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ポスト小泉政権の課題:民主主義の欠陥

 今日は、7月21日に開催したシンポジウムの議事録とエグゼクティブサマリーを作成していて思ったことです。(議事録とサマリーは、後日、WEBで公開予定です)

 あえて、安倍政権の課題とは書かず、次期政権の課題ということで、つまりは、総裁選で、なおかつ民主党の代表選で、各候補者に示して、そして議論して欲しいことです。

 ・民主主義の仕組みの中で、将来世代への責任を持つことの出来る仕組み作りについて
 ・成熟化された社会における制度設計について

 格差の問題には、2つの「格差」があります。ひとつは、世代内格差。つまり、所得格差とか地域格差と、いま、いわゆる「格差問題」と呼ばれているものだと思います。もうひとつは、世代間格差です。

 まず、世代内格差ですが、これは、労働分配率の推移を見ながら、どこに政策のターゲットを当てるのかで、効き方が変わってくるので、そのあたりの議論が必要そうです。あと、社会が成熟化したという要素もじゅうぶんに含めておく必要があると思います。インセンティブの向きが多様化しているというところでしょうか。

 そして、世代間格差。年金にしても財政赤字にしても、将来世代に負担を求めるものがあります。これは、A新聞のY記者が、先日、渋谷でお会いした時、同じような話をしていて、結局、将来世代には現在の投票権がない。つまり、民主主義的な意思決定方法で、その負担を受容するかどうかの選択権がないということです。もうひとつ、これは中位投票者モデルとの関連した問題があります。このあたりは、民主主義システムの欠陥というところでもあるのですが、将来世代に先送りしない、きっちりとした政策を考える必要がありそうです。 

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