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博士論文の草稿

なんとか、終章まで書き終わりました。
あとは、参考文献リストの整理と、誤字・脱字などのチェックだけです。

第1章と第2章、終章は、完全な書き下ろしで、米国やベルギーで書いてきました。それぞれ往復の飛行機でも、PCと格闘しました。さすがに、太平洋の上で、数字を打ち込んでいたら、飛行機に酔いました。

最近の興味は、互酬性を、社会システムとして、どのように担保し、組み込むか、ということです。「自由」の概念や価値を、社会において共有するためには、互酬性を組み込む必要があるのですが、それは自生的にできるのか、もしくは制度が必要なのか、という検討を行いました。

もうひとつは、「公共性」の概念です。結論としては、「自由」という価値観を共有するためには、公共性なり共同体というのが重要なキーファクタになるという方向で議論をしました。このとき、公共性とは何なのか、ということを概念図に表しました。この議論を突き詰めていくと、「神」の存在がありました。米国や欧州で、このことを直感的に感じたので、それを説明してみました。さらに、西洋的思想と東洋的思想を整理、区別し、実は、公共性の概念は、西洋と東洋では異なっているということを概念図で表しました。その上で、今後、どうするかということを書きました。この点は、今後の格差論争でも使えると思います。

あと、議論としては、経済成長は目標なのか、結果なのか、ということも重要な議論です。このあたりは、産業政策の手法と合わせて、経済政策とは、どのように行うべきなのか、ということを、新たな仮説的なモデルを作って説明をしました。

年賀状でも書いた、リベラル・パラドックスの問題や一般不可能性の問題の出口については、少し手がかりが見えた感じです。今後は、互酬性を絡ませながら、考えて行きたいと思います。

ちなみに、謝辞を書き出したのですが、おひとりずつの思い出を書いていたら、かなり長い文章になりそうで、それはそれで、エッセイ的にまとめようかと模索中。

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