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参議院選挙2007:リアル上田原の戦い

上田原の戦いの様相な参議院選挙の結果になりました。

安倍さんは、この戦いで、安倍さんにとっての板垣や甘利といった、重臣にあたる多くの有力議員や側近を失いました。中川幹事長は、敗戦の責任を取り、辞意を表明。青木参議院会長も責任を覚悟。片山幹事長は、落選。
臨時国会前には、党内体制の一新と内閣改造を行うはずなので、そこでも、多くの側近を失うことになるでしょう。党内宥和を進め、総主流派・挙党体制を作るとすれば、側近を切るという判断を求められるからです。

「お友達内閣」も「仲良し官邸団」も、もう持ちません。安倍さんは、党内で死に体になってしまいます。

自民党は、想定していた最悪の獲得議席数(40議席割れ)となり、今後の国会運営が厳しい状況に追い込まれました。参議院選挙は政権選択の選挙ではないが、中間的な信任選挙であるとすれば、この結果は、安倍総理を不信任ということであるのは明白です。また、衆議院の議席は、安倍総理ではなく、小泉総理への信任を引き継いだ議席であり、安倍総理自身、国民から信任を受けていない総理大臣であるということになります。

本来であれば、潔く退陣をするべきでしょう。出処進退は、清く潔くするべきだと思います。党内にポスト安倍の有力者がいれば、党内からも退陣圧力がかかるはずですが、選挙前から、安倍さんが辞めたときのシミュレーションをして、「じゃあ、次はだれか」というときに、顔が思い浮かばない状態であるわけで、ポスト安倍の適任者が不在であるということが、退陣圧力が大きくならないということであるわけです。

つまり、後任者として適役がいないという消極的な理由で、続投はするものの、求心力は、まず失います。基本的に、「官邸主導」という形は、難しいでしょう。

国会でも主導権は、民主党に移ります。民主党は、議長ポストと議運委員長ポストを取るでしょう。そして、各委員会のポストも取ります。民主党は、衆議院から回ってくる法案を否決するのではなく、寝かせてしまうという兵糧作戦を取るでしょう。採決をしない、という戦略です。採決をしなければ、両院協議会に行くことなく、審議未了で廃案にできます。そうならないためには、衆議院で与党は野党に妥協しなければならないということになります。つまり、民主党は、参議院を確保したことで、衆議院の主導権も奪うことができるわけです。

つまり、安倍総理は、国会でも死に体となり、完全にレームダックに陥るわけです。

もちろん、安倍さんが辞めても、衆議院を解散して与党が勝ったとしても、参議院の議席は戻りません。そして、この議席を取り戻せるのは、3年後の改選で圧勝しない限り、早くても6年後です。このときは、どうちらにしても安倍さんは、総裁の任期は切れているので、総理ではありません。もう、安倍さんは、自分の任期中に、自分で主導権を持つ形で政権運営することが、本当に難しくなってしまったのです。

民主党側は、こうした兵糧攻めで、年内には解散に追い込みたいと考えているでしょう。解散があるとすれば、来年度予算を通して、4月か5月ではないかと思います。

衆議院は、常在戦場です。政界再編も含めた政局の動き、今後、活発化するでしょう。

安倍さんの退陣については、あとは支持率の推移でしょう、1桁になれば、辞めざるを得ない。民主党の兵糧攻めで、死に体となり、さらに国会論戦で追い込まれれば、年内にも1桁は現実的ではないでしょうか。

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秘書心得

清水真人氏の「首相官邸コンフィデンシャル」を読んでいたら、官邸の秘書官室付きで、この3月で定年を迎えた大塚さんのことが取り上げられていた。

安倍晋三のもとを去る「内閣総理大臣に仕えた女」(2007/3/30)-----------------
別の秘書官経験者は「秘書官の心得」を説かれたことが忘れられない。「内閣総理大臣は何でもできるのです。秘書官の仕事はこれをやってくださいと総理に言うことではない。何でもできる総理にこれはやってはいけません、と言うのが仕事です」。霞が関のエリート集団である事務秘書官経験者たちの評価を総合すると「助言も諫言もするが、独断では決して動かない人」となる。
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特に、この部分は、大いに参考になる。

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首相公選制的な選挙

 いま、仕事をしていたら、若尾文子候補の選挙カーが通り過ぎたみたいです。
 若尾文子さんは、共生新党の比例代表候補。

 先日は、尾辻かな子候補の選挙カーも見かけました。参議院の比例代表の候補は、個人戦なので、選挙カーとか大変ですね。

 そういえば、東京選挙区の候補の選挙カーは、まだ見かけていません。でも、全県区というのは大変ですね。選挙カーは、公選法上、一台しか使えないから。(こんどは、国民新党の選挙カーが通りました。)

 やはり、ぼくが出馬するとしたら、衆議院の東京比例区の単独候補として出たいと思います。

 そのときは、擬似的な首相公選制的な選挙を目指したいと思います。

 日本の首相も、米国の大統領のように、1年ぐらいは、あらゆる試練を乗り越えるという過程が必要かもしれませんね。

 苦労は、人間を育てますからね。

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十面埋毒の計

 本日の「大漢風」で、韓信が劉邦に献じた項羽を打ち破る策は、十面埋毒の計。これによって、最終決戦を勝利に導くことができるか。この計略は、40万の大軍を4軍に分けて、波状攻撃をかけるという作戦。

 さて、群馬県知事選挙は、新人の大沢正明氏が当選。現職の小寺弘之氏が落選するという結果に。新人の大沢正明氏は、自民党公認で、福田康夫氏が、かなりテコ入れをした模様。この勝利によって、ポスト安倍候補として、福田氏の求心力が高まる可能性がある。

 来週の参議院選挙。すでに、岩手、三重、滋賀、沖縄は、ほぼ結果が見えてきたという。奥羽列藩同盟は、勢いを付けて、南下することができるか。

 最後に、誰が天下を獲るのか。それは、神のみぞ知る。

 天下の勝敗、それは碁の対局のようなもの。何が起こるか分からない。「大漢風」のテーマ曲でも、それが唄われています。

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板垣の魂は、諏訪に生きている

 今日の「風林火山」は、板垣が生前に仕込んであった準備が、武田家を救うという話であった。板垣は、晴信への最後の諫言に自らの命を賭し、それによって、戦場に散ったわけだが、自分の死後、武田家が窮地に追い込まれることを予期し、それを避けるための準備をしていたのである。

 板垣は死んだが、その魂は生きているのである。そして、板垣や甘利の想いは、武田晴信の中で、永遠に生き、山本勘助の中に継承され、武田家臣団に浸透するのであった。

 晴信にとっては、板垣は父親であり、兄のような存在であった。晴信が板垣を失ったことは、自分の一部を失ったことと同じだろう。板垣は、晴信のために死んだ。

 「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり」

 晴信が板垣に約束をした。そして、板垣は、晴信は褒めた。しかし、晴信は、板垣を褒めなかった。

 それは、なぜか。晴信の気持は、「武士(もののふ)とは、主君のために死ぬることではない。主君のために生きることこそなり」ということではないか。

 晴信は、板垣や甘利の行動を、決して褒めないだろう。しかし、それに対して、板垣は、こういうだろう。

 「若、それで良いのです。主君は強くなくてはいけませぬ。若こそ、国そのものなのです。若が家臣を守らずして、誰が若のために命を賭けましょう。若の信じられる道を歩まれればこそ、家臣たちは、若を信じられるのです。」

 板垣の存在は、本当に大きいものであった。

 板垣を失ったこと、本当に悲しい。

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伝説を作った男:川口能活

 昨日ののアジアカップ、日本‐オーストラリア戦は、3時間もの長期戦で、かなり体力を消耗してしまいました。日本代表のメンバーは、本当にがんばってくれたと思います。

 昨日のMVPは、2人います。ひとりは、同点ゴールで日本代表の絶対的ピンチを救った高原選手。そして、PK戦で2本のPKを止めた川口選手です。

 高原選手の気迫は、本当に素晴らしかったと思います。そして、技術的にも、素晴らしかった。年間シーズンを充実させた自信が、いまの彼の中には溢れています。選手として、FWとして大きな成長を果たしたと思います。あのキックフェイントを、あの瞬間で可能であるのは、ワールドクラスである証拠でしょう。4試合4ゴールと得点王も十分に視野に入ってきました。次戦でも活躍してくれれば、必ずや、日本は決勝に進出できるでしょう。

 川口選手は、日本が危機に追い込まれた時、必ず、神懸かり的なプレーで救ってくれます。前回のアジアカップでも、準々決勝でPK戦。このときも、川口選手のファインプレーで救われました。あの集中力は、本当に素晴らしいものであると思います。PK戦前の彼の表情には、集中力と「俺が日本を勝たせる」という気迫が込められていました。この10年間、一時は、レギュラーではなかった時期もありますが、ほぼ日本のゴールを守ってきた守護神。それだけでも素晴らしいことなのですが、今回のPK戦で、川口選手は、伝説に作り、日本サッカーの歴史に名前を刻んだことでしょう。この大会で優勝して、名実ともに正真正銘のアジア No.1のゴールキーパーになってほしいと思います。

 ゲームとしては、オシム監督の求めているサッカーができていたと思います。アジアカップの戦いを進めていくうちに、徐々に、チームとしてまとまり、そして、オシム・サッカーが浸透しているような気がします。いまは、油断こそが大敵でしょう。一戦一戦、自分達のサッカーができれば、優勝も視野に入ってくると思います。

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ある意味都市伝説的な「社会の常識?非常識?」

 ある意味、都市伝説に近い話、こんなお話を聞きました。

(1)お弁当にまつわる伝説

とある会合で、各自、好みのお弁当が食べられるようにと、数種類のお弁当が準備されていたそうです。
普通ならば、机の上に、お弁当が並んでいて、「お好きなお弁当をお選びください」という案内が書いてあるかと思いきや、業者が宅配用にお弁当を詰め込んだダンボール箱にお弁当が入ったまま、ドカーンと机の上においてあって、そのダンボールで、「お好きなものを取ってください」という紙が貼られていたという。

なんとなく、外から運んできたダンボール(たぶん、運ぶ過程で、地面に置いてたりするはず)を、これからご飯を食べようとする机の上に置いてあるのもどうかと思いますが、ダンボールの中に、お弁当が入ったままだったら、「好きなもの」は選べませんよね。というか、どんなお弁当があるのかさえもわからないと思うのですが。(汗)

(2)早退していたはずなのに、なぜか夜の懇親会にはいたという伝説

とある会合に行ってみると、その日、早退したはずの人が、夜の懇親会には来ていたということがあったそうです。

(3)「皆に相談しました」伝説

とある会合で、座席のセッティングの準備のときに起こったという伝説。準備担当者から、当初の人数より少なくなったので、当初想定していた座席配置から、皆で相談した結果、変更をします、という連絡があったらしいのです。しかし、その会合の主催者の人は、相談を受けていなかったらしく、「皆」って、誰のことなんだろう、という摩訶不思議な現象が起こったということがあったらしいです。

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桑田真澄物語

深夜に起きて、テレビをつけたら、「バースデー」という番組で、桑田選手のメジャーリーグデビューを取り上げていました。桑田選手の飽くなき挑戦に、感動をしました。特に、良かったのは、イチロー選手に、「けがしないよね、何かしているの?」とか、「わからないことがあったら、教えてくれる?」と、聞いていた場面。野球選手としては、桑田選手の方が先輩だが、吸収できるものは吸収しようという姿勢は、とても素晴らしいと思った。

桑田選手には、がんばってほしいと思いました。

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決戦は、土曜日!(サッカー・アジア大会)

昨日のベトナム戦に勝利し、見事、決勝トーナメントに進出したオシムジャパン。
準々決勝の相手は、オーストラリアである。
ドイツ・ワールドカップで敗れたオーストラリアに雪辱を果たす絶好のチャンスです。

安易に、日本は勝てるはず、ということを考えるのは、良くなくて、慎重に、冷静になる必要があるし、もちろん、負けることもあるだろうけど、日本代表には、がんばってほしいと思います。

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niftyのトップページで紹介されました

昨日、「真(まこと)の武士(もののふ)の誉れ」を書いたところ、7月16日22時更新のniftyトップページの「旬の話題ブログ」のコーナーで取り上げていただけました。自分のブログを取り上げていただけると、とても嬉しいですね。

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看板の掛け替えに終わらせるな!社会保険庁改革

今国会で行われた政府組織の改革について、確認してみることにした。今国会では、株式会社日本政策投資銀行法案、株式会社商工組合中央金庫法案、地方公営企業等金融機構法案、株式会社日本政策金融公庫法案、日本年金機構法案などである。前者は、政府系金融機関の改革であり、後者は、社会保険庁改革のための法案である。

結果として、この5本の法律案は、成立し、今後、政府系金融機関と社会保険庁は、次のように組織改編する予定である。

                    現在       今後
株式会社日本政策投資銀行 特殊法人 → 完全民営化を前提とした特殊会社
株式会社商工組合中央金庫 特殊法人 → 完全民営化を前提とした特殊会社
地方公営企業等金融機構 特殊法人 → 現行の機関は廃止の上、新たに、地方公共団体による民間法人
株式会社日本政策金融公庫 特殊法人 → 特殊会社(政府が100%の株式を保有する)

さて、問題は、社会保険庁である。安倍総理は、国鉄民営化を事例に、年金徴収業務が改善されるという説明をするが、国鉄民営化の事例は正しくない。というのも、社会保険庁は、完全民営化するわけではないからである。JR三島会社のような特殊会社方式でもない。民間法人化でもない。そもそも、日本年金機構法で、民営化はできないのである。

ここで、民営化の3つの類型について、確認をしておこう。民営化の類型は、完全民営化、特殊会社方式による民営化、民間法人化である。完全民営化とは、根拠法律は存在せず、民法上の「法人」となり、会社法の適用を受ける。一般の民間会社と同じである。特殊会社方式による民営化とは、法人格を根拠法により定め、政府からの出資を受け、ある程度、主務官庁のガバナンスのコントロールを受ける。民間法人とは、農林中央金庫のように、法人格は根拠法により定められるが、政府からの出資を受けない。そのため、経営の自由度を得られる。

民営化とは、経営の自律性、自由度、当事者意識の付与を目的とした改革であるが、そのために、法律、出資、人事権行使によるコントロールについて、政府のコミットメントを減少させるということが重要である。

つまり、システムの変更が、政策意図と結びついているかどうかについては、根拠法、政府出資の有無、政府が人事権(役員の任命権)を有しているかどうかの3点について、確認する必要がある。

日本年金機構法を見ると、そもそも、すでに「根拠法」があるので、完全民営化ではないということがわかる。株式会社日本政策投資銀行、株式会社商工組合中央金庫にも根拠法はあるが、政府株式の売却の目途を法律内に書き込んでおり、完全民営化を前提にした特殊会社方式であることがわかる。
また、日本年金機構法には、政府出資があり、農林中央金庫のような民間法人でもない。それでは、特殊会社方式による民営化なのかと思えば、株式発行をしないので、株式会社でもない。業務費用については、費用分を交付金を出すということで、独立採算でもない。

それでは、独立行政法人なのかと言えば、そもそも独立行政法人を念頭に置いた根拠法でもないし、通則法は適用しない。ただ、3ヵ年の中期目標と計画を義務化し、評価を受けるという独立行政法人もどきなシステムである。

要は、ただの特殊法人を作っただけなのである。これで、競争による効率性、経営の自律性が、本当に生まれるのであろうか。

安倍総理が言っているように、本当に、職員のインセンティブを与えるのであれば、競争相手を作ることである。つまり、年金徴収業務の市場化テストを行い、業務を民間開放し、競争の圧力を受ける環境を整備するべきなのである。

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千葉真一、やっぱり引退

 先日の「スタジオパークでこんにちは」で、板垣信方役で燃え尽き、板垣の死とともに千葉真一を葬り去りたいと述べた千葉真一が、改めて、記者会見

 やはり、俳優業は引退で、今後は後進の育成の仕事をするということ。

 風林火山での殺陣は、見事で、今まで、あれだけ素晴らしい殺陣は見たことがなかったので、感動しました。

 板垣の最期のシーン。あの笑みは、俳優・千葉真一として、「悔いは無し」というメッセージも含まれていたに違いない。


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真(まこと)の武士(もののふ)の誉れ

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 飽かなくも

  なほ木のもとの

   夕映えに

    月影やどせ

     花も色そふ

 昨日の「風林火山」で、板垣信方が逝った。見事な武士としての死であった。現代社会には、真の武士が少なくなってきている。志のために、自分の信じるもののために、国のために、自分の身を投げ出すという覚悟は、どこに消えたのか。

 甘利は、「戦の勝ち負けとは、己が誰を裏切り裏切らぬかではない。生きるか死ぬかでもない。何を守り何を失うかじゃ。守るものあらば、いかにしても勝たねばならぬ、それが戦じゃ」と言い、勘助に、大切な何かを伝えた後、自らが晴信の槍となり、戦場に散った。板垣は、自らが晴信の楯となり、戦場に散った。

 勘助は、今後、この2人の魂を引き継ぎ、晴信の月影となり、晴信を照らすだろう。

 そして、川中島で、自ら、「守るもの」のために、命を投げ出すのであろう。

 現代に、どれだけの人が、「守るもの」のために、自らを投げ出すことができるのだろうか。目先の得失のために、大きな何かを見逃していないだろうか。武士の誉れは、どこに行ってしまったのか。

 ぼくは、この「武士(もののふ)の誉れ」を持ち続けたいと思った。

 追伸:それにしても、千葉真一の殺陣は見事でした。放送の後、夜中まで、何度も何度も繰り返し、見てしまうほど、魅了されてしまいました。来週から、板垣に会えないのが、残念です。

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田中康夫代表とは違います(→「信頼できる国」)

 今日の日経で、田中康夫・新党日本の代表のコメントが掲載されていました。日経の記者が付けたのでしょうが、「信頼できる国へ」という見出しが書いてありました。新党日本では、「信じられる日本」という言葉を使っていますが、「信頼できる国」というのは、私のマニフェストのオリジナルだと思っております。

田中康夫代表が言う「信じられる日本」と私の「信頼できる国」では、意味が違います。
というのは、「信頼できる国」の意味の中には、パブリック・ディプロマシー的に、ナイが言うところの日本のソフトパワーなりスマートパワーを発信することで、他国からも「信頼」を得るという意味も含まれているからです。

つまり、「信頼できる」の言葉の中には、「信頼される」という受動的な意味も込められているからです。
自分が「信じる」ということではなく、社会全体として、国というシステムを信じ、また、他者から信じてもらえる、という意味で、具体的で、能動的かつ受動的な双方向の価値そのものを、「信頼できる国」という言葉で表現しているのです。

英訳も「信じる」であれば、"Believe"ですが、私の「信頼」は、"Trust"です。社会として、Trustを共有できるようなシステム設計を進めていくべきである、という考え方です。この点で、ソーシャル・キャピタルというような概念も極めて重要です。

この点、日経の記者の方は、なぜ、「信頼できる国」という言葉を使ったのか、そこに、その記者は、どのような意味を込めたのか、言葉に魂を込めたのか、そのことを教えていただきたいと思います。

私の「信頼できる国」の概念・価値と、田中康夫代表の「信じられる日本」とは、異なったアイディアであると思います。(もちろん、田中代表の意見を否定するつもりはありません。)

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参議院選挙の空中戦

 なんとなく、天下分け目な感じ否応なく漂って来た参議院選挙。

 民主党小沢代表は、政治生命をかける、過半数を獲得できなかったら、政界引退と発言した。退路を断って、まさしく背水の陣の構え。

 安倍総理が、消費税の話をしたそうであるが、その前提条件として、徹底した歳出削減を行うことも合わせて発言した方が良い。やはり、歳出削減を行った上で、増税という形でなければ、国民の合意を得るのは、なかなか難しいだろう。「信頼できる国 日本」では、この点についても、意見を述べていきたい。

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ロマンスカーで、公共選択学会

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7月7日、8日は、公共選択学会が東海大学で開催されました。公共選択学会も11回目です。
第1回大会は、1997年8月で、千葉商科大学で開催されました。その大会には、Buchanan先生やTullock先生も来日し、Roger Congleton先生もお越しになられていました。
ぼくは、大学1年生で、この大会に参加したことがきっかけとなり、大学院への進学と研究者になりたいという夢と目標を持ちました。この第1回大会のとき、Buchanan先生は、Generalityの概念をお話になっており、その後、ぼくは、Generality Ruleに関して興味を持ち、現在まで、Ruleそのものを研究対象としております。

最近は、Ruleのエンフォースメントをどのように、制度的に担保するのか、という問題を考えています。

さて、今日は、往復にロマンスカーに乗車しました。なんとなく、ロマンスカーは、ハイカラな感じがして、高級特急というイメージで、限界効用が高いです。

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逢見さんが差し入れてくださったタスマニアワイン

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連合の副事務局長の逢見直人さんが、研究会の際に差し入れてくださったタスマニアワインです。
とても飲みやすく、おいしくいただきました。

また、田中一昭先生(前拓殖大学教授)にも差し入れを頂きました。ご出身の島根の日本酒とのことです。
竹下元首相の実家の酒蔵で作られたお酒のようです。

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企業に、ワークライフバランスの意識を!

 昨日の福嶋さんのお話を聞いて、「ワークライフバランス」が重要だと強く感じたのですが、それを実現していくためには、企業側が積極的に、「ワークライフバランス」を実現するための意識を持っていく必要があると思った。

 これまで、CSRの研究をしてきて、CSRの観点から、「ワークライフバランス」が実現できるような会社が、もっと評価されるようになるべきではないかということも感じた。

 また、福嶋さんのお話の中で、「「大きな公共」と「小さな政府」」という言葉についても、興味深かった。これは、ぼくが、これまでも機会があれば訴えてきたことである。日本では、どうしても「公共=政府」という認識が強いみたいなのだが、実は、「公共=政府」ではない。

 ぼくは、「公共」とは、個々人の中にあるもの。と言っている。社会的関係性そのものこそが、「公共」なのではないか。

 今後、財政制約の中で、「小さくて効率的な政府」が進められ、また規制緩和、市場化、自由化の中で、問われてくるべきものは、個々人の中にある「公共性」なのであろうと考えている。

 そのとき重要なのは、「企業の公共的活動」であり、「個人の公共的な活動」である。それを精神的にも時間的にも、大きく飛躍させるもののひとつとして、「ワークライフバランス」の考え方は、かなり重要になると思う。

 そこで、先日、公表したやおいたしゅんぺいマニュフェスト「信頼できる国 日本」の中に、「ワークライフバランス」の推進ということも加えたいと思う。

 社会の信頼を向上させるために、「ワークライフバランス」の考え方は、かなり重要であろう。

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せつない「恋」のうた

 誰しも、せつない過去の「恋愛」を思い出す歌があると思う。いやいや、過去だけではなくて、現在進行中の恋愛においても、あの歌を聴けば、せつなくなります、という歌があるかもしれない。

 俳句や短歌だって、昔は、遠くの恋人を慕い詠んだもの。歌、そのものが、恋愛と深い深い関係があるのだろうと思う。

 Amane Kaoru (沢尻エリカ)"タイヨウのうた"

 大塚愛 "さくらんぼ"

 Mai Kuraki with 孫 燕姿"Tonight, I feel close to you "

 玉置成美 "Reason"

中島美嘉"雪の華"

 以上の歌に、みなさんは、何か思い出はありますか?

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絢香: Jewelry day

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絢香のニューシングル「Jewelry day」を購入しました。

ジャケットの写真を見てびっくりです。いままでの絢香とは、なんだか違った雰囲気でした。少し、大人っぽくなった感じでしょうか。

"I Believe"のときは、なんだか、白石美帆風だったのですが、その後、徐々に変化し、また、今回、変化を遂げたという感じです。

 ちなみ、絢香の楽曲では、"Real Voice"が好きです。

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ワークライフバランス:前安孫子市長 福嶋浩彦氏のお話

 昨日、前安孫子市長の福嶋浩彦氏にお話を伺った。中心的な内容は、「提案型」の民間委託の話である。また、議会とのお話なども伺った。

 特に、印象的であったのは、会社人間であった人たちが、なかなか「地域人間」に戻れないということである。地域人間というのは、肩書も何もない素の自分ということである。そのために、なかなか地域活動に溶け込めないという問題もあるそうである。

 やはり重要なのは、ワークライフバランスなのかもしれない。現代社会においては、会社人間である前に、一人の自己として、地域人間、家庭人間としても、日頃から、その役割を考えていかないと、いざ、会社人間を離れる時に、いろいろと問題がでてきてしまうのかもしれない。

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顧問ズの悲劇?:コミュニティビジネスの寓話

 団塊の世代の方が退職されて、地域に戻られ、市民活動やコミュニティビジネスを始められたとする。
 そのとき、コミュニティビジネスの社長になりたい人は、あんまりいないらしい。
 また、コミュニティビジネスの社員になりたい人も、あんまりいないらしい。

 では、みなさんは、何に手を挙げるのかというと、「顧問」になりたいと言うらしい。

 こうなると、コミュニティビジネスは、顧問ばかりで、「顧問の過剰消費問題」が起きる。

 これこそ、コモンズ(顧問ズ)の悲劇?

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宮島英昭編著『日本のM&A』(東洋経済新報社)発売!

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 2003年度よりお手伝いをさせていただいている経済産業研究所「コーポレートガバナンス・プロジェクト」におけるM&A研究分析の成果として、『日本のM&A』(宮島英昭編著、東洋経済新報社)が発売されました。(amazonのページ

 本の編集をお手伝いさせていただいのは、『政策学入門-ポリシースクールの挑戦-』(政策分析ネットワーク編)、『小泉改革とは何だったのか-政策イノベーションへの次なる指針-』(上村敏之・田中宏樹編著)に続く3冊目となります。

(内容)
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序章 増加するM&Aをいかに読み解くか

 第I部 M&Aの経済分析
第1章 M&Aはなぜ増加したのか
第2章 外資によるM&Aはより高いパフォーマンスをもたらすのか
第3章 メガバンクの誕生
第4章 完全子会社化はどのようなときに行われるか
第5章 従業員の処遇は悪化するのか
第6章 どの企業が敵対的買収のターゲットになるのか

 第II部 M&Aのケース分析
第7章 グローバル競争優位の構築と移転
第8章 統合フルサービス化による補完性の実現
第9章 相互学習による価値の向上
第10章 大胆な事業売却
終章 日本のM&Aの国際的特徴と経済的機能は
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戦後、初の行革とは。

「行政管理年報」に、昭和20年8月21日の閣議決定として、下記が記載されていました。
これが、戦後初の行革なのではないかと思われます。

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昭和20年8月21日 閣議決定
戦争遂行の為特に設置せられたる官庁又は其の部局は左に依り之を廃止、改組又は縮小するものとす。

(1)廃止を要するもの
内務省防空総本部
東京都防衛局
文部省学徒動員局
運輸省地下建設本部

(2)改組を要するもの
内閣 綜合計画局
   情報局
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その後、昭和20年10月末までに、公務員の削減に関する方向性が示されています。

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ライフワークとしての戦後行財政改革史の研究

 学部・大学院時代にお世話になった増島俊之先生(前中央大学総合政策学部教授・元総務庁事務次官)より、先生が所有されておられた第1次臨時行政調査会(佐藤臨調)の資料と昭和20年代より発行されている「行政機構年報」、「行政管理年報」をご寄贈いただきました。どちらとも、戦後行政改革史の研究においては、大変価値がある歴史的資料で、その資料を手に取って拝読できることに、大きな感激を得ました。

 今日、早速、目録作りをしながら、資料を拝見していたのですが、どのように、日本の行政機構は変化し、その時代ごとに、どのような課題があったのか、そして、どのように先輩たちが行政機構、政府システムを設計してきたのかということが、溢れんばかりの感動とともに伝わってきました。

 資料には、戦前の日本の行政機構も示されており、また、SCAPIN(連合軍最高司令部訓令)なども掲載されていました。

 これまで、第2次臨時行政調査会(土光臨調)の資料は、会議資料・議事録などを調査し、その後の行政改革審議会、行政改革会議、そして、最近の行政改革と研究を進めており、今回、土光臨調以前の資料をご寄贈いただいたことにより、昭和-平成の政府システム・行政改革についてを研究調査することが可能になった。

 ライフワークとして、主に戦後の行財政改革について、このような歴史的に価値のある資料を基に、取りまとめ、未来の行政改革に向けたレッスンを学びたいと、心から思いました。

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やおいたしゅんぺいのマニフェスト「信頼できる国 日本」

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 「信頼できる国 日本」を合言葉に、政策を考えていきたいと思っています。

 短期的で、小さな自分たちの幸せだけではなくて、長期的な幸せを得るためには、社会システムの持続性、継続性、安定性が必要であると思います。そのシステムを支えるもの、それこそが、「信頼」であると思います。

 私たちだけではなく、将来の私たちの子供や孫たちの世代が、この美しく素晴らしい日本という国に生まれ、育ち、この国に生まれてきて良かったと、心から思ってもらうために、今後、10年、50年、100年に、どのような国づくりをしていかなければならないのか、それが、いま、この21世紀の初頭の10年間に求められている政策課題であると思います。

 幸運にも、景気が回復し、経済も安定してきた今だからこそ、将来のことを、前向きに考えることができるのではないでしょうか。

 そこで、私が提案し、そして、目標としたい、政策は、次の通りです。

 (1)小さくて効率的で、持続可能な政府の実現
 (2)持続可能な財政を可能にする財政再建
 (3)安心・安全な生活のためのシステム設計
 (4)安定成長時代の経済活性化
 (5)豊かで美しい国を守るための環境対策
 (6)災害などのリスクを縮小させる危機管理の準備
 (7)「自由と信頼」の陽光の発信
 (8)地方の個性を重視した地域活性化
 (9)温かな信頼の和(輪)を基盤とした地域づくり
 (10)知的財産や科学技術の発展
 (11)市場主義の発展と深化

 こうした目標を実現するために、抜本的な税制改正、地方分権改革、社会保障システムの改革などの行財政改革を中心とした政策を実施していきたいと考えています。

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民主くん

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 6月30日(土)午後の新宿西口ロータリー。噂の「民主くん」をみかけました。

 このあと、新宿西口は、大変なことに。。。

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シュンペイズ・ブートキャンプ

BILLY's BOOT CAMP(ビリーズ・ブートキャンプ)が大流行で、ビリー隊長も来日し、さらに、DVD販売数が増加しているとか。

ブートキャンプとは、新兵訓練キャンプのことらしいのですが、ビリー・ブートキャンプは、米国式。

ここは、やはり、日本式ということで、「シュンペイズ・ブートキャンプ」(Shumpei's BOOT CAMP)を始めようと思います。筋トレ中心とした有酸素運動で、ヨガ、ピラティスに並ぶ、健康体操を考案。「気」の流れに着目し、身体の芯からのカロリー消費を促します。日本ならではの「心・技・体」を一体化させ、武士道を追求する修行です。

7日間で、ダイエットはさることながら、「悟り」を開きたいと思います。「悟り」とは、「無」を認識し、あるがままの自然状態を受け入れることであります。

肉体的な疲れだけではなく、禅問答により、精神的な疲れを得ることで、本当のリラックスを得ます。

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環境や人権を守り、利益も稼ぐCSR時代のベスト100社

ニューズウィークの2007年7月4日号の特集は、「世界企業ランキング500」というもので、環境や人権を守り、利益も稼ぐCSR時代のベスト500社」をランキングで紹介している。
そこで、今回、このランキングを使い、日本企業の位置づけや特徴について検討してみようとした。
というのも、現在、日本型の新たなガバナンスの姿を求めて、検討をしており、その文章を書く筆が、なかなか進まずに、困っていたので、この作業で、「窓」が開けばと思ったということもある。

まずは、トップ100社に絞って検討することにした。トップ100社の中に入った日本企業は16社であった。世界の100社の中で、日本企業が1割を占めることができたということは良いことであろう。

しかし、個別項目で見ていくと、なかなか、世界に遅れているということがわかる。
世界に比して、日本が優れているのは、「環境」面である。

世界企業のランキング(トップ100版)

従業員との関係については、欧州と比べて、若干低い。日本においては、会社とは、仮想的な「イエ社会」もしくは、家族主義を模築し、「忠誠」と「報償」の相互依存関係をコアとした共同体であった。そのため、ある程度、従業員との関係も良いのではないかと予想されたが、ニューズウィークが採用したEIRISの投資家向けデータベースEPMにおける従業員の評点(機会均等の確保に関する総合評価、従業員の健康と安全への対策、雇用の創造・安定への取り組み、組合などを通じた従業員の権利尊重、従業員の教育・訓練体制、女性取締役の比率)では、あまり高い評点ではなかった。それよりも、欧州型のガバナンスが評価されていたようである。

もう一点は、日本は、比較的に経営の安定性が高く評価されているということである。ニューズウィークでは、安全性について、2005年度のインタレスト・カバレッジ・レシオ((税引前利益+支払利息)/支払利息)に基づいて算定している。

このような指標を見ていくと、現在の日本企業の姿、優秀企業の姿が、じょじょに見えてくるかもしれない。

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