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手嶋龍一・佐藤優「インテリジェンス 武器なき戦争」

 通勤途中に読んでいる新書ですが、大変勉強になります。インテリジェンスの入門書としては、最適でしょう。
 そもそもインテリジェンスについては、以前から興味があって、勉強をしており、少しこのブログにも書いたりしています。いわゆる「政策プロフェッショナル」に必要なスキルのひとつに、インテリジェンスの素養は必要だと思います。

インテリジェンスの素養は、
・情報収集能力:いわゆる感性が重要。
・情報編集能力:収集した情報を選択する能力。
・情報分析能力:情報の正確性、どのように使用できるかなど、情報を洗う作業
・情報生産能力:情報を加工して、発信する作業。時に、メッセージを隠したりもする。

インテリジェンスは、戦争や外交の話だけではなく、政策一般に必要な能力だと思います。

やはり、先天的なセンスと経験がモノを言うというところでしょうか。

憶測ですが、政府の発表などにも、各種のメッセージが隠されている場合もあります。そのメッセージをどのように理解するのか、ということも重要だと思います。

本の中にも書いてあるけれど、インテリジェンスのほとんど(98%?)は、公開されている情報だということ。その公開されている情報をどのように読み取るかが腕の見せ所ということでしょう。

獣道に分け入っていくような感じですが。

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