電話のさき(3)
「夜分にごめんなさい」と、ナツコさんは言った。「いいよ」と僕は答えた。ナツコさんは、「こうして電話をしていることで、なんというか、おこがましい言い方をすると、勘違いはして欲しくないんだけど」と、ナツコさんは話し始めた。「勘違い」という言葉に僕は心の奥が締め付けられるような思いがした。そして、とても悲しい気持ちになった。多分、これが電話ではなくて、ナツコさんに面と向かって言われたならば、さらにそのショックは大きかっただろう。
「夜分にごめんなさい」と、ナツコさんは言った。「いいよ」と僕は答えた。ナツコさんは、「こうして電話をしていることで、なんというか、おこがましい言い方をすると、勘違いはして欲しくないんだけど」と、ナツコさんは話し始めた。「勘違い」という言葉に僕は心の奥が締め付けられるような思いがした。そして、とても悲しい気持ちになった。多分、これが電話ではなくて、ナツコさんに面と向かって言われたならば、さらにそのショックは大きかっただろう。
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