No.127 卒業
桜咲く季節は出会いの季節
あなたに初めて会ったのもそうだった
冬の寒さを耐え忍んできたから
それだけ美しい花が咲くだろうと
そう信じることしかできなかった
あなたが残したぬくもり感じながら
あの頃をいつも振り返っていた
でも今日からは前だけを見つめて
ただひたすらに生きていきたい
儚い夢やせつない希望の詩の続きに
あなたはもういない
それが私の卒業
桜咲く季節は別れの季節
二度目の冬が終わってまた春が来る
君を見失ったときはもう遅くて
どんな気持ちや言葉も届かなくて
ただ泣くことしかできなかった
僕の中のあなたの面影や笑い声の記憶
一日が経つたび徐々に小さくなっていく
ふと瞬間に蘇るあなたとの日々
セピア色した写真の憧憬のように
あの頃は永遠に続くと思っていた物語に
あなたはもういない
それが私の卒業
あなたはもうここにはいない
新しいどこかの場所で幸せに生きている
それだけを心のどこかで祈っている
だから今日からは前だけを見つめて
ただひたすらに生きていきたい
儚い夢やせつない希望の詩の続きに
あなたはもういない
それが私の卒業


Comments