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今こそ、策士の出番

 「天下の勝敗は、棋のごとく」

 大漢風の主題歌、「天下一事」のフレーズです。

 さて、明日より臨時国会が始まります。安倍総理は、オーストラリアでの記者会見で、11月に期限を迎えるテロ特別措置法をめぐって、インド洋で給油活動ができなくなれば、職責にしがみつくことはない、という発言をした。この発言、臨時国会に向け、背水の陣を敷くという宣言であるが、吉と出るか、凶と出るか。

 この発言の読み方、素直に、11月にテロ特措法の延長ができなければ退陣ということだけではないだろう。全文を入手していないので、間違えているかもしれないが、「職責にしがみつかない」「職を賭す」と述べているだけで、「総辞職」「退陣」という言葉は使っていない。

 すなわち、職を賭すの意味は、解散総選挙を意味している可能性もある。ただし、この場合、自民党内には、解散総選挙に持ち込ませないための動きで、党内は政治闘争が始まる。

 この発言、民主党の問責決議案提出を敬遠するための発言だと思うが、かなりリスキーな発言である。なぜならば、民主党は、参議院で審議しなければ、問責決議案を出さなくても、黙って眠っていれば、自ずから、安倍総理は辞任をしてくれるわけである。つまり、形として、民主党をより有利にさせてしまった感がある。

 テロ特措法の切り抜け方としては、小沢代表の顔を立て、現在の法律は廃止。自民党と民主党の超党派の委員会を作り、国際貢献を軸にとした新法の制定という形で行くのが良いのではないか。

 今後の国会対策としては、民主党を責任あるステークホルダーに組み込むという戦略が重要だ。これまでの批判野党としてではなく、民主党にも責任を負わせるのである。そのようになれば、民主党は、政権担当能力があることを証明するために、無責任な対応はできない。もし、ここで無責任な対応をすれば、それこそ、自民党にとっては、反撃の機会となる。

 参議院で野党が過半数を獲得したことは、実は、民主党にとっても試練なのである。

 ここで、政権側で重要になってくるのは、高度な駆け引きである。全面対決では、今の国会のシステムでは、政権側は守るしかない。しかし、駆け引き次第では、攻めに転じることはできるのである。

 こうした駆け引きのためには、策士が必要である。今こそ、将を支える策士、参謀、軍師が必要なのである。

 この臨時国会の戦略では、「八面埋毒の計」を提案する。

 もし、11月までに臨時措置法の改正もしくは新法を成立させられなかったときは、麻生内閣の誕生か。

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