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板垣の魂は、諏訪に生きている

 今日の「風林火山」は、板垣が生前に仕込んであった準備が、武田家を救うという話であった。板垣は、晴信への最後の諫言に自らの命を賭し、それによって、戦場に散ったわけだが、自分の死後、武田家が窮地に追い込まれることを予期し、それを避けるための準備をしていたのである。

 板垣は死んだが、その魂は生きているのである。そして、板垣や甘利の想いは、武田晴信の中で、永遠に生き、山本勘助の中に継承され、武田家臣団に浸透するのであった。

 晴信にとっては、板垣は父親であり、兄のような存在であった。晴信が板垣を失ったことは、自分の一部を失ったことと同じだろう。板垣は、晴信のために死んだ。

 「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり」

 晴信が板垣に約束をした。そして、板垣は、晴信は褒めた。しかし、晴信は、板垣を褒めなかった。

 それは、なぜか。晴信の気持は、「武士(もののふ)とは、主君のために死ぬることではない。主君のために生きることこそなり」ということではないか。

 晴信は、板垣や甘利の行動を、決して褒めないだろう。しかし、それに対して、板垣は、こういうだろう。

 「若、それで良いのです。主君は強くなくてはいけませぬ。若こそ、国そのものなのです。若が家臣を守らずして、誰が若のために命を賭けましょう。若の信じられる道を歩まれればこそ、家臣たちは、若を信じられるのです。」

 板垣の存在は、本当に大きいものであった。

 板垣を失ったこと、本当に悲しい。

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