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福田総理の101回目のプロポーズ?:自民公大連立は実現するか?

早速、民主党の役員会では、連立について、Noという答えがでたようである。また、給油新法について、党首会談では、自衛隊の恒久派遣法を条件に、小沢代表は賛成すると言ったが、これもNoと出たようである。

第1回目の福田首相からのプロポーズは、見事に空振りに終わった感がある。しかし、このプロポーズ、民主党の心を揺さぶるには、かなり大きなカウンターパンチになった。

ひとつは、小沢代表は、党首会談で、連立協議に入ることを「決めてきます」と言って退席したようである。また、給油新法もYESと言った。すなわち、これが事実であれば、小沢代表自身は、福田首相からのプロポーズを受けようとしたのである。しかし、役員会で拒否。これで、小沢代表の気持ちが収まるだろうか。

連立を組めば、選挙で約束したことを、実現できる。もし、政策ベースで考えるのであれば、連立を組むことは、政策実現のために乗り越えるべき課題である。党内においても、連立を組むことで、自分達の政策を実現できるのであれば、連立という選択肢もありうべしと考え、行動するグループもあるかもしれない。

すなわち、この福田首相のプロポーズは、民主党内を揺さぶり、党内の亀裂をうまく作り出すほどの衝撃的なプロポーズであると思われる。

やはり、このプロポーズで効くのは、「政権」というアメであり、接着剤である。「政権」というアメは、なによりも政策を実行することができるし、野党でいるよりも情報量もポジションも全く異なる。だれしもが、「政権」を目の前に提示されれば、政策を真剣に考えている人ほど、心が惹かれてしまう。

福田首相は、今日のプロポーズ、結果として、Noとなったとしても、その効果は絶大なものであり、かなり意味のある行動であったと言える。これから、第2段、第3段と、次々と「甘い水」を民主党に差し向け、民主党を揺さぶっていくだろう。そして、福田首相の心中は、民主党全体とではなくても、参議院で過半数を回復するぐらいの人数を離党させ、その新党と連立政権を作るというのが本音ではないか。もしくは、小沢代表が本気であれば、連立に反対するグループを民主党から離党させ、自民公の連立政権を作り上げてしまうかもしれない。

さきほども書いたが、追いこまれているのは、民主党の小沢代表だ。
テロ特も現在のままでは、出口が見えず、すべての責任を民主党に負わされる可能性がある。3月末に切れる道路特定財源の暫定税率については、それが切れ、道路が作れなくなり、これが格差拡大という論調の流れが作り出されれば、民主党の政策と矛盾することになる。これは、中小企業対策の租税特別措置も同じだ。さらに、年金財源については、地方消費税分も年金財源に組み込むことになり、地域間格差を拡大させるかもしれない。このような矛盾が指摘されれば、民主党の政権担当能力への疑問が大きくなり、次期衆院選では戦えなくなる。
だからといって、何もしないということもできない。

それならば、選挙のことは抜きにして、いっちょ、連立で、矛盾を自民党との政策協調に押し込め、民主党の政策を実現していくか、と、考えるという選択肢も考えられる。

このあたりも含め、小泉総理が以前に、「小沢さんを大事にした方がいい」という発言があるのではないかと思われる。

今日の党首会談で、政局の碁盤は、かなり動いた。総裁選にしても、今回にしても、福田首相は、かなりしたたかで、そして、かなりの策士である。「フフン」というのは、このしたたかさの表現であるのかもしれない。福田政権、かなりの長期政権になる可能性がある。

※緊急世論アンケート:
ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

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