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歳出削減をさぼるな!

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小泉内閣で決定した最後の「骨太の方針」の中に、「歳出・歳入一体改革」が含まれている。
2011年までに、プライマリーバランスを黒字化し、2010年代半ばにストック赤字を減少させるというものだ。
ここで、10兆円程度の歳出削減の方向性を示している。

現在の経済状況は、景気拡大期にあり、税収は自然増収状態にある。

ここで、議論としては、法人税減税などの議論が出てきているが、心配なことは、例えば、経済状況が良いと、余裕が出てくると、中里先生が指摘しているように、「改革をさぼりたくなってくる」ということである。

つまり、改革の制約が大幅に改善されるために、先延ばししようと思えば、改革を先延ばしすることができるのだ。

しかし、改革の先延ばしのツケは、近い将来に、必ず、重く訪れる。短期的に見れば、「先延ばし」は良いかもしれないが、長期的に見れば、「先延ばし」に良いことはない。経済政策を考えるにあたっては、もちろん短期的な視点も重要であるが、中長期的な視点も重要である。

目の前のイベントにだけ、目を向けるのではなく、この日本の10年、20年先の姿をしっかりと議論していきたいと思う。

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