« 夜空のさき(3) | Main | 愛の流刑地速報 »

演出をやらせてください⇒「愛の流刑地」

 いよいよ単行本で出版された「虚無と熱情」もとい、渡辺淳一著『愛の流刑地』(玄冬舎)を、読んでいます。

 改めて読むと、やはり名作です。読めば読むほど、味が出てくるというか、深みを感じるというか、考えさせられてしまいます。

 上巻の146ページ

  「生殖は本能だが、エクスタシーは文化である」

 という言葉は、とても深いなぁと関心してしまいました。

 この小説は、起承転結がしっかりしていて、ストーリーも読みやすいと思います。

 最近の文学作品の中で、秀逸なのは間違いありません。

 さて、映画化ですが、キャスト未定ということで、ぼくなりに、こんなキャスティングをしてみました。

 映画版:

  村尾菊治:緒形拳
  入江冬香:高島礼子

 ドラマ版(日本テレビ):

  村尾菊治:舘ひろし
  入江冬香:和久井映見

 この他、ふゆか役には、名前のあがっている鈴木京香や石田ゆり子もいいなぁと思います。
 稲森いずみという選択肢はありますかね。

 いろいろ考えると、菊治役には、舘ひろしがいいなぁ。

 演出としては、大人の恋愛なので、少し落ち着かせた感じの演出になるでしょう。セックスシーンの作り方がポイントで、あまりに生々しいのはよくないので、ここで、深められた愛のかたちをうまく撮れるかどうかがポイントです。

 音楽も、フルート、ハープ、ストリングス、ヴァイオリンを中心にした音色で、できるだけ、モノクローム的な色彩がでるようなものだといいと思います。あとは、ジャズ系で。

 テーマ曲も、 ピアノのソロとか、ヴァイオリン・ソロとか、インストルメンタルだけで良いと思います。
 川が流れるイメージで、それもゆっくりなところがあり、急なところがあり。そして、森の中に迷い込むイメージで作りたいですね。

 ぼくが演出だったら、深みを追求した芸術作品に作り上げたい気持ちです。

 というか、演出をやらせてください。

|

« 夜空のさき(3) | Main | 愛の流刑地速報 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 演出をやらせてください⇒「愛の流刑地」:

« 夜空のさき(3) | Main | 愛の流刑地速報 »