[連載小説:Pilot版] Team Policy Dragon: Advocacy 6 : スパイ(11)
「情報を盗むだけでなくて、他人の恋人にまで手を出そうとするなんて、到底許せないな、カカカ」と、安藤は笑った。星野は、「お前、よっぽど、自分のこと勘違いしているんだな。ケケケ。お前と福沢を比べて、石川がお前を選ぶと、本気で思ったのか。本当にお馬鹿でお目出度い奴だ。ケケケ」と言った。
麻衣は、「これが絶対的な証拠よ。言い逃れできる?」と、安部に言うと、「騙したな」と言った。安藤は、「騙そうとして、騙される方が悪い。お前じゃ、こいつらと勝負すらなんないということだよ。カカカ」と言った。
「これで、エントラッセンだ。さて、安藤さん、今井、この処分、お前たちに任せるぜ」と言った。佑奈は、「すぐにクビよ。出て行きなさい」と言った。安部は、「ここを解雇されても、上田さんが面倒を見てくれることになっているんだ。必ず、復讐をしてやる」と言って、星野を振り払って、部屋から出て行った。
「あいつは、本当にわかっていないな。上田に偽情報を流したくせに、上田が許すと思っているのか」と、福沢は言った。佑奈は、「彼はどうなるのかしら」と言うと、「まあ、上田は許さず、永遠に、「さようなら」だな」と言った。
安藤は、「しかし、神崎の件は、いいのか。あいつは、上田に報告するぞ」と言うと、福沢は、「これで、神崎を辞めさせるつもりは最初からない。今回は、神崎の心の中で、上田への疑念、不信感を高まらせればいい。それが、ボディブローのように効いてくるはずだ」と言った。
星野は、「素人が中途半端に手を出すからだな。やけどどころか、すべてが燃えちゃった。全焼という感じだな。ケケケ。植村も気をつけろよ。この人たち、優しそうに見えて、みんな怖いお兄さん、お姉さんだからな」と言った。
植村は、唖然として、つばを喉を、「ごくり」と鳴らして飲み込んだ。
安部は、公共政策研究所の近くの公園から、上田の携帯に電話し、すべてを報告した。そして、「上田さん、私のこと、未来創造研究機構で引き受けてもらえるんですよね」と言うと、「何を言っているの。僕に、間違った情報を流し、混乱をさせ、そして、結果は大損害だよ。君は、永久追放。わかっていると思うけど、この業界だけではなく、どんな仕事もできないようにしておくから。「永遠にさようなら」」と言って、電話を一方的に切った。安部は、「ちょっと待ってください」と言って、電話をかけなおすと、すでに、着信拒否になっていた。安部は、絶望のあまり、その場で座り込んでしまった。
<登場人物>
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