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街を歩こう:四谷→市ヶ谷 夜桜見物

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 アヴェ・マリアを聞きながら、この原稿を書いています。今日は、雨が降るそうですね。今年の桜も、この春の雨で終わりでしょうか。

 「花の命は短く・・・」 少しせつない気持ちを心に留め置きながら、朝のニュース番組を見ていると、タイのタクシン首相が退陣表明をしたようです。

 さて、前置きが長くなったが、昨夜は、事務所からの帰りがけに四谷から市ヶ谷まで夜桜散歩をしてきた。市ヶ谷に行くときは、麹町から日本テレビ通りを歩くのだが、今日は、最初は市ヶ谷に行くつもりはなく、ただ、ぼんやりと歩いてみたかったので、新宿通りを歩いていた。

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 上智大学の前を通り、ふと夜桜を見ようと思った。ちょうど、赤坂~飯田橋までの土手沿いは、いつも桜がきれいだ。しかも、四ツ谷から市ヶ谷までの土手沿いは、村上春樹『ノルウェイの森』で、僕と直子が歩いた土手だ。ここから僕と直子の恋愛が始まるのだ。

 昨夜は、花見客で埋め尽くされていたので、あまり情緒的な桜を見ることは難しいかなと思っていた。市ヶ谷の方向に歩いていき、少し奥まっていくと、お花見の喧騒から解放され、静けさを取り戻し、ぼくは、情緒的な桜と出会うことが出来た。

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 桜の下に、若いカップルがいた。たぶん、キスをしようとしていたようだが、ぼくが通りかかったので、恥ずかしそうにしていた。ぼくが、少しわき道の桜に目をやったとき、若い男女は、その瞬間を逃さず、キスをした。

 若くて青い季節がなつかしくなった。そして、あの頃の心のときめきも。青春とは、まだ若さが残る果物のようなものなのだ。

 桜のトンネルは、都会の中に、少し異質ななつかしさを思い出させる空間を作り出していた。

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