« 民主主義システムと情報の非対称性 | Main | 小泉改革シンポジウム議事録更新 »

次期税調へのメッセージ

Shumpei_2_4

 9月12日に行われた政府税制調査会の総会後に、公表された会長談話がWEB上で公開されました。

 「今後の税制改革についての議論に向けて

 この中で、いくつかを重要だと思ったことをピックアップしておきたい。

 ・「これから取り組まなければならない税制改革は、バブル崩壊を経験した後の21 世紀最初の抜本改革となる」

 ・「税制調査会は、今後、政府の提起した諸課題について、少子・高齢化、グローバル化、地方分権の進展等の経済社会の構造変化を踏まえた考え方を的確に示す必要がある」

 ・キーワードは、「責任」、「安心」そして「活力」

 ・将来世代に対する「責任」として、「国・地方を通じてあらゆる分野で行財政改革を進め、徹底した歳出の削減・効率化を図るとともに、景気変動によるその時々の税収の変動にとらわれず、制度として安定的な歳入構造を構築し、将来世代に対し責任ある対応をとらなければならない」

 ・「安心」できる社会として、「税制においても、必要なセーフティーネットの財源を安定的に確保するとともに、社会保障制度と一体となって、税制の所得及び資産の再分配機能が的確に発揮されるように検討していく必要がある」

 ・経済社会の持続的な「活力」として、「今後ますます重要となっていく“民間が担う公共”の支援も大切である」

 ・「次期税制調査会での論議をはじめ国民的な議論が深められていくことを期待したい」

 現在の税調の任期は10月まで。年内には、新しい税調が出来ると思うのですが、次の3年は、石先生が指摘するように、「21世紀最初の抜本的税制改革」の議論になる。このときに、重要なのは、国民自身が考えることだ。最終的に、この日本という社会のグランドデザインをどのように考えるのかは、国民の判断だ。

 判断をするためには、税制の知識をもっと良く知っておく必要がある。そこで、

 石弘光(2006),『タックスよ、こんにちは』,日本評論社 

 あと、

 加藤寛・横山彰(1994),『税制と税政』,読売新聞社

 は、良い教科書になるだろう。

|

« 民主主義システムと情報の非対称性 | Main | 小泉改革シンポジウム議事録更新 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27563/11887016

Listed below are links to weblogs that reference 次期税調へのメッセージ:

« 民主主義システムと情報の非対称性 | Main | 小泉改革シンポジウム議事録更新 »