6月4日(土):米国東部時間
昨夜は、途中で起きてしまったこともあり、あまりよく眠れなかった。結局、寝たのは午前4時過ぎだっただろうか。午前8時に起きて、出発の準備をした。今日は、New Havenに移動する。
朝食は、ホテルのラウンジにて、僕の好きなモーニングだ。ベーコンとソーセージ、パンを何種類か皿に乗せる。それに、りんごジュースとコーヒー。村上春樹の『ダンスダンスダンス』を読みながら、朝食を食べていると、ウエイトレスさんが、何を読んでいるのか、それは日本語か、と興味深く聞いてきた。
僕は、「これは日本語だと」と答えた。彼女は、「それはラブストーリーなの?」と言った。
『ダンスダンスダンス』は、別にラブストーリーでもないし、ミステリーでもない。どのような分類をすれば良いのか、僕の頭の中で、日本語的にも戸惑いがあった。「とりあえず、ラブストーリーではない」と答えておいた。
New Havenへは、Amtrackのメトロライナーを利用することにしておいた。日本ですでにチケットを購入しておいたので、そのままゲートに行けばいい。ホテルからタクシーに乗って、ユニオン駅に向かう。少し時間があったので、ユニオン駅の中をぶらっとして時間をつぶした。
僕の電車は正午発だ。Amtrackの、しかもWashington D.C.-Boston間は電化されている。本当は、アセラに乗る予定であったが、現在は技術的な問題で運行されていないようだった。
Amtrackは、電車の遅れがよくある。また、基本的に大きな駅では、ホームもあらかじめ決まっていない。時間が迫ったら、Informationを見て、時間とホームを確認する。いわば、飛行機のような感じだ。電車の遅れは、例えば、今日は、フロリダ行きは、2時間30分ぐらいの遅れ、シカゴ行きは1時間ぐらい遅れそうだと表示されていた。日本のように一秒間隔の運行はされていない。交通事情の違いはあるだろうが、こういう電車の旅もいいものだ。鉄道会社としては、正確な時間でお客さんを運ぶことも重要であろうが、それが危険性とのトレードオフになった場合、優先順位をどこに置くのかということも今一度、考えることが重要ではないかと思った。
Washington - New York間は、約3時間である。電車の中には、電源があるので、パソコンなども使える。通常の客車は、座席間隔が狭いのであるが、メトロライナーは、狭さを感じなかった。もちろんインターネットは使用できないが、パソコンは使えるので、サービスとしては、なかなか良い。
New Yorkに到着するころ、僕は、カフェテリアに行き、昼食のサンドウィッチを買った。自分の席に戻り、NewarkからNew Yorkにかけての車窓を見ながら、イタリアンコンボのサンドウィッチを食べた。
New Yorkでは、5分から体感的には10分程度、いや実際には15分ぐらいか、停車をしていた。多くの客が下車していった。日本で言えば、東京から乗車して大阪に到着したという感じであろうか。Bostonには、6時55分到着予定なので、ちょうど、博多という感じだろうか。New Havenには、4時30分ぐらいの予定で、あと1時間30分の電車の旅である。
New Yorkを出発し、車窓を見ると、Washington - New York間とは、趣きが変わる街並みである。クラシックで美しい。New Havenに、4時30分に到着した。New Havenで、Springfiled行きの電車に乗り換えようとする。次のSpringfiled行きは、5時30分であったので、New Havenの駅で時間をつぶすことにする。
浜田先生と待ち合わせしているWallingfordは、New Havenの次の駅である。駅に着いたので、下りようとすると、電車のドアが開かない。ドアはひとつだけ開き、車掌さんが乗車する客のチケットをチェックできるようにしているようだった。
Wallingfordの駅に、浜田先生が車で迎えにきてくださった。そして、泊めていただく部屋にご案内いただき、シャワーを浴びて、博士論文についてご指導をいただき、夕食に出かける。
夕食の際に、ビールを飲んだからか眠くなってしまい、少し本を読み、就寝した。


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