、誰かに話したかっただけ。別に、あなたを悲しませるために来たわけじゃないのよ。あなたなら、信頼できるから」と言った。

「君は、どうなるの?」と、僕が訊ねると、砂羽は、「わからないわ。もしかすると、本社に戻ったり、別な子会社に異動したりすることになるかもしれないし」と言った。

「そうか。確かに、君の会社、最近、M&Aで、人材派遣会社を買って、人材派遣業界に打って出ようとしていたり、かなり攻めの経営をしているからね。君を将来の幹部候補だと考えているのなら、いろいろな経験をさせるために、ひとつの部局に置いておかないかもしれない」

登場人物・人物相関図

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 8 : 「日本の未来」のために (4)

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福沢が部屋を出ると、麻衣が立っていた。福沢は、「麻衣、後のことは頼むぞ。12月24日のシンポジウム、そして、年明けの施政方針演説は、神崎のためにも成功させなければならない」と言うと、「わかっているわ。でも、私がいなくて、俊ちゃんは大丈夫?」と麻衣は訊ねた。福沢は、「もちろん。大丈夫ではないさ。でも、神崎の遺志を、俺は継がなければならない」と答えた。麻衣は、「ねえ、無理はしないでね」と言った。福沢は、「わかっているさ」と答えた。

福沢が研究所に戻った頃、日付はすでに変わっていた。しかし、安藤と植村は、安藤の部屋で経済成長新戦略に関するシミュレーション作業を行っており、星野と吉沢は、シンポジウムの準備を行っていた。福沢は、パソコンを立ち上げ、施政方針演説の原稿の起草を始めた。そのとき、福沢の部屋の電話が鳴った。電話の相手は、温水総理であった。

「神崎の件は、とても残念に思っている。こちらのミスだ。もっと、事前に対応をしていれば、今回の悲劇は防げたかもしれない」と温水は言った。

「神崎は、最期、笑って逝きましたよ。神崎嘉彦にとって、何も悔いは残っていないはずです。彼は、自ら選択し、Team Policy Dragonに加わり、あなたを支えようとした。そして、日本のために仕事をしようとした。彼にとって、心残りがあるとすれば、もっと、日本のために尽くしたかったということでしょう。それは、俺たちが、その遺志を引き継ぐ」

「神崎嘉彦は、日本という国に殉じたか」

「これで、俺たちが、彼の遺志を引き継がなければ、ただの犬死ですよ。生きている俺たちが、彼の代わりに、彼の分まで、仕事をしなければならない」

「福沢、すべての荷物を背負いこむなよ」

「わかっていますよ」

そして、温水は電話を切った。福沢は、受話器を置き、机の上に置かれていたマディソンの写真を眺めた。

病院では、佑奈はベッドの上で天井を眺めていた。麻衣は、「眠れないの?」と訊ねた。

「私は、ずっと神崎嘉彦のことを愛していたんだって、わかったのよ。彼が亡くなって、自分の正直な気持ちに、ようやく気が付いた。彼はね、私の大学の先輩だった。初めて会ったのは、大学のキャンパスだった。私は、大学に入学した時は、弁護士になろうと思っていたのよ。いまでは、経済学を専攻しているけど、学部は、法学部だったのよ。彼は、いつも大学の図書館で勉強していたわ。私も弁護士試験のために、図書館に通った。在学中に試験に合格したいと思っていたから、遊ぶこともせず、ただ、勉強だけの毎日だったわ」

「確か、神崎さん、安藤さんは、大学の同期で、そのひとつ下に、あなたがいた。大学を卒業して、神崎さんはシカゴに、安藤さんはイエールに、あなたはニューヨーク市立大学の博士後期課程に留学した。そして、神崎さんと安藤さんは、その後に、ハーバード時代に、俊ちゃんと出会う」

「そうね。4人で、いろいろと議論をしたわ。私は、神崎の影響で、大学院では経済学を専攻したわ。もともとは、イエールのロースクールに留学をしようと考えていたんだけど、大学3年生のときに弁護士試験に合格して、司法修習所を終えたとき、開発経済の問題に興味があって、ニューヨークに行くことにしたのよ。ニューヨーク・ボストン間は案外と便利なのよ。だから、休みが取れると、ボストンに行ったわ。神崎とは、ボストンコモンズとか、たまに、ドライブでレキシントンの方にもドライブで行ったわ。レキシントンに行く途中に、小さな湖があるのよ。そこで、ヨットを浮かべたりもしたわね。ケンブリッジを少し歩いて行くと、日本人街があるでしょう。そこで、日本食を食べたりもしたわ」

「俊ちゃんは、ボストンは、5月とか6月あたりと短い秋が最高のシーズンだって言っていたわ。いつも、チャールズ河のほとりを散歩して、ボストンコモンズの近くのスターバックスでコーヒーを買って、ボストンコモンズの真ん中で、本を読んでいたって言っていたわ」

「初夏のころは、バーベキューとかピザピクニックとかもしたわね。マディソンに行ったのは、ウィスコンシン大学でカンファレンスがあったの。それに出席するために行った。そして、湖のヨットハーバーで、神崎は、私にプロポーズをしてくれたわ。とても、嬉しかった」

「そのときは、クリーブランドで待ち合わせをしたって言っていたわ。3人は、ボストンからクリーブランド行って、あなたは、ニューヨークからクリーブランドに行った。帰りも同じようにクリーブランド経由だったって」

「クリーブランドの空港の中にあるスターバックスでコーヒーを買って、飛行機の待合ロビーで、そのコーヒーを飲みながら話したのが最後になってしまったわ。ニューヨーク行きの飛行機の方が早くて、3人で見送ってくれたわ」

登場人物

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人間は、愛が無いと生きていけないのか?~SWEENEY TODD: The Demon Barber of Fleet Street備忘録~

さて、「スウィーニートッド」を見てから、いろいろと考えているのは、結局、人間は、愛が無ければ生きてはいけないのか、というテーマです。

スウィーニートッドも、愛のために、命がけでオーストラリアを脱出し、ロンドンに戻ったわけです。しかし、ロンドンに戻って、残されていたのは、「絶望」だったわけです。そこで、スウィーニートッドは、復讐に生きる意味を見出し、悪魔になるわけです。たぶん、刹那的に、その唯一の目的のために、生きる、もしくは、命のロスタイムを費やそうとしたのではないかと思うのです。

そう考えれば、ラストシーンは、スウィーニートッドにとっては、ハッピーエンドであったと思います。スウィーニートッドにとって、ラストシーンでは、何もかもを喪失し、「絶望」すらも味わうことを許されなかった、それが、フリート街の悪魔の理髪師の辿りついた場所だったのだと思います。

パンドラの箱を開けたとき、すべての絶望の後に残ったのは、「希望」だったそうです。スウィーニートッドは、復讐の悪魔となったときに、パンドラの箱を開けたわけですが、最後に、「希望」は残されていなかった。いや、この解釈は、違うかもしれません。その部分は、映画では、きちんと描かれていなくて、「どうなったのだろう」という疑問を残したところで、娘のジョアナがどうなった、ということは描かれていないのです。スウィーニートッドの最後の希望が、ジョアナだったとすれば、もしかすると、パンドラの箱とともに、希望は残されたのかもしれません。
スウィーニートッドという物語は、人間の弱さと、人間が愛を喪失し、絶望することさえも許されなかった人間の刹那的な物語なのです。

僕が書きなおすとしたら、「スウィーニートッド:外堀通りの悪魔の博士」という物語を考えたのですが、いかがでしょうか?

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Hello, Again - DESTINY

土曜日から、my little loverのDESTINYが聴きたくなって、TSUTAYAで借りてきました。
CD屋さんで探したところ、見つからなかったのですが、絶版になってしまったのでしょうか?

Hellow, AgainとDESTINYで、心に響いたフレーズをメモしておくことにしました。

--------------
Hellow, Again~昔からある場所~
泣かないことを 誓ったまま 時は過ぎ
痛む心に 気が付かずに 僕は一人になった

「記憶の中で ずっと二人は 生きて行ける」
君の声が 今も胸に響くよ それは愛が彷徨う影
君は少し泣いた? あの時見えなかった

DESTINY
近づくほどに遠く 海のように揺れるけど
あなたも泳いでるなら きっと逢える 運命の時に
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昨日の夜ぐらいから、ちょっと体調が悪くなってます。頭が重いのと、腹痛です。
そのため、「君は 僕のわがままな 小悪魔? or 天使?」はお休みさせていただきました。
なんとなく、このまま、刹那的なストーリーに行きそうな感じでもあります。

また、Team Policy Dragonは、第1シーズンは、今週の金曜日で終了です。
衝撃のラストになる予定です。

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.3:風花(1)

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絵里の様子が変であった理由は、僕にはわからなかった。もちろん、ある程度の想像はすることができたが、それを訊ねたり、確認をしたりするということは、絵里のプライベートに踏み込むことになるし、僕には、その権利もないし、そして、僕自身、それを知りたいとは思わなかった。絵里が、自ら、何かを語りだそうとすれば、それを聞いてあげようと思ったが、僕の方から、何かを語らせようともしなかった。

もっと言えば、絵里に、語らせることは、僕にとっては、何の意味もないことであった。僕と絵里の関係とは、最初から、そういう関係なのであり、今後も、それは変わることはないだろう。

それでは、僕と絵里の間にある感情が友情であるのか、というと、それも違うだろう。そもそも、友情とは何なのだろうか。きっと、僕と絵里は、友情でも恋愛でもない、全く異なった関係なのだろう。そして、その関係が、いつまで続いて行くのか、それは、少なくとも、僕と絵里は知らないでいる。

僕は、自分のオフィスで、パソコンに向かっていた。文章が、なかなか思いつかず、流れてくるジャズのミュージックを楽しんでいた。そこに、砂羽がやってきた。僕の原稿を受け取りに来たのだと思った。

僕は、「まだ、原稿は書き上がっていないよ」と言った。

「それは、わかっているわよ。あなたは、いつも締切の前に原稿を上げたことはないんだから。きっと、まだ1行も出来上がっていないんでしょう?」と言った。

「よくわかっているね」と、僕は笑いながら言った。

登場人物・人物相関図

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 8 : 「日本の未来」のために (3)

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佑奈が目覚めると、周りは真っ暗であった。すでに夜になっていたのであった。佑奈は、「嘉彦、嘉彦」と呼び掛けた。しかし、誰も答えなかった。すると、病室の扉が開いた。佑奈は、「嘉彦」と言うと、そこに立っているのは福沢であった。

「今井、目覚めたか」と福沢は言った。佑奈は、「嘉彦は、どうなったの?」と訊ねた。福沢は、「残念だが、助からなかった。申し訳ない」と言った。佑奈は、「嘉彦」と呟き、涙を流した。「神崎の最期の言葉、お前に伝えなくてはいけない。神崎は、最期に「佑奈、愛している」と言って、そして逝った」

佑奈は、涙を流しながら、「そう」と言った。そして、「ねえ、あまり、私のことをいじめないでよ」と言った。「もういいじゃない。私は、嘉彦に酷いことをしたわ。あの人の気持ちを知りながら、私は、あの人を、自分の夢のために、自分勝手な理由で捨てたのよ。それなのに、私のこと恨みもしないで、ずっと、ずっと、私のことを愛してくれていて。ようやくわかったのに。これからは、私が嘉彦を支える番だったのに、なぜ、死んじゃうのよ。私に、何もさせないで、なんで、勝手に死んでしまうのよ」と言った。

「神崎は、お前を愛することで幸せだったんだ。お前の存在それ自体が、神崎にとっては幸せだったんだ。今の言葉を神崎が聞いたら、心から喜ぶよ」と、福沢は言った。

「ねえ、私を抱いてよ」と佑奈は福沢に言った。「神崎のことを忘れることができるほど、強く、私を抱いてよ」と言った。福沢は、「今井、お前は、普段はおくびにも出さないが、本当は、とても弱くて、そして、かわいい女の子なんだよ。それを、いつも隠そう、隠そうとしてがんばっているんだ。今は、何もがんばらないでいいんだ。自分の感じたように、悲しければ泣き、そして、少しでも楽しい気持ちになったら、思いっきり笑えばいい。神崎だって、それを望んでいる」と言った。

「あなたのポリシーは、スタッフとは寝ない、ということだものね」と佑奈は目線を落としながら言った。「お前は、とても魅力的だ。もし、チームのメンバーでなければ、心から、強く抱きたいと思うだろうさ」と、福沢は言った。佑奈は、「ありがとう」と言いながら、涙を拭いた。

登場人物

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The End of the World~いつまでも変わらない場所~

あなたを 想えば想うほど 強く 切なくなるけど
想わずにはいられない いくら涙が溢れたとしても

あなたに出逢えたこと 感謝している
この世界が いつか 終わったとしても
現在(いま)という時間が ずっと ずっとね
続いていくと 信じていた

あなたを 感じれば感じるほど ただ 愛しくなるけど
あの場所に もう 戻ることはできないの?

白い粉雪が 舞い落ちて 街を照らす
なにもかも すべてを 消し去るように
未来へのスタートライン きっと きっとね
目の前に 輝いているから

あなたを 想えば想うほど 強く 切なくなるけど
想わずにはいられない いくら涙が溢れたとしても

過ぎ去った季節(とき)に もう 戻ることはできないけどね
きっと この場所は いつまでも 変わらないはずだから

あなたを 想えば想うほど 強く 切なくなるけど
想わずにはいられない いくら涙が溢れたとしても

あなたを 感じれば感じるほど ただ 愛しくなるけど
その記憶を いつまでも この手に抱きしめていたい

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SWEENEY TODD: The Demon Barber of Fleet Street

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(イメージは、amazonより)

ジョニー・デップの最新作「スウィーニートッド:フリート街の悪魔の理髪師」。この作品の見どころは、やはり、ジョニー・デップの歌唱力でしょう。

スティーブン・ソンドハイム作のブロードウェイ・ミュージカルを、ジョニー・デップ、ティム・バートンのコンビで映画化されました。

ストーリーとしては、ターピン判事がスウィーニーの妻に横恋慕し、スウィーニーに無実の罪を着せ、島流しに。十数年の時を経て、スウィーニーは、脱出し、フリート街に戻り、ターピン判事への復讐することのみに生きるというものです。

もともとは、妻や子供の下に戻ることに生きる意味を持ち、フリート街に戻るわけですが、無実の罪によって、島流し後の妻と子供の話を聞き、彼の生きる目的が、ターピン判事への復讐に変わるわけです。

人は、愛する者のためには、天使にもなれるし、悪魔にもなれる。そんな人間の弱さを描いている作品です。スウィーニーは、復讐という目的を果たすために、悪魔になるわけです。もし、フリート街に戻った時に、妻に再会することができていれば、スウィーニーは、もっと違うことに生きる目的を見出していたはずです。

そうしたスウィニーの心の闇を、映画では、全体的にブルーを使って表現をしています。これは、なんとなく、「北野ブルー」的な手法です。舞台は、19世紀のロンドンです。その薄暗さも、また、スウィーニーの心情にマッチされ、作品に緊張感を与える効果を出しています。

ストーリーのラストは、悪魔となったスウィーニーが、人間に戻るということが描かれているのではないかと思います。しかし、全ては、遅かったわけです。人間の弱さが、とても素晴らしく描けていたと思います。

ちなみに、パイは、しばらくは、食べたくなくなる感じではあるので、パイ好きの方は、心してご覧ください。

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 8 : 「日本の未来」のために (2)

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佑奈は、病院に慌てて駆け付けてきた。そして、福沢と安藤を見つけると、「嘉彦は?」と訊ねた。安藤は、首を横に振った。すると、佑奈は、「そんな」と言って、呆然とした。そして、気を失い、そのまま倒れこんでしまった。

佑奈は、病院のベッドの上で、点滴を受けながら寝ていた。医者は、しばらく安静にさせた方がいいだろう、と言った。佑奈の病室には、麻衣、吉沢、星野、植村も集まっていた。福沢は、「こういう状況でも、施政方針演説まで、残された時間は1か月ほどだ。悲しいけれど、仕事は続けなければならない」と言った。そして、「今井は、しばらく、安静にさせた方がいいだろう。ショックが大きすぎる」と続けた。

「麻衣、お前は、今井の傍に着いてやってくれ」と福沢が言うと、麻衣は、「わかったわ」と言った。

「植村、お前が分析担当だ」と福沢が言うと、植村は戸惑ってしまった。星野は、「坊ちゃん。あんたしかいないんだぜ」と言うと、福沢は、「お前を信じている」と続けた。植村は、「わかりました」と言った。

「星野、12月24日に、温水総理を招いて行うシンポジウムを開催することに変わりはない。吉沢と一緒に、その準備を官邸サイドと協議して進めてくれ」と、福沢は言った。

星野と吉沢は、「わかった」と言った。

すると、安藤は、「俺も、Team Policy Dragonに入れろ」と言った。麻衣、植村、星野、吉沢は、驚いた表情を見せた。福沢は、安藤の顔を静かに眺めた。「俺と神崎を比べれば、月とすっぽんほどの差があるのはわかっている。しかし、俺も、研究者だ。神崎の遺志を継いで、俺が神崎の後任になる」と言った。福沢は、「頼む」と言った。

安藤、植村、吉沢、星野が病室を出ると、ベッドの上で寝ている佑奈を見ながら、イスに座っている麻衣の後ろで、「神崎は、俺の代わりに撃たれたんだ。すべて、俺の責任だよ。もし、神崎がTeam Policy Dragonに加わっていなければ、死ぬことはなかった。すべて、俺の責任だ」と言った。そして、「次は、俺の番だろう。麻衣、覚悟はしておいてくれ」と言った。

すると、麻衣は、福沢のことを振り返らず、そのままの態勢で、「許さないから」と言った。「死んだら、許さないから。あなたは約束してくれたでしょ。『自分がどんなになろうとも、お前のことだけは守る。だから、いまは、安心して、俺に寄り掛かっていろ』って。約束をやぶったら、私、許さないから」と、涙を流しながら言った。
福沢は、「そうだな」と言って、手を麻衣の肩の上に置いた。

登場人物

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ユキコイウタ

駅を降りると 雪が舞い落ちてきた
君のことを 思い出して 切なくなる

立ち止って 見上げて 手の中に包む
すぐに溶けて消える雪のように
君は もう ここにはいない

失ってから気が付く 君の存在の大きさ
まだ 何も始まっていないのに
こんなに早く 深い悲しみがやってくるなんて

何もかもを 一度 置き去りにして 今夜は
夜の間 ずっと 君のメールを待ってたい

辛くても 悲しくても 泣いてはいけない
そう 自分に言い聞かせている
本当は 僕も 消えそうなのに

君の笑顔を見ていると なぜかほっとするんだ
まだ 通過点にも辿りついていないのに
今は ただ 暗い井戸の中 ひとり 佇んでいる

君は いま 何をして 何を考えているのだろう
雪の白さが すべてを無に消し去りそうで
僕は 意識さえも失いそうになる

失ってから気が付く 君の存在の大きさ
まだ 何も始まっていないのに
こんなに早く 深い悲しみがやってくるなんて

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 8 : 「日本の未来」のために (1)

2_3

神崎は、膝から崩れ落ちながら、「福沢」と言った。福沢は、神崎を抱き抱えた。そして、「神崎、しっかりしろ」と言った。撃たれたのは、神崎であった。神崎は、口から血を吐き出しながら、手を上に伸ばそうとしていた。そして、「佑奈」と言った。いまにも、意識が失われそうであった。

福沢は、「神崎、死ぬなよ。お前が死んだら、今井が悲しむ。いまは、経済成長新戦略のことも、日本のことも考えるな。今井のことだけを考えろ。お前は、今井を守るために、ハーバードに戻らず、日本に残ったんだろう。今井のために、Team Policy Dragonに加わったんだろう。だから、死ぬなよ。今井のために、死ぬな」と言って、福沢は、撃たれた箇所に手を当てて、出血を抑えようとした。

安藤は、「いま、救急車が来る。神崎、がんばれよ。もう一度、マディソンの湖に行こう。俺と福沢は、ナンパしているから、お前は、もう一度、今井にプロポーズしろ」と言った。

すると、神崎は、ブレザーの内ポケットから、一枚の写真を取り出した。それは、マディソンの夕焼けの写真だった。その写真は、すでに穴が空いてしまっていた。

「お前も、この写真、持っていたのか」と福沢は言うと、神崎は、「佑奈」と呟いた。

「お前は、今井を幸せにするんだろう。だから、死ぬな」と福沢は言った。

救急車が到着し、福沢と安藤は、神崎と一緒に乗り込んだ。しかし、神崎のバイタルサインは、徐々に弱まり、いつ停止してもおかしくなかった。

神崎は、何かを言おうとしていた。福沢は、神崎のマスクをずらし、耳を近づけ、そして、神崎の言葉を聞こうとした。神崎は、小さく、「ゆ・う・な、あ・い・し・て・る」と言った。福沢は、涙を流して、「わかった、必ず伝える」と言った。その言葉が何を意味するのか、福沢も安藤も十分に理解した。そして、神崎のバイタルサインは停止した。

登場人物

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ジョゼ・モウリーニョの言葉

私は普通ではない。だから目標がどれだけ高くなっても怖気づかないのだ。目標を設定するのは我々自身なのだから。私にはチャレンジを受け入れる強さと個性がある。それに私には次のシーズンがドアをノックしている音がもう聞こえている。野心とモチベーションがふつふつと沸き上がってくる。来シーズンをスタートするために、素晴らしかった今シーズンが早く終わらないかとウズウズしているのだ

良きコーチの条件とは、戦術、スカウティング、決断力など、さまざまあるが、やはり、言語能力が非常に重要だと思う。そのコーチの哲学、思想に裏打ちされたコーチの言葉は、選手のモチベーションを上げ、人々を、時に感動させる。

また、マインドゲームになったとき、生命線は、言葉なのだ。

現在、ジョゼ・モウリーニョは、世界でNo.1と言えるほどのコーチだと言える。名選手ではなかったモウリーニョが、これほど高いカリスマ性を発揮しているのは、もちろん、戦術、スカウト、トレーニングなど、全てにおいて卓越した能力を有するからこそであるが、モウリーニョの言語能力に裏打ちされていると言える。これこそが、モウリーニョが自身がSpecial Oneと言う所以だろう。

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.2:潮風の詩(7)

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「ねえ、寒くないの?」と訊ねると、「冷たい風が、なぜか、心地良いのよ」と、絵里は答えた。「ねえ、絵里ちゃん。僕が、こういうことを訊ねるのは、たぶん、踏み込み過ぎなんだろうと思うし、聞くべきではないと思うのだけど、何かあったのかな?もちろん、答えたくなければ答えなくてもいいのだけど」と、僕が言うと、絵里は、「そう、君は、その質問を、私に、聞くべきではないわ」とだけ答えた。僕は、「それなら、それで構わない」と答えた。

僕は、車を江ノ島の方まで走らせた。葉山で食事をする予定であったが、絵里の様子を見ていると、そのまま車を走らせた方が良いのだろうと思った。絵里も、ただ黙って、窓から入る込む冷たい風を静かに感じていた。

僕たちは、江ノ島の近くにある国道沿いのレストランで、車を停めて、食事をした。食事を済ませ、車に乗ろうとすると、何か小さな白いものが、ひらひらと、僕たちの上に舞った。

「僕は、雪だ」と言うと、絵里は、「そうね」と言って、寂しそうな顔をした。

そのとき、僕の携帯電話のバイブレーションが震えた。携帯を取り出すと、ほのかからのメールが届いたのであった。メールには、「おやすみ」と書いてあった。僕は、そのメールへの返信として、「こちらでは、雪が降ってきた。今夜は、とても寒い夜になりそうだ。こんな日には、君に心から逢いたいと思う」と書いた。明日の朝には、東京にも、もしかすると、風花が舞っているかもしれない。

登場人物・人物相関図

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政権スタッフ

Shumpei0802081

大統領選挙が終わると、ワシントン D.C.は騒がしくなる。次期大統領が決まれば、就任式までの間に、新政権の準備が始まるからだ。米国のシステムは、「回転ドア」と称されるように、政治的任命制(ポリティカル・アポインティー)により、ホワイトハウスをはじめ、行政機関の上級スタッフが交代するシステムだ。新しい大統領のチームが"The West Wing"や、国務省、財務省、国防省などに、それぞれのポストを得て、入って行くのである。政権交代とは、政策チームの交代でもあるのだ。

そこで、就任式の間までに、政権移行準備委員会を立ち上げ、次期大統領を支えるスタッフの選抜とポストの分配、さらには、就任後の政策を検討するのである。

政策において、重要なのは、大統領就任式から100日間で、まず、何をするのか、ということである。
また、次期大統領は、就任式を待たずして、大統領選挙の当選日から、大統領として、その能力が問われるのである。

日本でも、こうした政権を支えるチームを作ることが重要である。そうしたチームがたくさんあることで、政策競争が生まれるのである。(このお話が、Team Policy Dragonのお話なのです。)

さて、話は変わるのですが、僕も、4月からの新しい仕事に向けて、準備委員会を立ち上げることにいたしました。よりよい教育プログラムを作りたいと考えています。

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胸に刻むいくつかの言葉

Shumpei0802082

ベンチに一度でも座った者は、ウィルスに冒されたも同然 (ホルガー・オジェック)
「やはり現場で汗をかくほうが良い。いまの私に欠けているのは、毎日チームと一緒に仕事をするということ。指導者は若い連中と一緒に仕事ができる。そのおかげで肉体的にもグッドコンディションを保てる。全身全霊を込めてサッカーに向かい合えるのだ。これは私にとって非常に熱中できる仕事だ」

人々はお世辞ではなく、本心から私を尊敬している (ジョゼ・モウリーニョ)
「私はよく「自惚れの強い人物」だと言われているが、それは自信の表れなのだ」
「一瞬、一瞬をプレッシャーと緊張のなかで過ごす人生。これがまさしくサッカーなのだ。試合には人間性がある。プロのサッカー関係者はサッカー産業がもたらす何億という金を超えたものを持っている。それはなにか?情熱なのだ!」

先のことがわからないのは、人生では当然のこと (フランク・ライカールト)
「先のことなどわからないのは、人生では当然のことではないか。これは鼻持ちならない言葉に聞こえるかもしれない。だが私にとっては、自分を歓迎してくれると思える場所であることが重要なのだ」

知り合いの記者は、私を『建築家』と呼んだよ (ジェラール・ウリエ)

クラブの監督が直面する興奮状態が好きなのだ (アーセン・ベンゲル)
「クラブの監督は激しいプレッシャーにさらされ体力と気力を使う。ジャングルに放り出され、そこから抜け出そうともがく動物に似ていなくもない。私はクラブの監督が直面するこういう興奮状態、アドレナリンの高まりが好きなのだ」

「サッカーについて僕たちが本音で語ったこと」(安藤正純訳・東邦出版)より

指導者は選手の8倍勉強しなさい。それだけの知識がなければ指導者はつとまらない (カルロス・ビラルド)

「道標」(山本昌邦、ランダムハウス講談社)より

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 7 : “Star Crossed Lovers” (9)

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番組は終了し、神崎はスタジオの脇にいる安藤と福沢の近くに寄ってきた。安藤は、「御苦労さま」、福沢は、「おつかれさん」と声をかけた。神崎は、「過去の自分に「さようなら」を告げた気分だよ」と言って、汗をぬぐった。安藤は、「違いない」。と言って、「カカカ」と笑った。

未来創造研究機構の上田の部屋では、上田の電話が鳴り続けた。電話をかけているのは、網妻議員であった。上田は、網妻議員からの電話であることを認識して、電話にあえて出ようとしなかった。そして、携帯電話を力強く握り、「神崎、福沢、絶対に許さないよ~」と言った。

首相官邸の執務室では、すでに警備局長が、温水の到着を待っていた。温水は、「田中警備局長、緊急に何の用だ」と言うと、田中警備局長は、「総理。犯行予告が官邸に届きました。すぐに、万一に備え、総理の警備体制の強化を図らせていただきます」と言った。温水は、「俺が狙われている、ということか」と言って、田中警備局長が手に持っていた文書をつかみ取った。その文書には、「温水康一郎に天誅を。温水を支持する者もまた、同罪なり」と書かれていた。温水は、「警備体制を強化した方がいいのか」と言うと、田中警備局長は、「連日、このような文書が届いています。先日も、総理が出席された講演会の会場でも、襲撃者を事前に逮捕しています」と言った。温水は、「確かにそうだったな」と言った。そして、「誰なんだ」と、温水は言うと、田中警備局長は、「現在、捜査中です」と言った。

安藤、福沢、神崎は、笑いながら、テレビ局の玄関に向かって歩いていた。安藤は、「経済成長新戦略は、どんな感じだ」と言うと、福沢は、「神崎が加わってくれたおかげで、順調です」と言った。神崎は、「日本のために、心から信じられる仲間とともに、戦いたい。どんな苦難が待っていようとも」と言った。
テレビ局の玄関を出ると、3人の前に、男が一人立ちはだかった。

官邸では、温水が、何かに気が付いたようなそぶりを見せた。温水は、「ちょっと待てよ。『温水を支持する者たちもまた同罪』だと。福沢やTeam Policy Dragonの連中は、警備されているのか」と訊ねた。水島は、「いえ、それは盲点でした」と答えた。温水は、「すぐに警備対象に加えるように手配しろ。奴らが危ない」と言った。

佑奈は、自宅で、討論番組を見終えた後、テレビを消して、デューク・エリントンの『サッチ・スウィート・サンダー』を取り出した。暫くすると、”Star Crossed Lovers”が始まった。佑奈は、テラスの窓の外を眺めながら、マディソンの夕焼けの写真を手にしながら、「悪い星のもとに生まれた恋人たち、薄幸の恋人たち、か」と、呟いた。そして、「嘉彦」と呟いた。

そのとき、数発の銃声が鳴り響いた。街は、一瞬、静寂化し、人々は、何が起きたかを、ようやく理解すると、悲鳴が響いた。安藤は、無音映画の中で、スローモーションの場面を見ているように、一人の男が崩れかかっていく姿を、眺めていた。そして、警官が、こちらに走り寄ってくる姿、警官が拳銃を発砲した男を取り押さえようとしている姿、その男が自分の頭を撃ち抜こうとしている姿も、また、映画の観客のような視点で眺めていた。そして、もう一発の銃声が鳴り響いたとき、安藤は、我に還ったのであった。
神崎は、「福沢」と小さく呟いた。

麻衣は、福沢の家で、片付けものをしていた。すると、麻衣は、数年前に撮影した写真を見つけた。そして、「俊ちゃん」と呟いた。福沢と麻衣が放浪生活をしていたとき、二人で一緒に撮影した写真であった。「俊ちゃん、愛しているわよ」と言って、その写真を机の上に置いた。

登場人物

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講義風景

12月に行った特別講義で撮影していただいた写真が届きました。

Img_4407

パワーポイントを使っているので、それを指指してます。

Img_4412

指の形は、無意識のうちに、こうなっています。いま、自分でも笑ってしまいました。
サッカーの指揮を執っている感じ(?)

というわけで、臨場感、溢れる写真でした。

どうもありがとうございました。

授業の内容は、「草のみどり」に掲載されるようです。

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.2:潮風の詩(6)

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東京に戻って、1週間が経つころ、僕が自分の部屋に戻ると、部屋には絵里が来ていた。僕は、「絵里さん」と言うと、絵里は、「帰ってくるの、遅かったじゃない」と言った。時計は、まだ18時を回ったばかりだった。僕は、「絵里さんが早いんじゃないの?」と言うと、絵里は、「何か言った?」と、少し不機嫌な声で答えた。

「ねえ、荘ちゃん、今日は、何か食べに行きましょうよ。ご馳走してあげるから」と、絵里は言った。僕は、「それは嬉しいね」と言うと、「その代わり、運転してね」と絵里は言った。

僕は、絵里を乗せて、湾岸沿いに高速道路を走った。絵里は、レインボーブリッジとベイブリッジを渡りたいと言って、僕は、まずレインボーブリッジを渡り、そのまま羽田の方向に車を走らせ、横浜に向かった。ベイブリッジを渡ると、絵里は、「葉山においしいレストランがあるのよ」と言ったので、そのまま横浜横須賀道路に入り、横横道路の終点で国道を右に曲がり、葉山に向かった。

車の中で、絵里は、「ねえ、ほのかちゃんに逢えたの?」と訊ねた。僕は、「逢えたよ」と答えた。

「ほのかちゃん、どうだった?」と、絵里は言った。僕は、「どうって、どういうこと?」と訊ねると、「気持ちの変化よ」と言った。

「再び、ほのかちゃんに逢って、君の気持ちは、どのように変化したのよ。もっと好きになった?、それとも、少し気持ちは冷めた?」と訊ねた。

僕は、「もっと好きになった」と答えた。絵里は、「ふーん」と言って、車の窓を少し開け、潮風を車の中に入れた。
「じゃあ、砂羽ちゃんより、ほのかちゃんを選ぶ、ということ?」と、絵里が言うと、僕は、「それは、まだ、わからない」と言った。そして、「もしかすると、絵里さんを選ぶかもしれない」と言うと、絵里は、笑って、「それはやめておいた方がいいわね」と言って、再び、顔を潮風に当てた。

登場人物・人物相関図

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 7 : “Star Crossed Lovers” (8)

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日曜日の朝、未来創造研究機構の上田の部屋では、出張から戻った上田が激昂をしていた。上田の机の上に、神崎の辞表が置かれていたのであった。そして、上田は秘書に、「なんで受け取っちゃったの。なんで連絡しないの。なんで、会長は、神崎の契約を破棄することを認めたの」と質問攻めにした。さらに、上田は「神崎、この裏切りは許さないよ。絶対に、絶対に許さないよ」と言った。そして、気持ちを落ち着かそうとして、テレビを付けると、討論番組に神崎が出演していた。上田は、「なんで、神崎がテレビに出ているのよ。なんで、民政党案を批判しているの」と言っていると、”Japan Innovation”のスタッフが、上田の部屋に飛び込んできて、「神崎は、公共政策研究所の”Team Policy Dragon”に分析担当として加入したそうです。神崎の肩書が、日本公共政策研究所主席研究員になっていました」と言った。

上田は、「また福沢か。福沢も神崎も、絶対に許さないよ」と言った。すると、上田の携帯電話が鳴った。電話は、小詰代表からであった。上田は、落ち着こうとさせながら、「これは私どもの落ち度です。大変に申し訳ありません。必ず、必ず、対応をいたします」と言って、頭を下げながら電話を切った。「おのれ~、神崎、福沢~」と怒鳴った。

安藤と福沢は、スタジオの脇で、網妻議員と議論を交わしている神崎を見ていた。安藤は、「臥竜か鳳雛か、いずれかを手にすれば天下を取れるか」と言った。福沢は、「三国志で、劉備玄徳が司馬徽の庵で、司馬徽に言われたことですね。その後、劉備は、三顧の礼で臥竜・諸葛亮孔明を軍師に迎え、鳳雛・龐統士元も配下とする。しかし、龐統は、劉備の西蜀遠征中の落鳳坡で落命する」と言った。

安藤は、「もし、龐統が落命をしていなかったら、歴史は、どうなっていたかな」と言った。福沢は、「孔明は宰相として国家運営に、その才を発揮し、龐統は、軍の最高司令官として、その才を発揮し、荊州を落とすことはもとより、長安を落城させていたかもしれませんね」と言った。

安藤は、「そう考えると、いまのお前と神崎の関係も同じだな」と言った。

福沢は、「というと」と訊ねると、「温水総理は、いずれお前を総理補佐官として官邸に入れるだろう。そして、政策のバックグランドになる理論とシミュレーションについては、神崎が担う。温水は、臥竜と鳳雛の両方を手に入れたんだ。最強の政権になる」

首相公邸では、温水が討論番組を見ていた。「おい、水島。これは面白い。神崎が民政党案を批判しているぞ。網妻も面目丸つぶれだな。小詰祥子は、怒り心頭だろうな」と言った。すると、水島は、「おくつろぎのところ、申し訳ありません。警視庁の田中警備局長が、すぐにご相談したいことがあるとのことです」と言った。温水は、「警備局長が、緊急に相談って、テロか?」と言った。そして、温水は、すぐに官邸に向かった。

登場人物

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タイ戦:4-1で勝利

Shumpei0712091
ー4-1で勝利という結果となったが?

矢尾板:まずは、選手がよくがんばってくれたと思います。また、サポーターの皆さんの応援もあっての勝利だと思う。選手、サポーターの皆さん、そして、応援をしてくれた全ての方に感謝を申し上げたい。試合結果は、4-1ということで、今後の第3次予選を戦っていくにあたり、勝ち点の部分でも、得失点差の部分でも、良い結果だと思う。しかし、ゲーム内容については、課題も多いのだろうと思う。

ー課題は?

矢尾板:今日の得点のうち3点は、セットプレーだった。もう少し、流れの中で得点することが必要。つまり、攻撃の展開に、もっと工夫が必要だということ。時には、コンパクトなサッカーをしたり、時には、サイドを使っていく、と、さまざまな攻撃のオプションを持ち、有利な展開を作っていくことが必要だろう。そうすれば、流れの中で得点ができるようになってくる。

ー今日のスターティングメンバーは、予告通りの4-4-2で、予告と異なったのは、右サイドバックで、内田の登用だけだった。

矢尾板:予選は、何が起きるかわかりませんから、やはり、リスクを最小限化することが重要。セーフティーにやっていく必要がある。そのために、4-4-2のシステムでのスタートだと思う。内田の登用については、将来投資の意味も含めて、2010年を目指すプロジェクトとしては、有力な選択肢だろうと思う。

ー第3次予選の次戦いは、3月26日のアウェーでのバーレーン戦。

矢尾板:正念場のひとつだろう。3月26日と6月2日が、日本にとっては最大の山場。ここで連勝すれば、第3次予選の通過は、かなり現実的になるし、ここで苦しむようであれば、第3次予選の通過も危ぶまれるようになってくる。3月上旬にでも、可能であれば、中東か、似たような環境で、合宿か親善試合をして、一度、汗腺を開いておくことが重要になる。特に、日本は冬なので、フィジカル面での調整が重要になる。ただし、その時期は、Jリーグの開幕時でもあるので、現実的には困難。その意味では、3月26日は、日本にとっては不利な戦いになるだろう。6月7日は、ホームなので、日本にとっては、有利な状況で戦える。

ー今後の見通しは

矢尾板:6月2日の試合で、ほぼ見通しは明瞭になるだろう。第3次予選の通過ラインは、勝ち点12だと予測しているので、6月7日にオマーンで第3次予選の通過を決められれば言うことはない。6月7日、14日とアウェーが2連戦となるので、6月7日の試合で、勝ち点8点か9点を持っていないと、なかなか辛いだろう。

ーつまり、中東でのアウェーでは、引き分けが最低条件になると

矢尾板:その通りだと思う。そのためには、批判されるかもしれないが、セーフティーな戦いをする必要がある。

ー世界で戦うために必要なのは?

矢尾板:セーフティーな戦いは、アジアを勝ち上がるための戦い方。さらに、上を目指すのであれば、根本的なイノベーション、つまり、リスクを取っても攻めることが重要になる。そのためには、攻撃のオプションが必要。その準備が、4-3-3の実験であったりする。ただし、実験段階のため、さまざまなアイディアを試行錯誤していくことを、予選を戦うことと同時に進めていかなければならないだろう。

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.2:潮風の詩(5)

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そのうち、僕は絢音に恋をするようになった。そして、僕は、キャンパスの近くのいつもの喫茶店で、僕は絢音に自分の気持ちを伝えたのであった。絢音は、少し困ったような顔をした。

「私は、あなたのこと、恋愛対象として見たことがなかったのよ。だから、突然、そんな風に言われても、困ってしまうわ」と、絢音は言った。

僕は、「確かに、そうだね。変なことを言ってごめん」と言った。

すると、絢音は、溜息をついて、「別に謝る必要はないわよ」と言った。

そして、「私は、あなたのこと、もちろん、嫌いではないのよ。こうして議論をすることは楽しいし、勉強になる。でも、あなたを恋愛の対象にするということは、申し訳ないけど、私の中には、そういう気持ちはないのよ」と絢音は言った。

「はっきり言ってくれて助かるよ。たぶん、それが優しさなんだと思う」

「失恋って、傷つくけど、人間は立ち直れるし、成長することができる。あなたには幸せになってもらいたいから、はっきりと言うけれど、私は、あなたと付き合うことはできない」

その後、僕と絢音は、連絡を取り合わなくなり、キャンパス近くの喫茶店で、議論をすることはなかった。絢音は、大学院を修了し、外国の美術館のキュレーターとなった。僕は、そのまま大学院に残った。

登場人物・人物相関図

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 7 : “Star Crossed Lovers” (7)

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佑奈は、「そんな馬鹿なところが、私があなたの嫌なところなのよ。もっと、自分の人生、大切にしなさい」と言った。

「確かに、これで二度目だな」

「そうよ。あなたがハーバードでテニアーを取れることになったとき、私は、ワシントンで仕事が見つかっていた。だから、一緒には住めないわ、ということになって。そうしたら、そのとき、あなたは何て言った。「俺は、ハーバードのテニアーよりも、君を選ぶ。俺がワシントンに行く」って言ったでしょう。それが嫌なの。あなたは、他人が羨む能力を持っている。それを活かすことが、あなたの使命なの。なのに、私を選ぼうとしたことに、とてつもなく腹が立ったのよ」

安藤は、「とてもいい話じゃないか。カカカ」と笑った。

福沢は、「今井、もっと素直になれよ」と言った。

佑奈は、「ふたりともからかわないでよ。私は、認めませんからね。嘉彦、あなたは、早くハーバードに戻って、ノーベル経済学賞を取りなさい」と言って、安藤の部屋をツカツカと出て行った。そして、佑奈は、自分の部屋に戻り、チェアに座ると、涙を流した。そして、「嘉彦の馬鹿」と言った。

安藤の部屋では、神崎が「佑奈は了承しているんじゃなかったのか」と、福沢に訊ねた。福沢は、「そのはずなんだが」と、とぼけた。安藤は、「神崎、お前が来てくれて嬉しいよ。これで、日本を救える。経済成長新戦略も策定できるし、構造改革も推進させられる。神崎、お前は、そのための理論的支柱だ。今井もそのうち機嫌を直すだろう」と言った。

そこに、星野が入ってきた。安藤は、「どうした、星野」と訊ねると、「いま、テレビ局から出演依頼がありましてね。日曜日の討論番組にうちのチームから一人出演して欲しいということです」と言った。福沢は、「テーマはなんだ?」と訊ねると、星野は、「ケケケ。もちろん、年金改革ですよ」と言った。

神崎は、「俺が出演します」と言った。安藤は、「しかし、民政党の案は、お前が作ったんだろう」と言うと、「だから、ケジメを付けてきますよ」と言った。安藤は、「確かに、作成者自らが否定すれば、それで、その案はおしまいか」と言った。

登場人物

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アジア3次予選前夜

Shumpei0712091_3いよいよ、南アフリカに向けた戦いが始まります。まずは、第3次予選、タイ、バーレーン、オマーンとのリーグ戦です。最終予選に進出するためのラインは勝ち点12だろうと呼んでいます。ただ、混戦になることも考えられ、そうすると、勝ち点のラインは下がりますが、得失点差が重要になってきます。

そこで、ホームでは、2点差以上で勝利をするということが重要です。アウェーでは、引き分けでもいい。とにかく、最終予選に進出すればいいという試合をすることが重要で、美しくないくても構わないわけです。

明日のタイ戦ですが、4-4-2で行くと思います。4-3-3のオプションは準備しているものの、初戦ということで、セーフティーに行くのが良いのだろうと思います。FWは、高原と大久保の組み合わせで勝負してみたいと思います。


    高原   大久保

  山瀬        遠藤

     中村  鈴木

駒野  阿部  中澤  加地

       川口

というメンバーで、どうでしょうか?

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.2:潮風の詩(4)

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「まだ、京都にいるの?」と訊ねると、「昨日のうちに仕事は終わって、今日帰るのよ」と砂羽は答えた。僕は、「急いで帰らないといけないの?」と訊ねると、砂羽は、「そうね。午前中の新幹線で戻るわ」と答えた。僕は、「僕は、このまま、北陸に向かう予定なんだ。今回は、すまないことをしたね」と言うと、砂羽は、「特に、気にしていないわ」と答えた。

僕は、電話を切ると、そのままみどりの窓口に向かい、そして、切符を購入した。僕は、このまま北陸地方を回って、東京に戻ることにした。北陸に用事があるわけではなかったが、このまま、のぞみに乗って、呆気なく東京に戻るのは残念に思えた。ほのかのことを、少しずつ思い出しながら、電車に揺られたいと思ったのである。

車窓からは、琵琶湖の風景が見えた。ほのかが住んでいる京都は、遠ざかってしまった。僕は、離れ行く景色を見ながら、もう一度、ほのかに会いに、京都に戻りたいと強く思った。しかし、電車は無情にも、京都から、離れて行った。

ほのかのことを考えていると、ふと、絢音のことを思い出した。絢音は同じ大学院に通っていた。そして、そのころ、僕が愛した女性であった。昨晩、ほのかを見つめながら、ほのかは、絢音にもどことなく似ていることを再認識した。砂羽にも、もちろん似ているのだが、絢音だと言えば、絢音かもしれない、つまり、砂羽と絢音の両方の特徴を、ほのかは持っているのであった。

絢音は、美術館のキュレーターを目指し、大学院で美術を専攻していた。僕は、大学院に入った頃から、現代民俗学に興味を持って、歴史や伝統品を調べていた。僕たちが初めて出会ったのは、古代美術に関する講義の教室であった。

僕と絢音は、一緒の講義に出席し、そして議論をした。時には、ぶつかり、時には、同意した。講義の後も、ふたりでの課外講義は続いた。博物館に行ったり、美術館に行ったり、そして、キャンパスの近くにある喫茶店に入り、議論を続けたのであった。

登場人物・人物相関図

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 7 : “Star Crossed Lovers” (6)

2_3

公共政策研究所の会議室では、Team Policy Dragonの面々が、施政方針演説の作成と経済成長新戦略の策定のためのカンファレンスを行っていた。そのとき、福沢の携帯が鳴った。電話は、神崎からであった。

「福沢、俺をお前のチームに、分析担当として入れてもらえるか」と、神崎は言った。

福沢は、「もちろんだ」と答えた。すると、神崎は、「ありがとう」と答えて、電話をすぐに切った。

佑奈は、「どうしたのよ」と福沢に訊ねると、福沢は、にやつきながら、「チームメンバーが全員揃った」と言った。

佑奈は、「どういうことよ」と言うと、「神崎嘉彦がこのチームの分析担当として加わることになった」と、福沢は答えた。

佑奈は、「ちょっと待ってよ。私は、そんなこと承諾していないわよ」と机を叩きながら、立ち上がった。

「チーム編成は、俺に任せてもらっているはずだ。経済成長新戦略を策定するためには、神崎モデルが必要だ。そして、それだけではなく、分析担当として、神崎は必要な人材だ」と福沢は言った。

「それはわかるけど、よりによって、なんで神崎なのよ」と、佑奈は言った。

翌日、安藤の部屋に、福沢、佑奈、そして神崎が揃っていた。

安藤は、「この4人が揃うのは、マディソンに旅行に行ったとき以来かな。カカカ」と笑った。

佑奈は、「からかわないでください」と言った。

安藤は、「でも、いいのか。”Japan Innovation”でリーダーだった男が、ここでは、分析担当だぞ。神崎、ハーバードに戻れば、ノーベル経済学賞も夢じゃない。それだけ、神崎モデルというのは、学術的にも価値のあるモデルだ」と言った。

神崎は、「構わない。俺にとっては、ノーベル経済学賞よりも今井佑奈の方が大切だ。佑奈を支えることができるのであれば、俺は、どんなポジションでも、待遇でも構わない。これから、俺は、愛のために生きてみたいと思う」と言った。

安藤は、「カカカ」と笑った。

佑奈は、「ちょっと待ってよ」と言った。「私とノーベル経済学賞を比べたら、間違えなくノーベル経済学賞でしょう。本当に、馬鹿らしいわ。私は、あなたのことを振った人間なのよ。しかも、とても酷く」と言った。
「馬鹿で構わないよ。俺は、今でも、お前のことを愛している。理由は、それだけで十分だ」と、神崎は言った。

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.2:潮風の詩(3)

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今、ほのかと逢おうと思えば、往復の交通費と宿泊代で6万円はかかってしまう。毎週、ほのかに会おうと思えば、24万円になってしまう。もちろん、無理をすればなんとかなる金額ではあるが、なかなか難しい金額である。しかし、ほのかが東京に住むとなれば、そのお金は必要なくなる。その分、ほのかにプレゼントをしたり、食事をご馳走してあげることができる。

食事をした後、僕はほのかと部屋に戻り、もう一度、抱き合った。そして、何度もお互いの存在を確認し合ったのであった。

翌朝、僕は、ほのかに、「君が東京に来るまでに、何度か来たいと思うのだけど、いいかな」と訊ねた。すると、「もちろんよ」と答えた。そして、ほのかは何かを思い出したような顔をした。

僕が「どうしたの?」と訊ねると、「そういえば、裕子さんも春から東京に行くって言っていたわ」と言った。僕は、「彼女が東京に?ご主人の転勤か何かなの?」と言うと、ほのかは、「いや、裕子さん、いよいよ離婚することを決めたらしいのよ。ほら、裕子さんのところ、お子さんもいないし、ずっとご主人とうまくいっていなかったようだから、だから、ご主人と別れて、東京で働くことにしたそうなのよ」と言った。

「確かに、彼女の実家は埼玉のはずだから、ご主人と別れるのであれば、こちらにいる理由もないしね」

「確か、結婚情報誌の編集部で働くようなことを言っていたわ」

「僕が連載をしている結婚情報誌じゃなければいいけどな」と、僕は冗談めかしていうと、「そうだったら、面白いわね」とほのかは笑った。

僕は、ほのかを見送った後、携帯電話を取り出し、砂羽にコールバックした。もう遅いかもしれないが、このまま携帯の着信を無視してよいということはない。何度か、呼び出し音が鳴ると、砂羽が電話に出たのであった。

「吉本ですが、昨日、何度か電話をいただいたみたいなのですが」と、僕は、とぼけた感じで、話を切り出すと、砂羽は、「メールもしたけど、昨日、出張で京都に来たのよ。それで、以前に、祇園に案内してくださるっていうから電話をしたのだけど」と砂羽は答えた。僕は、「ごめん、メールは読んでいなかった」と嘘をついた。

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 7 : “Star Crossed Lovers” (5)

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「今井も、今でも、お前のことを愛していると思う。だからこそ、近くにいてほしくないのかもしれない。今井は、お前が移籍してくること、承諾をしているよ。今井を助けてやってくれ。今井は、これからスピーチライターになる。原稿には、しっかりとした分析が背景にあることが重要だ。今井を支えられるのは、お前しかいない」と、福沢は言った。

神崎は、「そうか」と言って、グラスに口を付けた。

演奏は、”Star Crossed Lovers”になっていた。神崎は、「”Star Crossed Lovers”か。デューク・エリントン」と言った。

「まさに、お前と今井のことのようだな」と言った。神崎は、「奇麗な曲だ」と言った。

「福沢、しかし、なぜ、上田が俺を見限り、新川と交渉を始めたことがわかった」と訊ねた。福沢は笑いながら、「これを上田に伝えるのも、伝えないのも、お前次第だ。その上で、俺はお前を信じる。俺は、エージェントを雇って、上田の周辺に情報源を持っている。その情報源とは、上田の秘書だ。俺のエージェントは、上田の秘書と「男と女の仲」になり、ベッドの上で情報を取ってくる」

「そのエージェントとは、未来創造研究機構の人間なのか?」と神崎は訊ねると、福沢は、「違う」と答えた。

「そこが、俺と上田の違いだ。上田は、公共政策研究所の安部をエージェントにして、俺たちの情報を探らせた。安部は、素人だ。しかし、俺たちが、あえて情報を流していたとも知らず、いつの間にか、一流のエージェント気取りになったんだろうな。麻衣と「男と女の仲」になろうとしたのには笑うしかなかった。この仕事は、誰にでもできる仕事ではない。素人には無理だ。俺は、プロを雇っている。上田の秘書は、自分から情報が流れていることすら気が付いていないよ。それだけ、スムーズに、エージェントは、上田の秘書と寝て、情報を取ってきている」

「福沢、一日、時間をくれ」と神崎は言った。

「ああ。お前の選択は、ハーバードに戻って、ノーベル経済学賞を目指すか、それとも日本に残って、日本のために働くかだ」と福沢は答えた。

翌日、神崎は上田の部屋を訪ねた。しかし、上田は出張中で不在だった。神崎は、上田の所在を訊ねると、上田の秘書は、「専務理事は、カルフォルニアに出張中です」と答えた。神崎は、さらに、カルフォルニアには何の用事なのか、と質問すると、秘書は上田の予定帳を確認して、「UCバークレーの新川教授と打ち合わせということになっています」と答えた。神崎は、「そうか。ありがとう」と言って、部屋を出た。そして、神崎は、何かを決意したような顔で、廊下を歩き始めた。

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ライブしたいっ!

大塚愛の全国ツアーに行って、僕も、夢と元気を与えられるようなライブをしたいと思いました。
とりあえず、新作「未来へのチケット」を作りたいと思います。

もし、ライブするなら、こんな曲構成でしょうか??

1.真夜中に気をつけろ!(Maroxile feat. Shumpei Yaoita)
2.Love Hunter
3.Summer Love Memory
4.友達の歌

5.No.1
6.愛の流刑地
7.君に伝えたい言葉~クリスマスキャロルに乗せて
8.I cannot, I cannot live without you…

9.恋愛ダンス!
10.恋愛は哲学なのだっ!
11.君に出会った瞬間に僕は恋をした!
12.君は僕のVenus
13.Love Emotion


Encore:
14.Dream(SPEED ARENA優秀作詞賞受賞作品)
15.I Love you
16.Eternal Story
17.未来へのチケット(新作)

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LOVE PiECE Tour 2008 ~メガネかけなきゃユメがネェ!~

今日は、大雪の中、~雪が降っても、大塚愛コンサートゆき~は変わらず、大塚愛の全国ツアー「LOVE PiECE Tour 2008 ~メガネかけなきゃユメがネェ!~」に行ってきました。場所は、昭和女子大学人見講堂でした。(冒頭は、大塚愛ツアーのサブタイトル風にしてみました

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メガネかけなきゃユメがネェということで、メガネをかけて写真を撮ってみました。
大塚愛のライブは、いろいろな仕掛けと盛り上げがあって、いつも楽しいですね。
今回の席は、前から14列目で、ほぼセンターに近いところだったので、かなり良い席でした。
大塚愛ちゃんギザカワユスという感じでした。
人に、夢と希望と元気を分け与えられることって素晴らしいなって、いつも大塚愛ライブを見ていると思います。
大塚愛ちゃん、ファンの人たちをとても大切にしていると伝わってきます

コンサートツアーグッズは、こちらでも購入できます。

来月も行ってきます!

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.2:潮風の詩(2)

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携帯電話を見ると、何回かの着信履歴が残っていた。いずれも砂羽の電話番号であった。今頃、砂羽は怒っているのだろうか。砂羽は、京都のどこにいて、そして、何をしているのだろうか。もし、このまま、ほのかと食事をしに行って、そこで砂羽と偶然出会ったりしてしまったら、たぶん、僕と砂羽の関係は確実に崩壊するだろう。

ほのかは、「そろそろお腹が減ったわね」と言った。僕は、「そうだね」と答えた。そして、「そうだ。このホテルの上にあるレストランで京都の夜景を見ながら食べないか」と訊ねた。すると、ほのかは、「それは良いアイディアね」と言った。

ほのかと僕は、最上階のスカイラウンジに行き、京都の夜景を見ながら、シャンパンを開けた。僕は全ての嫌なことを忘れて、ほのかとの時間を楽しんだのである。

「ねえ、荘ちゃん。私、もしかすると、東京の勤務になるかもしれへんわ」

「えっ。そうなったら、どんなに素晴らしいことだろう」

「まだ、わからへんけど、うちの銀行、初めての配属は、関東出身の人は関西の支店で、関西出身の人は関東の支店になるみたいなんや。たぶん、4月に会社に入って、まずは新入社員研修とかあって、その後、夏ぐらいには配属になると思うんやけど、たぶん、東京の支店になると思う」と、ほのかは言った。

「それは、素晴らしい」と、僕は言った。

「研修も東京になるみたいなんや。もちろん、寮みたいなところに入ると思うから、あれやけど、休みの日とかは自由に外出できるみたい」

「それは、最高だ」と、僕は言った。

ほのかが4月から東京に配属される。なんて、素晴らしいことなのだろう。僕は、その話を聞いただけで、とても高揚した。もし、ほのかが東京に住むようになれば、今とは比較にならないぐらい、ほのかと逢うことができる。

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 7 : “Star Crossed Lovers” (4)

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神崎は、「何だって」と声を荒げた。店にいる客は、一瞬、ピアニストから神崎に目線を移した。

「これが、上田の交渉相手だ」と、福沢は、ブレザーの内ポケットから写真を取り出して、神崎の前に差し出した。

「これは、UCバークレーの新川義久じゃないか」と、神崎は言った。

「上田は、よっぽど、ブランド好きのようだな。ハーバードのプロフェッサー神崎。その後任は、新川義一元総理の長男で、UCバークレーのプロフェッサー新川。小詰敏和元総理の妻である小詰祥子と新川元総理の娘の新川義久にコンビを組ませることで、ブランド力を高まらせるつもりだろう。そして、新川は、小詰祥子の次の総理候補でもある」

「上田が考えそうなことだな」と、神崎は言った。

「明日、上田の予定を確認してみろ。明日は、急遽、カルフォルニアに出張に出ているはずだ」

「つまり、新川と交渉か」と、神崎は言った。

「上田は、能力よりも、政治の世界における血統を選んだ」

「新川も優秀な学者だ」

「俺も、新川のことは認める。しかし、能力で言えば、神崎、お前の方が明らかに上だ」

「お前に、そう言ってもらえるとは嬉しいよ」と神崎は言った。そして、
「もし、俺が公共政策研究所に移籍するとしても、問題がある」と、神崎は続けた。

福沢は、「今井のことか」と言った。

「そうだ。佑奈が、俺の移籍を認めないだろう。俺は、佑奈のことを愛している。だからこそ、彼女は、俺の近くにはいたくないと思っていると思う」と神崎は言った。

「お前たちが別れてから、話したことはあったのか?」と、福沢は言った。

「いや。元々、佑奈は、ニューヨーク市立大学でPh.Dを取得した後、ワシントンに行った。俺は、ボストンのままだった。あれから、逢うこともできていないし、話もしていない」

「マディソンに行った後だったよな。お前たちが別れたのは」

「そうだ。マディソンで、俺はプロポーズをした。彼女は、OKをしてくれた。しかし、マディソンから戻った後、彼女から結婚はできないという連絡があり、それきりだ。クリーブランドで別れずに、そのままボストンに連れ帰っていれば良かったと思っているよ」と神崎は言った。

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.2:潮風の詩(1)

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砂羽は、京都駅に到着すると、何度も荘太郎の携帯に電話をした。しかし、荘太郎は電話に出なかった。砂羽は、「もう」と言って、そのままエスカレーターを降り、タクシー乗り場に向かった。
砂羽の頭上にあるホテルの部屋では、僕とほのかは抱き合っていた。優しく、時には強く、お互いの存在を確認するように抱き合っていたのであった。

このまま、時が止まってほしいと、僕は心から願った。ほのかと一緒にいる、この時間が永遠に続くことを祈ったのであった。

ほのかは、「ねえ、あなたのこと、なんて呼べばいい?」と訊ねた。僕が少し不思議そうにしていると、「だって、あなたとか、そういうのって、なんか変じゃない?」と言った。
僕は、「うーん、なんでもいいのだけど」と言うと、「たとえば、今まで付き合ってきた人には、なんと呼ばれたの?」とほのかは訊ねた。

「荘ちゃん、荘くんとか、荘太郎くん、とかかな。あとは、君、って言われることもある」

確かに、絵里は、ふだん、僕のことを「君」と呼ぶ。一度、絵里に、「君」というのはやめてほしいと言ったら、「それが私にとっては、けっこう愛情のある呼び方なのよ」と言った。そして、たまに、「荘ちゃん」とも呼ぶ。

あるとき、絵里が、「ねえ、昔、付き合っていた彼女になんて呼ばれていたの?」と尋ねられたので、「荘くん、とか、荘太郎くんとかかな」と言ったら、絵里は、「そうなの。じゃあ、私は絶対に、そういう風には呼ばないわ」と言った。僕は、「なんでなの?」と訊ねると、「過去に付き合っていた女の人と同じ呼び方をしたくないだけよ」と答えた。僕には、絵里の気持ちがわかるようで、わからないという感じであったが、絵里がそうしたければ、そうすればいい、と思った。

「じゃあ、荘ちゃんって呼んでいい?」とほのかは言った。僕は、「もちろん、それでいい」と答えた。

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 7 : “Star Crossed Lovers” (3)

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翌日、臨時国会が閉会した。安土総理の突然の辞任に伴い、越年国会という見通しも多くなされたが、結果として、11月末に閉幕することとなった。臨時国会の閉会に伴い、官邸で温水総理は会見を行い、「来年の目標は、経済成長新戦略の策定と構造改革の加速だ」と発表した。特に、構造改革に関しては、来年の通常国会に、「構造改革推進法」というプログラム法案を提出し、改革に全力を挙げると表明したのであった。当然、この表明は、構造改革反対派から大きな批判が出ることとなった。

記者は、「総理、「ねじれ国会」の状況は、当然ながら続くわけですが、来年度予算案、予算関連法案、そして、構造改革の推進にあたって、民政党との関係を、どのようにお考えですか」と訊ねた。すると、
「民政党の小詰代表とは、いわば、”Star Crossed Lovers”といったところですな。協力できるところは協力し、議論をするべきところは議論をし、と、党利党略ではなく、オールジャパンの視点でお付き合いをしていきたいと思います」と温水は答えた。

記者は、「”Star Crossed Lovers”ですか?」と訊ねると、「そう、デューク・エリントン」と答えたのであった。

福沢は、青山にあるバーに神崎を呼び出していた。福沢は、目の前の夜景を眺めながら、ボーモアの17年物をロックで飲んでいた。そのバーには、ピアノが置いてあり、ピアニストは、ジャズを演奏していた。神崎は、「”Moonlight In Vermont”か」と言って、福沢の隣に座った。

「この店は、久し振りだな。懐かしい」と神崎は言った。「米国に行く前だから、もう10年以上も前だったかな」と、福沢は言った。

「それで、何の用だ」と、神崎は訊ねた。福沢は、ボーモアの入ったグラスに口を付けて、そして、「率直に言う。公共政策研究所に移籍してきてもらいたい」と言った。すると、神崎は、笑いながら、「何を言い出すんだ。面白い」と言った。

「もう知っていると思うが、俺のチーム、Team Policy Dragonは、温水政権のブレーンだ。これから、温水政権を支える。そのためには、あんたが必要なんだ」

「未来創造研究機構の”Japan Innovation”は、民政党のブレーンだぞ。温水政権を攻撃する、いわば敵だ。これから政権をめぐって、天下分け目の戦いが始まるんだ。そんなときに、俺に寝返れというのか」

「神崎、お前も感じていると思うが、上田は、すでにお前のことを見限っている。そして、お前も上田に疑念を持っている。すでに、上田との信頼関係は崩壊しているんじゃないのか」
すると、神崎は、言葉を失い、黙って、ボーモアを飲み干した。

「上田は、お前をチームから外そうとしている。すでに、新しいリーダー候補とも交渉が始まっている」と、福沢は言った。

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.1:ラブストーリーは突然に始まるの?(7)

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ティラミスが出来上がり、僕と絵里は、ティラミスを、早速、食べることにした。僕は、「もう、こんな時間だけど、今日は泊って行くの?」と訊ねると、絵里は、「もともと、そのつもりよ」と答えた。「ふーん、そうなんだ」と僕は言った。このように、絵里は、いつも気ままに来て、気ままに泊って行くのであった。僕は、絵里のことを、特に呼び出そうとしたことはなかった。絵里が来たい時に来て、泊まりたい時に泊まっていく。カジュアルな関係以上でも以下でもない関係でしかなかった。

翌月、僕は、再び、京都に出掛けた。ほのかに電話をすると、「来週の週末は空いているわ」と言った。僕は、早速、グランヴィア京都に電話をして、部屋の予約をした。グランヴィアのチェックインは15時からだから、昼過ぎの新幹線に乗れば十分である。僕は、週末の土曜日、昼過ぎの新幹線に乗り、京都に向かい、そのままチェックインした。そして、チェックインしたことを、ほのかにメールで伝え、僕は、シャワーを浴びた。ほのかには、僕が到着するおおまかな時刻をあらかじめ伝えてあった。もう、すぐ近くに来ているはずだ。

シャワーを浴びながら、僕は、心の高揚を抑えきれずにいた。僕は、困ったと思いながら、その高揚を必死に抑えようとしたのであった。

シャワーから上がると、携帯電話にメールが着信していた。ほのかから、早速、返信だと思って、喜んで、携帯電話をチェックすると、メールは、砂羽からであった。

「先生は、今週末は京都にご出張とお聞きしました。実は、私も京都に急に出張することになり、今、新幹線に乗っています。以前におっしゃられていた祇園の件、今夜いかがですか?」

僕は、非常に焦った。何も後ろめたいことはないはずなのに、この感情はなんなのだろうか。もし、ほのか、という存在が、僕の目の前に現われていなかったら、僕は、砂羽を祇園に案内することに大喜びしていたはずである。もちろん、いまも、それは変わりないし、断るということに、大きな後悔を感じるであろうことも予測できる。しかし、いまは、ほのか、か、砂羽か、という選択をしなければならない、という、僕にとっては、非常に難しい問題に追い込まれたのであった。

そのとき、ドアのノック音がした。僕は、外を確認すると、そこには、ほのかが立っていた。僕は、静かに、ドアを開けると、ほのかは、僕に抱きつき、「ずっと、逢いたかったわ」と、京都弁のイントネーションで語ったのであった。似たような顔で、似たような体系であって、たぶん、何も話さなければ、どちらが、杉崎砂羽で、佐藤穂香なのか、誰も見分けはつかないだろう。それだけ、一卵性双生児のように同じなのである。違うとすれば、杉崎砂羽は、標準語のイントネーションに慣れていて、佐藤穂香は、まるっきり京都弁のイントンーションだ、ということだ。
いま、僕の部屋に来て、僕に抱きついたのは、間違いなく、佐藤穂香の方であった。そして、杉崎砂羽は、現在進行形で京都に向かってきている。

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[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 7 : “Star Crossed Lovers” (2)

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安藤とTeam Policy Dragonのメンバーは、恵比寿の龍天門という店に集まっていた。温水が呼び出したのであった。植村は、緊張のあまり、表情を硬くしていた。星野は、そうした植村の表情をからかっていた。暫く待っていると、温水が水島とともに現れた。

「待たせたな」と温水は言うと、福沢は、「待ちくたびれたよ」と答えた。安藤も佑奈も、そして吉沢も驚いたように、「失礼いたしました」と言った。植村は、何がなんだかわからないような顔をして立ち尽くしていた。麻衣は、小声で、「俊ちゃん」と言って、腕を叩いた。星野は、小さく、「ケケケ」と笑った。

温水は、「それは、申し訳なかったな。福沢「先生」」と言うと、席に座った。

一通りのコース料理を、世間話をしながら、食べ終わると、温水は、「さて」と言って、話し出そうとした。

「さて、君たちにお願いをしたいことは、私の内閣の基本的な経済政策の方針である経済成長新戦略のプランを作ってもらいたいということだ。私の基本方針は、持続可能性だ。日本社会の持続可能性、日本経済の持続可能性、日本財政の持続可能性、等々、を考慮してもらいたい。もうひとつは、消費者・生活者重視という視点だ。これまでの生産性の議論だけではなく、マクロ経済をサプライサイドからもディマンドサイドからもバランス良く見てもらいたい。それを、来年の通常国会の施政方針演説に盛り込みたい。とりあえず、第1段階の案、すなわち、グランドデザインで構わない。それを描いてもらいたい」と、温水は言った。

すると、福沢は、「経済政策の部分だけではなく、施政方針演説、俺たちが書こうか?」と言った。温水は、「良いスピーチライターがいるのか?うちには、スピーチライターがいないものでね、もし、良いスピーチライターがいるならば、頼みたいものだ」と答えた。

「スピーチライターなら、ここにいる」と言って、指を指した。指の先には、佑奈がいた。佑奈は、「私?」と言うと、福沢は、「そうだ」と言った。「今井は、大学院時代、米国の上院議員のボランティアスタッフをしていた。確か、大統領選挙も手伝っていたはずだ。俺は、この日本でもスピーチライターを育てたいと思っている」と言うと、佑奈は、「確かに、上院議員のスタッフをしていたし、大統領選挙も知事選挙も手伝ったことはあるわ。そして、スピーチ原稿を書いていたけど」と答えた。

安藤は、「しかし、一人では無理だろ。それに、分析担当が手薄になる」と言った。すると、「麻衣もスピーチ原稿を書けるから、今井を手伝うことが可能だ。俺も、原稿作成にコミットする。そして、分析担当には、神崎を入れることを考えている。経済成長新戦略には、いずれにしても神崎モデルが必要だ」と、福沢は言った。温水は、「神崎というのは、お前たちのライバルチームのリーダーのあの神崎か」と言うと、福沢は、「そうだ」と言った。

温水は、「それは面白い。よし決まりだ。施政方針演説、お前たちに任せる。それと、神崎を引き抜く件、いくらでもバックアップしよう。最高のチームを揃え、最高の施政方針演説を書いてくれ」と言った。福沢は、「任せておけ」と答えた。

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【連載小説】[君は 僕の わがままな 小悪魔? or 天使?] Vol.1:ラブストーリーは突然に始まるの?(6)

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「それが恋というものなのよ。でも、君のために言っておくと、少なからず、想像をするのはやめることね。恋愛において、想像は、妄想を生むことがおうおうにしてあるから、君一人で苦しんで、それで、君が暴走して嫌われるのがオチよ。今まで、そのパターンが多いじゃない。私の知っている限りでも、ひとつ、ふたつ・・・」

「僕も、余計なことを考えないようにしているんだけどね。どうしても不安になって、そして、あれこれ、想像してしまうんだ。それがいつのまにか、僕の中で真実になって、負のスパイラルに陥る」

「それで、君は、いつも精神的に不安定になるんじゃない。失恋の度に、セラピーに通ったりして、本当に、弱い人間よね。もっと、強い人間になりなさい」

「ねえ、絵里さんは、なんで、そんな強くいられるの?」

「別に、私だって、強くないわよ。でも、すべては私の責任と思っているだけなのよ。最後、自分に責任を取って上げられるのは、自分しかいないんだから、それを信じることよ。恋愛とは、信じる、信じない、ということではないのよ。恋愛の中には、嘘もあれば、隠しごともある。それを全部合わせて、恋愛なのよ。恋愛の中で、重要なのは、自分を見失わないことよ。何があっても、自分を見失ってはだめ。自分さえ、しっかりしていれば、簡単には、心は砕けないから大丈夫よ。」

「僕は、砂羽のことを好きだと思った。最初に会ったときから、ずっと。そのときは、何気なく一言二言しか話したことがなかったけど、すぐに、僕は砂羽のことを好きだと思った。よく、僕は、惚れやすいと言われるけど、それは違う。いろいろな経験を通じて、感情が移入してしまうようなことはあるけれど、それは恋愛とは違う。それに、僕自身も最近、理解することができたんだ。同じ好きだという感情でも、感情の移入と恋愛は違う。LikeとLoveがあるように、好きという言葉も多元性があるんだ。Loveの方は、ファーストインプレッションに依るところが大きい。最初に会ったとき、予感ではないけど、なんとなく、僕はこの人を好きになるんだろうな、という電気信号を直感的に感じるんだ」

「今まで、そうだったの」と絵里が訊ねると、

僕は、「うん」と答えた。

すると、「ねえ、私と最初に逢ったときは、どのように感じたのよ」と意地悪そうに訊ねた。僕は、「わからない」と答えた。「感じたような気もしたし、感じなかった気もする」

「だから、今でも、こんな関係なのかもしれないわね」と絵里は言った。

登場人物・人物相関図

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