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街を歩こう:多摩地域(隔絶された公共圏、完結した自己コミュニティ)

 今回は、いわゆる東京西部は三多摩に、総理(仮)氏と視察を行なってまいりました。多摩都市モノレールの全線と中央大学の探訪です。

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 まず、中央線で立川まで行き、立川のグランデュオの上にある中華街に行きました。この中華街は、もう5年以上経ちますね。たまに、陳健一の麻婆豆腐のお店に食べに行きます。ぼくは、麻婆豆腐が好きなので、けっこう、お気に入りです。中華の中では、四川料理が好きかな。北京料理などの宮廷料理より四川ですかね。ただ、海鮮物も好きなので、上海系もいけます。でも、上海に行ったとき、やはり選んだのは、四川料理でした。

 ちなみに、四川料理なら、若松河田の「梅香苑」がおススメ。

 立川は駅前の再開発(特に南口)が進んでいて、去年かおととしぐらいに、新しいビルとかがたくさん建てられています。ミニバブルな感じですね。そのような中で、ラーメン博物館らしきラーメンスクエアというものができました。

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 コンセプトは、ニューヨークのようなのですが、ニューヨークとラーメンは融合できるのだろうか。なんだか、アンバランスで中途半端な気がしました。ニューヨークというより、それこそ、米国中西部あたりのチャイニーズタウンという感じでした。そう、これを書いていて思ったのですが、コンセプトをNYではなく、カリフォルニアとか中西部のチャイニーズタウンとかにした方が良いのではないかと思いました。総理(仮)氏にご指摘をいただいたのですが、すでに中華街(中国本土や台湾系)のコンセプトは、グランデュオの上で出来上がっているので、なかなか難しいわけです。でも、それだと、あまりにも溶け込んでいない感じなのです。それなら、いっそ、アメリカのチャイニーズタウン、ゴールドラッシュに湧く街とかはどうでしょう。でも、ラーメンも日本のラーメンだから、あまり合わないかも。単純に、博多の中洲の屋台街を再現するのでも良いと思うけど。

 街づくりというか、設計やデザインって難しいですよね。これも総理(仮)氏からご指摘をいただいたのですが、お台場なんかも含めて、なかなか格好悪い。例えば、ヴィーナスフォートなんかも中途半端。(→昔、レポートでヴィーナスフォートのコンセプトはなんだかわかるけど、中途半端というのを書いたことあります)。自由の女神像なんかも建てられているし。何をコンセプトにしたいのか、ブランドにしたいのかはわかるのですが、例えば、立川とか、お台場で、そのコンセプトで良いのか、というところは、もっと考える必要性があるのではないかと思う。

 これから街づくりというのは、やはり空間設計。空間デザインが重要なわけで、その街の素材を生かしたコンセプト作り、もしくはブランド化が重要です。都市の成長力なんかも、そんなところが源泉になってくるはずです。
 その意味で、立川とか多摩地域は、もっとやりようがあると思います。

 立川からは、多摩都市モノレールに乗り、一度、上北台へ。そこから先頭の座席に座り、「中央大学・明星大学駅」まで。中央大学で、学内を探訪。久しぶりに山の上のお稲荷さんをお参りしてきました。その後、サークル棟のリーフカフェで、多摩キャンカレーを食べ、生協の「ふらっと」でココアフロートを飲む。ここでの話題は、某機関のネタで盛り上がりました。

 その後、再びモノレール。多摩センターに行きました。

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 多摩センター一帯は、いわゆる郊外化をしているんですよね。道路は計画道路で道幅は広いのだけど、なぜか寒さを感じるのです。もちろん、立川と違って、住宅地区なので、同じ条件で比較はできないのだけど、人工住宅増設都市で、「人工」にひときわ感じる冷たさが漂っている。総理(仮)氏がおっしゃるように、生活と仕事が完全に一になっていて、この街で一体化しているのであれば住みやすいのではないかということは、そうかもしれません。つまり、生活領域と仕事領域が、この地域で完結をしてしまうのであれば、他の地域からの隔絶はあるにせよ、車で15分-30分圏内で、自分の行動領域・コミュニティ、公共圏を完結できるのであるのだから、効率的なのでしょう。郊外化とは、こうした隔絶された公共圏の中で、完結された自己コミュニティが浮島的に存在するということなのでしょう。だから、犯罪が起きやすいということもあるし、宮台真司氏の研究成果である郊外の方がテレクラや売春が多いということも頷けます。
 
 多摩センターには、サンリオ・ピューロランドがあります。

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 よく考えてみると、多摩センターの駅周辺は、本当に計画都市だ。駅の正面には、パルテノン多摩という芸術文化施設があり、左手にサンリオピューロランド、右手に三越(昔はそごう)、さらに右手を進むと郵便局と開発公社。

 風水的には、どうなのかわからないが、東西南北にそれぞれ、象徴的なポイントが置かれており、歩いた感覚だと、たぶん、等距離感覚である。街そのものが、限られた圏内でそこで完結しているのである。たぶん、70年代とかの都市計画のセオリー通りなのかもしれません。

 10年ぐらい感じている多摩センターの少しの不気味さ、寒さの原因は、「人工」都市の異様さ、郊外化された公共圏の異様さなのではないかと思いました。

 多摩都市モノレールができて、多摩川を越えることが飛躍的に楽になり、いわゆるストロー効果ではないが、人の流れが多摩センターから立川に移動しているという指摘もあります。そのような中で、多摩センターが生き残っていくには、もういちど、コンセプトの再設計、そしてブランド化が鍵なのではないかと思いました。

 都市設計デザイン・空間設計デザインの重要性を強く感じた一日でした。

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