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今日は何の日?(→12月24日)

12月24日は、実は、結構重要な閣議案件が出てくる日でもあります。特に、行革関係とかは、12月24日に閣議決定で出されてくることが多い。

今年の12月24日は、来年度予算の政府案と独立行政法人の整理合理化計画を閣議決定した。一般会計の歳出総額は83兆613億円と、若干の歳出増となった。個人的には、5年間で、15兆円程度の削減をしたいので、毎年、3.5兆円程度の削減になるように調整が必要だが、歳出増加。できれば、来年度予算は、80兆円は切りたかった。

この点で、来年度予算の評価については、かなり辛い点数を付けなければならないだろう。成績(A=優、B=良、C=可、D=不可)を採点すれば、極めて、「D(不可)」に近い「C(可)」というところ、つまり、60点というところだ

一方、税収見込みは、53兆5540億円。これも、今後、景気が悪化することを考えれば、税収の微増の予測はなかなか厳しいのではないか。下手すると、歳入欠陥が生じる可能性があり、鈴木善幸さんは、当時の歳入欠陥が明らかになり、総裁選を断念した一因にもなった。

日曜日の日経では、内閣府の見通しで、2011年度のプライマリーバランスの黒字化が達成できないという報道もあった。自然増収では、プライマリーバランスを改善できないため、増税か歳出削減かということになるが、増税は、政府税調の中期答申を待った方が良いと思うので、増税関連の法律が施行するのは、早くても2011年度と思っている。このため、2011年度までのプライマリーバランスの改善のためには、歳出削減を徹底するということが必要だ

ハーバード大学のアレシナ教授などによる研究では、社会保障費や人件費などの歳出削減がOECD諸国のデータによる実証分析では有効という結果になっている。これが、近年の公務員制度改革や行政改革の背景にもなっているわけだが、改革を数量的に捉えるだけではなく、質的にも考えていかなければならないと思う。

今後の政局だが、懸念材料は、たくさんある。予算案については、通ると思うが、予算関連法案は、タマによっては厳しいことも予測される。もし、民主党が、本気で、倒閣・政権交代を目指すのであれば、特例公債を発行するための法律の審議を拒否することになるだろう。そうすれば、新規公債は発行できなくなり、予算は決まれども、執行できなくなる兵糧攻めだ。

もうひとつは、租税特別措置に関する法案審議と、揮発油税の暫定税率に関する法案審議である。特に、後者は、かなりの修羅場となる。

原油高の現在、揮発油税の暫定税率の時限切れになれば、確かに、ガソリンの値段は、15円程度、安くなる。これは、以前に、スタグフレーションの可能性を指摘したが、過去に、スタグフレーションを克服したときは、原油価格の引き下げであったので、この論理からも、暫定税率の廃止する要求の声が高まるかもしれない。
この場合、道路特定財源がなくなることになり、新たな道路を作るということが困難になるという状態も生まれる。
ここで、選択の問題となる。

来年の通常国会は、3月が見どころだ。

来年の通常国会前での内閣改造の声が高まってきているが、内閣府特命担当大臣として、経済財政政策担当と行政改革担当の兼任には、興味があります

独立行政法人の整理合理化計画については、ぼく自身は、独立行政法人制度は好きなので、通則法をうまく活用していくことと独立行政法人の良さを引き出せるようなマネージメントが重要。特殊法人より、社会保険庁が鞍替えする公法人よりも、通則法があるだけ、かなり良いわけだから。

社会保険庁は、もう一度、改革をし直しだろうな。。。

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