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街を歩こう:つわものたちの夢の痕跡編

 5月の終わりに、仕事で九州に行ってきました。目的地は、北九州市だったので、本来は、出来たばかりの北九州空港が良かったのかもしれませんが、福岡空港経由で行きました。福岡には3年前も行ったのですが、イメージ的に南国の中心地という感じです。たぶん、鹿児島まで行くと、もっと雰囲気が異なってくるとは思うのですが。やはり、アジアとの文化交流が、より近いということなのでしょうか、良い意味で、アジア的な感覚を受けます。

 街には歴史があり、文化があり、そして物語がある。そんな物語を、ぼくは、少しでも探してみようと思っています。

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 さて、北九州市で出会ったおさるさんです。旅の始まりは、この、おさるさんとの出会いでした。何気なく、このおさるさんは、看板を持って立っていたわけです。これから、どんな旅がはじまるのだろう。未知なる冒険の扉を、このおさるさんが、徐々に開きだしたのです。

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 電車で、門司まで行きました。小倉から、進行方向で左手に海を呆然と眺めながら、門司に向かう電車。それは、大陸に大いなる野望と夢をかけて、海を渡った人々は、この海をどのように見ていたのだろう、と思うのです。
 港には、希望や哀しみが多く詰まっているのです。戦後、この港にたどり着いた人々は、何を思っていたのでしょうか。門司港の駅は、レトロな雰囲気を残す駅でした。駅から一歩出ると、そこは港です。海は、時には、人々の行く手を阻む大きな障害となり、時には、人々をどこまでも連れて行くことができる夢路なのです。

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 ぼくは、ここから関門海峡を渡り、向かいの下関に行くことにしました。この海峡には、2つの歴史があります。ひとつは、源平合戦、最後の戦場としての歴史。もうひとつは、幕末の長州藩と四カ国の連合艦隊との戦いの跡。この地は、日本の転換期において、幾度か、その歴史的役割を果たしている場所なのです。この海には、多くの野心と無念が眠っているのだと思います。

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 実は、関門海峡は、地下通路を通り、歩いて渡ることができます。海を歩いて渡るのは、レインボーブリッジを歩いて渡って以来、約10年ぶりの経験です。ぼくは、一歩ずつ、その歴史の重みを踏みしめながら、この海の底を
ゆっくりと歩き、いよいよ、本州と九州の県境を越えたのでした。

 つわものたちの儚い夢、ロマン、それが、この現代日本を生み出したのかもしれません。それが夢幻の如きものかもしれないけれども、長い歴史の中においては、本当に小さいことなのかもしれないのだけれども、「夢を持てる国」を作ることが将来世代への責任なのかもしれません。
 
 来月に、再び、この夢の大地から総理大臣が誕生するかもしれません。その総理大臣は、この国にどのような夢を込めようとするのか、楽しみです。

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