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夜空のさき(28)

 交番で、僕と神山さんは、別々に取り調べを受けることになった。神山さんは何を聞かれたのか、僕にはわからないのだが、僕は、自分の名前、住所、仕事のこと、なんで、こんな夜中に、このあたりを不審そうに歩いていたのかを聞かれた。僕は、このあたりに、自分の恋人、いや、かつての恋人であった「川本砂季」という女性が住んでいて、突然、姿を消したこと、電話をしてもつながらないこと、などを話した。最初、僕を取り調べた若いおまわりさんは、「それは、ただのストーカーだ。彼女は、お前と連絡が取りたくないんだ」と、僕にとっては、大変プライバシーに踏み込まれた感じのする説教をした。その後に、いかりや長介が演じていたような老年の巡査(おまわりさんというより巡査と言った方がイメージに合っている)と入れ替わって、その巡査また、同じ質問をしたので、同じことを答えた。

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