「愛の流刑地」のつづき
今週のR25のロングインタビューは、渡辺淳一。渡辺恋愛論は深いですよね。でも、かなり共感。
気になる発言をとりあえず引用しておきます。
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「いまブームになっている“純愛”なんて、ただの“幼な愛”だと思うね」
「それは未熟な精神愛にすぎないよ。やっぱり本当の大人の純愛は、精神と肉体の関係を両立させてこそ。女性がある男性に惹かれ、さらに一段深く好きになるための起爆剤は、肉体愛。最初は精神愛で近づくけど、それに圧倒的な肉体愛が積み重ねられることで、理性なんかでコントロールできない、圧倒的な強い愛になる。それを実感した男は、さらにさらに女を快くしてやりたいと願う。それこそが本当の純愛だよ」
「二人が快感を得て、よくなって初めてセックスって言うんだよ。男性だけがいいのは、ただの排泄。互いに満ち足りてしみじみと喜びを感じる。いろんな方法で相手への思いやりをこめて。・・・そこから先が文化でね」
「ドロドロがイヤだとか面倒だというのは、本当の意味で女と接し、愛し合っていないからだよ。セックスのドロドロではなく、そこに至るまでのゴタゴタがイヤなだけでしょ。それは相手を満足させてないからだね。うまく愛し合えてさえいないから」
「現実の社会は学問とは違う。生の人と触れて、恋愛して、相手を知り、自分を知ることが一番大事な学問で、これこそ人間学だね」
「女の子なんて、そんな簡単に恋人になってくれないよ。やっぱり、"受け入れる性"だから。一人を追ってつかまえるのは大変。"二兎を追うものは一兎をも得ず"って言うけど、二兎しか追わないから駄目なんだよ。自信のない男は四兎も五兎も追わなきゃね。女にダメって言われてもいい。男は断られるのが仕事だから。精子を考えてごらん。ものすごい数が卵子に向かうけど、受け入れられるのは一匹でしょう。とにかくぼくは女が好きだった。女好きほど楽しいことはないだろう(笑)」
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