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「まさか」という坂

小泉総理が、「人生には3つの坂がある。上り坂と下り坂。そして、「まさか」という坂だ」という発言をしたのは記憶に新しいこと。まさか、小沢代表が辞任するとは、と、政局含みの動きが活発化してきました。
今日の小沢代表の会見を聞いておりましたが、小沢代表の話筋が通っていると思います。

まず、世論的には、次の選挙、民主党が勝って政権交代だろうという雰囲気があるわけです。もちろん、その可能性も十分にはありますが、私の聞いている情報だと、過半数は自民党が取れるというものであり、小沢代表の「次期総選挙での勝利は厳しい情勢にあります」という認識は正解です。いざ、総力戦となれば、民主党が勝つことはたやすいことではありません。だからこそ、民主党としては、理想論だけではなく、しっかりとした政策の実績を積み重ねていくことが重要です。例えば、長妻議員は、ネクスト内閣の年金問題担当大臣なのに、やっていることは、「消えた年金問題」の話が多く、あまり年金財源どうするかというお話はしてくれません。(著書も出されたようですが。)。本来、そのお話もぜひしていただき、政策論争をしなければならないのに、その責任を負っていません。

もちろん、党内には、政策の実績を積み重ねていくことの重要性がわかっておられる方もおられますが、逆に、次の総選挙で勝てると思ってしまっている議員もいることは事実です。たとえば、原口一博議員は、「将棋で言えば詰めている」とテレビ番組の中で言っていましたが、客観的に見れば、その判断は大変甘いと思います。「詰めた気になっているだけ」です。

では、何が必要か。それは、小沢代表が言うように、「政策協議を行い、そこで我々の「生活第一」の政策が取り入れられるならば、あえて民主党が政権の一翼を担い、参議院選挙を通じて国民に約束した政策を実行し、同時に政権運営の実績を示すことが、国民の理解を得て、民主党政権を実現する近道であると、私は判断いたしました」

現在の状況は、すでに空中戦ではなく地上戦の段階に来ており、一大決戦のための準備をしなければいけないわけです。理想論を振りかざし、空中戦を展開する段階ではありません。福田政権は、すでに、地上戦を展開し始めていると思います。

決戦は、なりふり構わず、戦いを挑むこと。死を恐れず、覚悟を決めて、敵陣に討ち入ることです。

もし、本当に政権交代を狙うのであれば、ぼくは、民主党は、一度、政権の一翼を担い、実績を作ることが民主党にとって最善の選択だと思います。

福田首相の「啄木鳥戦法」で、状況と形勢は大きく動きました。

小沢代表を慰留するのであれば、その条件は、連立への参加を決める以外ありません。つまり、民主党の選択は、小沢代表を信じて連立に参加するか、新たな代表を立てて、不利な地上戦に出て、一気に決戦を挑むか、ということです。

形勢が変わった現在、福田首相が解散・総選挙に打って出れば、民主党は負けるでしょう。
先に動いた方が負けなのです。

だから、未だに、「民主党が詰んでいる」という認識は甘く、すでに、「民主党は詰まれてしまった」わけです。

ここからのポイントは、民主党が分裂するか、ということです。
容赦なく、切り崩しのための自民党側からボールが投げられるでしょう。それに、本当に耐えられるか。
小沢代表の今後の行動に注目です。小沢代表が、信念の人で、本当に闘うつもりであれば、参議院選挙での約束を一人でも果たそうと、連立に加わることも十分に考えられます。参議院議員を10名程度獲得すれば良いと言われています。

もしかすると、これは小沢代表が課した民主党が本当に政権政党になるための試練なのかもしれません。

民主党は、連立に参加しないのであれば、小沢代表の代わりに、政策力と政治力、その判断力と決断力を兼ね備えた地上戦の陣頭指揮を取れる人材を代表にすることが重要です。

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