僕が僕に出会うさき(10)
「からかうのもいい加減にしてくれないか」と、僕は怒った。彼女は笑うのは止めて、少し真面目な顔になった。「このぐらいで怒っていたら、私と一緒にいるのは無理だと思う」と真面目な顔でサキは言った。僕は、少し困った顔をしながら、言葉を失った。サキは、「ねえ、悲しい?」と聞いた。僕は、悲しい顔をして、「もちろん。君と一緒にいれないというのは悲しい」と言った。すると、サキはまた笑って、「本当にかわいい人」と言って、僕の手を引っ張った。僕はサキの上によりかかり、サキはソファにもっと沈み込んだ。


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