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新総理の条件:逆マニフェストで、国民と新総理との契約を

ー自民党の新しい総裁を選ぶ総裁選は、15日立候補受付、23日投開票となりました。今のところ、麻生幹事長と福田元官房長官の一騎打ちの様相だ。

Yaoita20070915

矢尾板:昨日の予想が当たった。しかも、各派閥の支持についても、予想通り。想定内の進行だ。選挙は、実際に、開票箱を開けてみないとわからないが、福田元官房長官が、すでに過半数を得たという情報もある。下馬評としては、福田元官房長官が優勢だろう。麻生幹事長にとっては、これは誤算であったはず。都道府県連の票をどれだけ伸ばすかがポイントになってくるだろう。この点で、投開票日を19日ではなく、23日としたのは、めぐりめぐって、麻生氏にチャンスを残す結果となった。

ー小泉チルドレンたちは、どのように動くか。

矢尾板:福田氏を支持するのではないか。私が得た情報だと、福田氏は、本日(14日)の夕方に、新人議員との会合を行い、福田氏は、改革路線の維持と造反組の復党については慎重にならなければならないと話したということである。これで、小泉チルドレンが、第3の候補を擁立する積極的な理由はなくなった。15日の立候補受付が11時30分に終わるので、昼過ぎ、遅くとも夜までには、福田氏の支持を表明するのではないか。

ーそうすると、党内では、麻生グループ以外は、福田氏支持となる。総裁選の意味は。

矢尾板:政策論争をしなければならない。短期的なものではなく、今後、50年、100年の日本を、どのように作っていくのかという方向性を示すことが重要だ。そこは、国民的な議論をしなければならない。自民党は、衆議院で過半数を得ている。総裁選は、当然ながら、新しい総理も選ぶことになる。党内の総裁を選出するだけであれば、総裁選の意味は、この状況では、積極的には見つからない。しかし、新しい総理を選ぶという視点で考えれば、論争を行わなければならない。

ー政策論争のポイントは?

矢尾板:最大の争点は、改革路線を維持するか、修正するかだろう。もうひとつは、外交のグランドデザイン。大きな国家戦略を論じてほしい。

ー総裁選後の動向は、どのように見るべきか。

矢尾板:敗者を作り出さないことが肝要。この総裁選を党内対立の火種にしてはならない。福田氏が新総裁に選出された暁には、麻生氏の待遇は重く遇する、麻生氏が選出された場合も同様。

ーそれは、なぜか

矢尾板:仮に、党内で敗者が生まれれば、その綻びが政界再編につながる可能性にもなってくる。いずれは、政界再編の機が熟すと思うが、まだ、そのときではないと思う。少なからず、次期衆院選までは、この枠組みだろう。

ー新総裁に求めるべき経済政策とは何か。

矢尾板:当然ながら、改革路線の維持と発展。もちろん、ケアをするべき点はあると思うが、改革を止めてはならない。また、財政規律の重視と経済成長の両立という考え方も重要。財政規律が崩れれば、苦しい民間最終消費の伸びに大きな影響を与え、景気の足を引っ張る可能性もある。

ー格差問題については?

矢尾板:地域間格差については、中小企業対策だ。特に、中小企業をめぐる資金繰り状況の改善が重要だろう。もうひとつは、地方銀行や信用金庫、信用組合の不良債権比率の問題。不良債権の存在が、中小企業金融市場の信用を縮小させている可能性がある。これについては、財政的な措置による不良債権処理が必要になってくるだろう。また、中小企業のバランスシート改善も重要。このために、M&Aなどの手法を利用した「選択と集中」の実施や経営支援が必要になってくる。それによって、中小企業の生産性を向上させることも鍵となる。そして、新しい金融システムの設計。

ー年金問題については?

矢尾板:年金問題については、リスクマネジメントの問題。徹底的な調査と調査結果のディスクローズを順次行っていくべきだ。民主党案については、消費税の取扱いが地方消費税分がどのように考慮されているのかが不明。
信頼を回復するために、必要なことは、リスクコミュニケーションだろう。制度設計については、与野党の超党派の委員会で議論していくことも重要。

ーテロ特措法の問題については?

矢尾板:野党も参議院で過半数を持っており、当然ながら、責任あるステークホルダー。国際社会において日本が果たすべき役割に関する責任からは、野党も逃げられない。超党派で、日本の国際貢献のあるべき姿、何をするべきなのか、何ができるのか、ということを、超党派の委員会で議論し、この臨時国会中には、現段階の結論を出すべき。

ー外交戦略については?

矢尾板:日本の国益を最優先とした戦略が重要。そのためには、何が日本の最大の国益たるのか、とい議論をしていくべき。非伝統的な安全保障の枠組み(災害対策や感染症対策に関する枠組みなど)においては、日本は国際社会において大きな貢献ができる。日本が得意な分野で、外交戦略を組み立てていくべき。

ー新総裁に期待することは?

矢尾板:期待することというか、この総裁選にあたって、行わなければならないことは、国民側からも日本の未来に向けた政策提言を出していかなければならない。その逆マニフェストを、候補者が、どれだけ受け入れるかということで、誰を支持するかを決めるべきだろう。特に、都道府県連票については、国民の声、党員の声を聞きながら、誰に入れるかを決めるべき。雰囲気ではなく、政策で決める。各候補者と国民を結ぶものは、候補者のマニフェストと国民の逆マニフェストの交換であり、その後の契約だ。

ー選挙の顔としては、どちらが有利か。

矢尾板:選挙の顔になるかどうかは、選挙にならなければわからない。昨年、安倍さんは、参議院選挙で勝てる顔ということもあって選出されたが、実際は、どうであったか。選挙の間までの実績や安定感などが重要であり、今この時点で、誰が選挙に勝てる候補なのか、ということを判断するのは早い。

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ー今後のアクションは?

矢尾板:勝手連として、「構造改革推進運動の会」の活動を期間限定で復活させ、私たちもマニフェストを作る。ただ、総花的になると争点は不明瞭になるので、経済政策を中心とする。基本的には、改革路線の維持と発展だ。また、財政規律の重視と経済成長の両立。歳出削減策も当然入る。そのためには徹底的な行政改革だ。また、抜本的な税制改革も盛り込む。そして、このマニフェストを各候補者に提案したい。

ー「構造改革推進運動の会」とは、郵政解散のときに、設立された勝手連。現在は、活動を休止している。

矢尾板:いまや、国家の危急存亡のときだ。平時には、「構造改革推進運動の会」の役割はない。しかし、今は、すでに、平時ではない局面を迎えている。時計の針を確実に前に動かすときが来た。

ー最後に、誰を支持するのか?

矢尾板:私たちが支持する候補は、もちろん、「改革の継承者」だ。

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