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今夜、夢の中で君に出会う-再会、そして僕の欠落と忘れ物-(12)

 真知子の家に着くと、ユキコさんは、僕をリビングに通した。そして、僕をソファに座るように言い、彼女はお湯を沸かして、紅茶を入れてくれた。そして、少しおしゃれな洋菓子をすすめてくれた。僕は、緊張しながら、紅茶の煙をただ見つめていた。

 ユキコさんは、クラシックのCDをかけた。「君、クラシックは嫌い?」と聞いた。曲は、ヴィヴァルディの楽曲だった。僕は、「ヴィヴァルディは好きです」と答えた。彼女は、顔に笑顔を浮かべた。

 僕は、「お姉さんは、大学生なんですよね」と尋ねると、彼女は「そうよ」と答えた。

 「大学って、どういうところなんですか?あまり実感がわかなくて。楽しいところですか」

 「うーん。総じて楽しいところだと思うわよ。高校のときに比べると、歴然と活動範囲は広がるし、いろいろな人がいる。講義もいろいろな講義がある。サークルとかもあるけど、やっぱり興味のあることを専門的に勉強できるということが良いと思うわ。君は、将来の夢とかあるの?」

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