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[連載小説]いつか君にふたたび出逢うときまでに:「愛する」ということの意義について(4)

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美友里は、『羊をめぐる冒険』と『ダンス・ダンス・ダンス』が好きだと言った。僕は、『国境の南、太陽の西』と『ノルウェイの森』に基づき、村上春樹の世界観について語った。そして、意外にも意気投合し、僕は美友里に親しみを感じ、楽しい時間を過ごすことができた。それから、僕と美友里は、たびたび会うようになり、仕事を作って、日帰りで一緒に九州に行ったりした。

僕が、自分の気持ちを伝えることができずにいて、食事をした帰りに、なんとなく遠まわしな感じで、あれこれと自分の気持ちを伝えようとしながら、食事をした帰りに歩いていると、「はっきり言えばいいのに」とつぶやいた。しかし、僕は、そのとき、やはり自分の気持ちを伝える勇気を持つことができなかった。

僕にとって、自分の気持ちを伝えるということは、かなり勇気が必要なことである。特に、いくつも恋愛の失敗を積み重ねてきたため、どうしてもプラス志向では考えられないのである。そのため、自分の気持ちを伝えることによって、今の人間関係が壊れたらどうしようとか、もし壊れるとするならば、全く人間関係が途切れてしまうよりは、今のままの関係でいた方が良いのではないかとか、さまざまなことが頭の中に浮かび上がる。そのため、勇気を持てず、自分の気持ちを正しく伝えられないことの繰り返しであった。

しかし、僕にとって美友里の存在は、とてもかけがえのない存在であり、中途半端なままで失いたくはないと思い、勇気を振り絞り、自分の気持ちを伝えることにした。そして、僕は、緊張をしながら、美友里に、自分の気持ちを打ち明けた。

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